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何とも言いようがない ドゥオーモ ミラノ

2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 
★何とも言いようがない 聖バルトロメオ像 ドゥオーモ ミラノ





 まずはゆっくり『聖バルトロメオ像』を見てください、この像はかなり衝撃的な作品なので『ドゥオーモ』を紹介する際には必ず出てくるのであなたもどこかで目にされたことがあるのではないでしょうか?

 この『聖バルトロメオ』は実はキリストの12人の使徒のうちの一人なのです、私も聖書を勉強した時期があるのですが覚えていませんでした。ネット上でもあまり情報がありません。

 


 聖書の言い伝えからはこの『バルトロメオ』『タダイ』と共にアルメニアに宣教に行き、そこで迫害にあい、全身の皮を剥がれて殉教したと書かれています。


 マントのように羽織っているのは彼の皮なのでしょうか?筋肉がむき出しになっています。

 ステンドグラスを入れて撮影してみました、何となく現実感覚がないですね。

 手には自分の手の皮を持っています、この作品は『マルコ・ダグラーテ』という彫刻家によって1562年に制作されました、この時代は厳格にカソリックの規律によりすべてが律されていたので、人体を解剖することなどは、とてもできるものではありませんでした。

 『ダビンチ』はその規律を犯して人体解剖を行い、ドイツ人の弟子たちに協会に密告され危うく宗教裁判にかけられるところでした。さて、この作者がどうして皮をはいだ人体を知ったのかはわかりませんが、よくできています。





 後ろ側が見える角度です、後ろにしょった皮の先に髪の毛が彫られています。かなりリアルです。

 また、今的なエピソードでいえば『聖バルトロメオ』その当時ものすごい勢いで、それもたびたびヨーロッパを襲った「黒死病」ペストから民衆を守る聖人としてあがめられていました。

 バルトロメオ様どうかコロナから人類を救ってください。これが祈りなんでしようね。
 

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