今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

東山 延命院 大泉寺(新潟県柏崎市大清水)

2021年08月26日 | 神社・仏閣
訪問日 令和3年6月3日

東山 延命院 大泉寺
重要文化財の観音堂があるということで訪れた
幹線道路から狭く曲がりくねった山道の上りを車を走らせる
途中、最近はほとんど目にしない「警笛」鳴らせの標識も数カ所ある

文化財案内板
駐車場に着いたときには精神的に疲れてしまい、車内から案内板をぼんやり眺めていた
初めて訪れる寺のため、この内容は後々役にたつ



案内では「木喰上人木額(市指定文化財)」となっていた
木喰上人が詠った詩を自ら刻んだ木額らしい



「小安地蔵尊」が文化財だと勘違いしていた



納経所・庫裡



本堂
真言宗豊山派の寺院 本尊:阿弥陀如来



彫刻









参道を進む



観音堂(重要文化財)
朱鳥元年(686年)泰澄禅師によって創建されたと伝えられている
戦国時代には、越後守護上杉房能、越後国主上杉謙信・景勝等が参詣し、武運の長久を祈ったとも伝えられている



永禄2年(1559年)落雷により焼失
現在のお堂は永禄3年(1560年)上杉家によって再建された
桁行三間、梁間四間、一重、寄棟造、向拝一間、茅葺






堂内に入る



外陣






「大悲殿」の扁額



左甚五郎がかかわっていたとは驚きだ



堂内丸柱中1本の柱は太さで日本一の萩の柱と確認されている



朱鳥元年(686)持統天皇の勅願により泰澄大師観世音を刻まれて御堂建立
本尊観世音は身代り観音と称せられ多くの人々の信仰を集めている



お前立の観世音(新潟県指定文化財)
上杉謙信の父長尾為景の寄進である



六地蔵



飯綱社(新潟県指定文化財)






覆いの屋根を造り社殿を保護している



内部には、一間社の流れ造り、店世棚造りの社殿が保護されている



隙間から撮ってみた



仁王門(新潟県指定文化財)
木々に隠れていて見逃すところだった






正面から



中越沖地震で全壊し復興
復興に要した費用は500万円(文化財は高額だと感じた)



仁王像
いつものように隙間にレンズを突っ込む



足元に手書きの説明文



室町時代(16世紀)の作らしい
1体だけが安置されていた



西国三十三観音霊場石仏






大泉寺は、日本海を見おろす海抜200メートルの山上にある



景色は綺麗だが、頭の中は帰りの下りの山道のこと






撮影 令和3年6月3日

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