田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

天に星(宇宙ステーション) 地には花

2024年05月30日 | 木々と花々

以前、

わが家で咲かせたヤマユリ(購入の球根)。

ヤマユリの種を頂きましたので、

2021年の春に蒔いておきました。

(以前の記事はココ)

 

1年目は芽をださず、

2年目に芽をだし、

今年3年目の状態です。

ポットに半分ほど植え替えました。

残りはプランターにそのままで

球根の植え込みは本来は秋ですから、

このまま様子見です。

(球根は1~2ミリです)

 

枯れたと思った、

クチナシも芽吹いてきたし、

刈りこんだマーガレットも再び咲きだしました。

薔薇も減らしてるのですが、

数えたら60本以上ありました。

四季咲き種が多いので秋まで楽しめます。

 

シャクヤクは何もしなくも増えて花開き、

オルレアも。

 

中庭の水鉢ではカキツバタも咲き、

奥庭のサツキも開いてきて花盛り。

 

子供のころからの花好き。

 

花にどれだけ癒されたか。

どんなに助けられたか。

♪♪♪

 

昨夜は8時から空を眺め、

宇宙ステーションも見ました。

 

宇宙ステーションについての以前の記事はココ

きぼうの画像

きぼう棟には日の丸が見えますね。

 

宇宙ステーションは、

地上400キロほど上空ですから、

星のようにしか見えませんけど。

 

 

(写真と図はJAXAからお借りいたしました)

 

空を見上げるのも好き。

 

小さいころから星を見たり、

お月様を見たり、

どんなに助けられたか。

 

宇宙ステーションは、

星ではないけど、

長~く消えない流れ星みたいですよね。

 

昨夜は、

大勢の方々が眺めたことでしょう。

☆☆☆

 

 

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呪詛:光る君へ第21回

2024年05月27日 | 趣味・本・テレビ他

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°光る君へ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

このドラマには「呪詛」(じゅそ)のことが、

出てきますよね。

『光る君へ』三浦翔平×竜星涼の対照的な芝居の画像

そもそも呪詛ってなに?

 

うらみに思う相手に、

災いが起こるように神仏に祈願すること。

(広辞苑)

 

呪いという言葉は、

のろい」とも「まじない」とも読みますね。

 

「まじない」というと、

少し良い意味も含まれてますが、

という文字も「のろい」と読むのですから、

呪(のろい)と詛(のろい)がふたつ合わさって、

のろいが増してるような漢字です

 

でも、

「人を呪わば穴二つ」ですから、

相手だけでなく、

呪っている自分にも災いは降りかかるのですね。

 

穴ふたつの「穴」は、

お墓の穴のことで、

 人に害を加えようとして墓穴を掘る者は、

その報いが自分にも及び、

自分の墓穴も、

掘らなければならなくなること

をいうそうです。

 

人を不幸に陥れようとすることは、

自分もまた不幸になることなのですから、

そんなことは、

しないほうが断然いいのですけど。

 

呪詛の由来は、

平安時代の陰陽道(おんみょうどう)からだそうです。

 

中国の陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)を輸入し、

そこに日本の古神道(こしんとう)、

その他を融合したものが陰陽道である

 

つまり「陰陽道」は、

日本で生まれた言葉であり概念も和製である。

と、

『陰陽道とは何か』(戸谷学著)に、

ありました。

 

でもね、

呪詛だけが陰陽道ではありません。

 

全く知らないのに、

何か書けば大きく間違えそうですが、

ハッキリしていることは、

陰陽師(おんみょうじ)って当時は、

官職だったとのこと。

 

ということは、

安倍晴明(あべのはるあきらせいめいは、

役人ということです。

 

陰陽寮(おんみょうりょう)について

 

陰陽師・暦を作る暦博士・天変を監視する天文博士・

水時計を監視する漏刻(ろうこく)博士などが属し、

これらに関する技能教育も行われた。

その後、

祭祀その他の呪術にまで職域を広げた。

(日本史小辞典からの引用)

 

それとは別に陰陽師は、

貴族の相談を受けたりもしたそうですから、

当時の陰陽道というものは、

政治を行うにあたっても儀式を行うにあたっても、

とても重要なものだったのでしょう。

『光る君へ』三浦翔平×竜星涼の対照的な芝居の画像

(写真はNHKより:第20回のもの)

 

前回20回のドラマでは、

女院・詮子(吉田羊)が呪詛され※

以前も、

道長のもう一人の妻の、

源明子が兼家(道長の父)を呪詛してましたね。

 

※道長の姉の詮子を呪詛したのは、

ドラマの中では、

伊周のせいにされておりましたが、

詮子の自作自演?

 

姉の詮子は策略家ですが、

それを見抜いた、

道長の妻の倫子はすごいですねぇ。

 

けれど、

女院さまと殿のお父上は仮病がお得意だったとか

と!言うなんて(笑)(笑)

いえ笑っているどころではなく、

倫子は小姑に負けずに強くなりましたし、

道長よりも、

さらに上をいきそうな、

ウフフフの微笑みの怖さです(笑)

 

20回の呪詛の件、

私は最初は妻の倫子を疑いました。

倫子様ごめんなさい。

 

でも・・・

あのウフフフの裏には、

何かまだあるような倫子の感じですねぇ。

 

「光る君へ」はメロドラマでもあり、

サスペンスでもあり、

政敵蹴落とし(失礼お詫びをば)ドラマでもあり、

コメディでもあり(実資部分・オウムのニーハオ)、

世直しドラマでもありますねぇ。

道長様が政によってこの国を変えていく様を死ぬまで見続けます

 

昨日のメロドラマ部分。

(まひろと道長が逢うセット:NHKよりお借りいたしました)

まひろと道長

引き離されても心ではいつも想いあっていて、

いつの日もいつの日も

そなたのことを

です。

いいな~いいな~素敵

 

廃邸だけでなく越前へ行く、

琵琶湖の青色も美しい映像でした。

火事の二条邸での定子も。

 

なお、

まひろがききょうに『枕草子』を書いたらと、

すすめる部分に似た文が、

『枕草子』最終章にあるのですよ。

もちろん、

紫式部が清少納言にすすめるなんて、

書いてはありませんけれど

 

またまた長くなってしまいますので、

これにて。

 

 

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家庭菜園色々

2024年05月26日 | 家庭菜園

今年も畑を頑張ってます。

ナスも植えましたし、

(今年はこのナスを主に12本)

 

苗購入のスイカ3本と、

マスクメロン1本も植えてみました。

夕顔は蒔かなくても勝手に発芽してきます。

 

自分で苗を作った、

トマトやトウモロコシ・カボチャ・

枝豆なども植え込みました。

 

冬を越したスナップエンドウは次々採れますし、

昨年100円で購入のワケギも、

鉢に植えたら芽を出してます。

 

モロッコ(自家種)も大和イモ(4個植え込み)も、

芽が出てますから、

支柱をせねば。

 

直播(じかまき)しておいた、

ニンジン・オクラ・キュウリも芽を出してます。

 

パセリもバジルも育っていて、

これまた、

大葉や赤紫蘇はアチコチから出てきます。

 

そうそう、

ネギもジャガイモも元気です。

 

ネギの花も摘んで、

天ぷらに。

畑のイチゴも赤くなってきましたので、

3個とってみました♪

 

畑は私一人でやっているので、

私の秘密の花園が草だらけになってます。

 

薔薇が咲きだしているので、

少しは手を入れてやらないとね。

 

さて今日は、

ご近所さんから届いた、

サツマイモの苗を植えます。

 

手も足も動き、

ありがとうありがとうで働きます。

 

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たくあん漬けの炒め物

2024年05月25日 | お料理&台所用品

昨年漬けた、

わが家のタクアン。

 

糠粕づけは3本ほど残っていて、

少し酸味が出始めたので、

地元知人にお聞きしたやり方で、

たくあんの炒め物を作ってみました。

 

少し塩出しをしてから、

油で炒め、

ミリン・醤油・だしの素・一味唐辛子で、

味付けです。

 

ご飯に合うのです。

食べ過ぎないようにチョコッとね。

以前は苦手な味でしたが、

こういう味を、

美味しいと思うようになった私。

 

立派な(笑)

田舎のお婆ちゃんになったということかも。

 

でもね、

お婆ちゃんに磨きがかかっていかないように(笑)

秋にはオシャレな着物好きの方と

着物でおでかけです

 

薄色(うすいろ)の色無地の予定ですけど、

かえって老けて見えるかな(笑)

 

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フキ:キャラブキ・酢漬け

2024年05月22日 | お料理&台所用品

フキを沢山頂きましたので、

細い部分はキャラブキにしました。

 

キャラブキは皮をむかず、

切ってから、

洗い桶の中でゴロゴロこするように洗い、

たっぷりのお湯で10分ほど茹で、

冷めるまで置きます。

 

まだ灰汁があるようなら、

水に浸しておくか再びお湯で煮ます。

 

フキの質によって、

灰汁の多さやら柔らかさが違いますので、

その都度工夫です。

 

灰汁が抜けたら、

水を切り調味料で煮込みます。

(下の分量は昔ながらの辛めです)

 

フキ400g・しょうゆ80CC・酒40CC・

みりん70CC・キビ砂糖大3・唐辛子1本

 

私は2倍量で、

落し蓋をして弱火で1時間煮ました。

トウガラシの辛みが効いてます。

普通のお煮物は皮をむいたほうが、

美味しく炊けますので、

長いまま、

さっと茹でてから皮をむき、

水に漬けて灰汁だしをしてから味付けです。

 

出汁とお醤油だけで煮たもの

(写真今朝煮たものと差し替えました)

 

切れ端を炒めて、

お醤油と砂糖で煮たもの

お鍋の保温熱を利用して、

ゆっくり柔らかく煮てあります。

 

茹でてから、

あく抜きをしたフキを、

カンタン酢に漬けて置きます。

一晩以上漬けてからフキ寿司に。

薄く薄くフキを切って、

寿司飯に混ぜます。

キャラブキも細かく切って載せました。

 

フキの兄弟寿司(笑)だから、

卵は載せなくても良かったかな。

いつもは載せず、

フキの味と香りを楽しみます。

 

酢漬けは、

マヨネーズサラダにも刻んで入れちゃいます。

ミョウガの酢漬けもですが、

マヨネーズには、

兄弟姉妹のような(笑)酢漬けは意外に合います。

 

上記は頂き物のフキで作りましたが、

わが家のフキで、

もう一度キャラブキを作ってます。

 

昨夜茹で、

ただいま灰汁出し中。

お醤油少な目で作ってみます。

 

フキって

時間もゆっくり流れるし田舎の味ですね~

 

 

 

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位階:光る君へ第20回

2024年05月20日 | 趣味・本・テレビ他

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°光る君へ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

官位とは官職位階の二つをさすそうで、

(18回に官位表を載せました)

位階(いかい)とは、

30階に分けられた身分の序列だそうです。

下のものを数えたら30ありました。

 

  • 正一位、従一位
  • 正二位、従二位
  • 正三位、従三位 (三位以上からは上・下がないそうです)
  • 正四位上、正四位下、従四位上、従四位下
  • 正五位上、正五位下、従五位上、従五位下
  • 正六位上、正六位下、従六位上、従六位下
  • 正七位上、正七位下、従七位上、従七位下
  • 正八位上、正八位下、従八位上、従八位下
  • 大初位上、大初位下、少初位上、少初位下(初位はそいと読むそうです)

 

まひろの父親・藤原為時は、

正六位上(しょうろくいのじょう)でしたが、

ドラマでは道長の推挙により、

従五位下(じゅごいのげ)になりました。

 

位階が上がると、

その身分に見合った官職に就任できるとのことです。

(キチンと実行されてたかはわかりませんが)

 

道長は、

倫子と結婚する前は、

倫子の父親が婿としてどうかと渋る、

四位(しい)か五位(ごい)だったと思います。

 

ですが結婚後は三位(さんみ)になり、

二位(にい)になりと、

一気に上がりましたね。

地位が一つでも上がると当然俸禄も上がるので、

今の金額に換算すると、

道長はすごい金額を頂いてたようですよ。

 

でもドラマですね~

まひろが為時のふりをして、

父親の申文(もうしぶみ)を書くなんてことは、

ありえないと思いますが、

淡路と越前の任国の交換は史実のようです。

 

当時交易を求めて越前に来ていた、

中国・宋の商人との折衝に当たらせるため、

という説はあるようですから

 

ドラマでは「一編の漢詩が天皇の心を動かし」と、

前回書いた説で、

為時は越前国へだったのですね。

 

けれど、

越前国に決まっていながら急に替えられた、

源国守(みなもとのくにもり)は、

お気の毒です。

 

為時より位は上の、

従四位上(じゅしいのじょう)でしたが、

ショックで寝込んでしまい、

その年に亡くなられたそうですから。

 

ところで、

まひろ(紫式部)は清少納言とも、

あのように親しく付き合ったとは到底思えませんし、

定子のお屋敷へ、

庶民姿で忍び込むなんてありえません。

 

あれでは「家政婦は見た」になっちゃう(笑)

(ケチをつけて申し訳ありません)

 

で、

いつのまにか藤原実資(ふじわらのさねすけ)は

検非違使別当(けびいしのべっとう)になっておりましたが、

実資の日記『小右記』には、

ドラマで放映されたあたりのことを、

細かく書いてあって面白いです。

 

藤原行成も実資の役職だった、

蔵人頭(くろうどのとう)にでしたから、

従四位に上がって、

今後の出世の道が開けてきました。

 

道長さまのおまえへの想い

と話す父娘の会話。

 

2人の間から見える庭には、

夕日が当たっていて綺麗な映像でしたね。

 

話が早すぎますが、

父親は寝たふりをしていて、

まひろと宣孝の話を、

盗み聞きしてたのかもと思いましたけど、

今後の伏線(ふくせん)かな

 

その道長は、

伊周と隆家の失脚を喜ぶわけでもないし、

お情けをもって事にあたらないと帝とは言えないと思います。

とか、

謹慎中の伊周の目通りを許したり、

伊周に、

私も過酷なことは望んでおらぬ

と言ったり、

里へ帰された定子を内裏に手引きしてあげたりと、

『光る君へ』三浦翔平×竜星涼の対照的な芝居の画像

道長の優しさが、

随所に感じられた回でした。

 

そうそう、

嫡妻の倫子にも優しいですよね。

 

この回の場合は、

まひろからの文書のこともあり、

(道長はまひろの文字だ!ってよくわかりましたね)

道長は妻に後ろめたくもあったでしょうし、

倫子は母親に、

「大臣の妻の心得」を伝授(前回)されてますから、

強く出られたのかも(笑)

でも!呪詛の件。

何だか彼女が一番怪しいような。

追記

もしかしたら妻ではなく、

寝込んでいる本人??

(道長の姉・詮子)

 

あの大事にしている漢詩には、

道長の秘密の何かがある・・・と察しながらも、

にこやかに振舞う倫子は、

夫の道長とまひろとの関係を、

いずれ知ることになるのでしょうが、

どう描かれるのでしょうね。

 

史実では長生きした倫子。

葛藤しながらも、

世を変えていこうとしている夫のために、

愛する我が子(彰子)のために大らかに受け入れていくのかなぁ。

(わかりません・私の想像です)

 

なお、

道長が執務していた後方にあった、

現在の衝立(ついたて)のような障子には、

年中行事が書かれているそうですよ。

夜勤もあり、

結構忙しい貴族たちだったようです。

 

まだ書きたいことはいっぱいあるのですが、

長くなるのでこれにて。

 

追記

花山院の事件の時、

一条天皇17才・花山院33才?・道長31才・

詮子35才・定子21才・実資40才

 

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保存食:頂き物で

2024年05月18日 | 日日是好日

田舎は、

何があって何がないのかわかってるのか(笑)

色んなものが届きます。

 

まだ成らないだろうからと(10日前)、

スナップエンドウ。

わが家でも採れだしたので、

実は茹でて冷凍保存です。

 

タケノコもないよねと。

タケノコはこの後も頂いたので、

灰汁だし後に薄切りにして、

お砂糖まぶして冷凍にです。

フキもねと。

フキは、

写真だけではなくド~ンと頂いたので、

キャラブキなどに。

(後日記事に致します)

 

写真を撮らなかったんですが、

御菓子も色々頂き、

冷凍保存。

 

冷凍庫万歳なんですが、

昨年のオクラが出てきました(笑)

草取り婆さん、

そのほかの用事も満載で、

丁寧な家事をやっていないことがバレバレ。

何だか恥ずかしい。

 

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内裏:光る君へ第19回

2024年05月15日 | 趣味・本・テレビ他

初歩的なようなことばかりですが。

 

内裏について

 

内裏(だいり)とは、

天皇の住居としての御殿のことを言います。

 

794年(延暦13)の平安遷都で作られた内裏は、

960年(天徳4)に全焼しているそうです。

 

里内裏(さとだいり)について

 

平安京内裏の外に、

臨時に設けられた皇居のことで、

多くは、

摂政・関白などの外戚の家をあて、

火災などにあわれた時は、

そこにお住まいになられたようです。

 

京都御所について

京都御所略図

(パンフレットの図が見にくいので宮内庁ホームページよりお借りいたしました)

 

京都御所は

1331年(元弘元年・鎌倉時代)から、

1869年(明治2年)まで、

明治天皇が東京に移られるまでの、

約500年間、

天皇のお住まいとして使われたそうです。

 

現在の京都御所の場所は、

里内裏のひとつ(土御門東洞院殿)とのこと。

 

なお京都御所も、

幾度となく火災にあったこともあり、

建築様式や全体構成は、

時代と共に変化していったとか。

 

数年前に、

京都御所に行っておりますが、

平安遷都で作られた内裏図に比べれば、

敷地は広くも、

建物の数は少なかったです。

 

それにしても、

火災が多い内裏ですから、

ドラマにもそういう様子が描かれるかも。

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°光る君へ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

「後宮へおいでになりたいの」

と、

ききょうはまひろに言いましたが、

後宮は、

天皇の住む仁寿殿(じじゅうでん)の後方にある、

承香(しょうきょう)・常寧(じょうねい)・貞観(じょうがん)・

弘徽(こき)・登華(とうか)・

麗景(れいけい)・宣耀(せんよう)の7殿と、

他5舎との総称だそうです。

(最初の図にあります)

 

登華殿(とうかでん)とは、

皇后・女御などの部屋をさすそうで、

定子のサロンはここでしたね。

 

まひろは登華殿(とうかでん)で定子と対面。

(写真はNHKよりお借りいたしました)

まひろは十二単。

色合いがとても良かったです。 

でも当時の女性が、

天皇に、

政にたいする意見を述べるなんてことは、

ありえないと思うのですが、

このドラマはまひろ(紫式部)ワールドですから、

物語として楽しんでます。

 

画鋲のようなものを故意に置かれるなんて、

陰湿ないじめは、

いつの世もあったんですね。

あの画鋲のようなものは平安期にあったのかな?

釘なのかな?

 

内裏での陣定(じんじょう)の後の騒ぎに、

「そんなに面白いことがあったのか」

なんて言う実資ですが、

道長と伊周の口論については『小右記』に、

あたかも闘乱のようで皆非常を嘆いた

これは源俊賢(みなもとのとしかた)の語った説である

と、

記されてます(青文字は現代語訳)。

実資の存在感いいですね(笑)

 

大国(たいこく)・下国(げこく)について

(図は『紫式部とその時代』43Pより)

 

上図のように、

まひろの父の為時は、

下国である淡路国ではなく、

大国である越前国ですから大抜擢ですね。

ここまだ決定ではなく、

位だけですね(従六位から従五位下に昇格)

(スマホだと見にくくてすみません)

 

ドラマでは、

道長のおかげのように描かれてましたが、

藤原為時には、

得意の漢詩による出世の説話がある。

貴族の人事異動にあたる「除目(じもく)」の際に詠んだ、

一編の漢詩が天皇の心を動かし、

当初は、

最下格国の淡路国守(あわじのくにのかみ)だった任官が、

最上格国の越前国守に変更された

という話もあるのです。

 

しかし、

そういう記述が残ってるからと言って、

これも史実とは限りませんね。

私は歴史に関しては、

疑い深いのです。

 

そして、

久しぶりの藤原4男子の会話。

 

道長と公任は同い年。

斉信は1才下で行成は6才下かな。

 

内裏で道長は、

「帝は民を思う御心あってこそ帝たりえる」

と、

凛々しく言っておりましたが、

友人たちとは随分くだけた会話ですねぇ(笑)

 

なお、

斉信の妹たちは、

皆そろって美女だったらしく、

1人は花山天皇の寵妃(藤原忯子)でした。

 

でも花山天皇は出家した身なのに、

亡き忯子の面影を妹(四女)にもとめて?

斉信の屋敷に通ってたのですね。

 

でも三女の光子は、

伊周(これちか)の想い人なので、

彼女らの屋敷の前に、

立派な牛車(ぎっしゃ)が止まっていれば、

伊周だって、

光子のところへ来たのかと勘違いしますよねぇ。

「美は罪」という言葉もありますが(笑)

罪作りの姉妹たちでした(すみません)。

 

勘違いしたとはいえ、

花山院に矢を射るなんて大事件(長徳の変の始まり)。

 

貴族の乗り物は馬車でなく牛車(ぎっしゃ)

(源氏物語絵巻「夕顔」より借用)

 

ドラマでは、

伊周の弟の隆家が矢を放った描き方でしたが、

従者という説もあります。

 

藤原道隆の嫡男・伊周は、

和歌や漢詩や笛や弓などにも優れ、

眉目秀麗(びもくしゅうれい)な青年で、

叔父の道長より早い出世だったのですが、

これより暗転していきます。

 

一条天皇に寵愛されている定子も、

次々後ろ盾を無くしていくわけですから、

今後が案じられます。

 

 

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自生のボタンが咲きだしました

2024年05月13日 | 木々と花々

親株のこぼれ種から芽を出したボタンが、

今年もまた一番先に咲きました。

開花3年目で13個。

私が命名した「倭姫(やまとひめ)」です。

(写真の色がきれいに出ないのが残念)

 

以前、

自生ボタンのことを記事にしましたが、

昨年も3カ所に植え込みました。

大きくなったものは来年咲くかも。

そして今年もまた、

自生ボタンを鉢上げしました。

3年後には咲くでしょう。

 

古株は40個以上の花が咲いてます。

(吉野川)

白ボタンも植えたいです。

 

それにしても、

木でも花でも何でも、

芽が出やすい庭ということは、

草も、

ご機嫌で生えるということですので、

婆様大忙し。

 

座ればボタンなんてとてもとてもで(爆)

田舎の草取りお婆ちゃん。

白&青の小庭では、

2種類のミヤマホタルカズラが咲きだしてます。

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官位:光る君へ第18回

2024年05月09日 | 趣味・本・テレビ他

まだ元気は出ないけれど、

気になった、

大河ドラマのことを書いてみますね。

 

古典苦手ですし、

歴史にも詳しくないのですけれど、

大昔を想いだして初歩的なことを、

私自身のおさらいにです。

(外国の方もいらしてくださってるのでフリガナをつけておきます)

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°光る君へ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

18回で一条天皇は、

道長に内覧(ないらん)宣旨(せんじ)を出したという、

話がありましたね。

 

内覧とは、

天皇に奉る文書や、

天皇が裁可する文書など、

一切を先に見る役目ですが、

令外官(りょうげのかん)ですので、

官位表には載ってません。

 

律令の「令」にない役職だから、

令外官

 

大宝律令は701年(大宝元年)

養老律令は718年(養老2年)

 

摂関政治もその後ですので、

摂政・関白も令外官です。

官位相当制 : 源氏物語を読む

(表はネットより)

 

一番上の、

太政大臣(だじょうだいじん)は最高職であるのですが、

実務を行わない名誉職で、

ふさわしい人がいない場合は、

空席とのこと。

 

また大臣・大臣とありましても、

同列ではなく、

左大臣が総理の役目なら、

右大臣は副総理のような役目だそうです。

 

道長は疫病流行の995年に右大臣になり、

左大臣は居なかったのですから、

一気に公卿(くぎょう)のトップ。

妻の倫子と義母がオホホと笑ってましたね。

 

なお関白のほうが、

左大臣より上位のようですが、

史実でいけば道長は翌年左大臣になり、

 

摂政や関白は、

左右大臣より地位は高くても、

貴族の重要な会議に、

出席することができませんから、

道長は地位より実際に政(まつりごと)ができるほうを、

選んだのですね。

 

ドラマでいえば、

まひろ(紫式部)との約束を実行しようとしている、

というところでしょうか。

 

関白になりたかった、

伊周は内大臣のままでした。

 

内大臣は左大臣・右大臣に次ぐ官職で、

これもまた令外官。

 

右端の蔵人所(くろうどどころ)とは、

注1に、

天皇の秘書課みたいなところのようだと、

書かれてますが、

ボヤキの藤原実資(秋山竜次さん)が、

蔵人頭(くろうどのとう)でしたよね。

「いよいよ伊周か、よろしくない流れであるな~」

と言われてましたが、

彼は時世をよく読んでますね。

このあたりのことも日記(小右記)に付けてあります。

 

実資は仕事をキチンとする人だったようで、

蹴鞠(けまり)も上手だったらしい。

 

道長は少し遅れて日記を書き始めますので、

(残存するものでは998年)、

この辺りのものはありません。

 

女院(にょいん)詮子の道長夫婦に対する叱責や、

一条天皇への、

「母を捨てて妃のいうことを聞くのですか」と、

鬼気迫る演技は凄かったですね。

 

本当に、

あんな言い方をしたのかはわかりませんが、

何より詮子は、

一条天皇の母なのですから、

こうした人選には、

相当大きな影響を与えたことでしょう。

 

そして、

妃である定子に言う兄の伊周(これちか)の言葉。

「皇子を産め」「悔しかったら皇子を産め」の殺気立った演技。

これまた恐ろしいほどでした。

そのような中で、

一条天皇(塩野瑛久さん)は美しく、

静かなたたずまいでいいですね。

塩野瑛久「光る君へ」一条天皇VS詮子の御簾を越えた対峙振り返る ...

静かだと言えば、

妻殺し・母殺しの道兼の死を知った、

まひろの父とまひろの語らい。

 

「さぞや無念であったろう。しかしこれで良かったのかのう」

「あのお方の罪も無念も全て天に昇って消えますように」

 

この父(為時)と娘(紫式部)の描かれ方には、

いつも心打たれるものがあります。

 

そして月夜に、

道長とまひろは互いに引きあうように、

想い出の廃屋に出向きますが、

まひろの心の声だけで静かに別れます。

 

私ども視聴者には、

かってのシーンが思い浮かぶので、

いろんな想いが交差しますよね。

 

何だか、

動と静の回でした。

(ドラマの写真はNHKよりお借りいたしました)

マイルーム脇の庭では白のリラに代わり、

紫のリラが咲いてます。

 

 

コメント (20)
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