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時の栞・翡翠工房

法事で田舎(鹿児島県)に帰っていました

9月になりました☆

法事で田舎(鹿児島県)に帰っていました。
数えれば、7年ぶりです。

前回は、行きはフェリーで帰りは陸送という、のんびりコースでしたが
今回は、行きも帰りも飛行機で往復2時間の コースでした。

遠いような近いような変な感じです。

祖父母の建てた家は ”とんとん”と言われる用水路の上に
建っていましたが、水害の恐れがあり立ち退きになりました。

そこで、水害の被害のない少し離れた場所に 家を作り直しました。
築12年ほどかと思いますが、高齢のために掃除が行き届かず
ちょっと すごい状態だったので まず掃除から始めました。

2日目の朝、妹と2人で散歩に出掛けました。
稲が実り 珍しい鳥が鳴き、赤とんぼが舞う いつもの田舎でした。
「田舎のおばあちゃんの 前の家があったところに 行ってみようか」

ふたりで てくてく歩くこと15分ほど・・・
小さいころよく通っていた温泉があったところの橋を渡り 
川を超えると 草木が生い茂ったところがありました。

「ここやで~家のあったとこ。」
もう、裏山の一部になっていました。

田舎のおばあちゃんの家は ここなんだよなー
あの2階建ての家じゃないんだよなー

大島紬の職人だった祖母の家は、機織り機のある部屋が作られ
鶴の恩返しの おつうさんの部屋みたいでした。
裏山の石垣からは、小さい蛇が 歓迎の挨拶?に出てくるような
長閑な家でした。

母が、「ただいまって、言って入ったら良いのかな・・・
お邪魔しますって言ったほうが良いのかな・・・」と
呟いた気持ちもよくわかります。

2世帯住宅で 叔父叔母家族も一緒に住んでいるあの家は
少し他人行儀な家になっていて 実家とは違うものでした。

この草むらの中にあった 「あの家が 田舎のおばあちゃん家だよなー」
そう言いながら 妹ともと来た道を戻りました。

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コメント一覧

翡翠
>風花さま

祖母は展示会用の 大島紬を織ってました。
ガサツな性格?な割には、機織りは
すごい几帳面で完成度が 高かったとかで
定評があったそうです。

小さい頃は、パッタンガッタンと、機織り仕事を
していましたよ~
今思えば、貴重な時間だったですね~

糸を切ると、そこからやり直しなので、
絶対に触るな!って言われてました

風花
ちょっと、ほろ苦さ漂う
田舎時間だったんやね。
お祖母様、大島紬の職人サンやってんね。
翡翠サンの根っこの部分に
職人気質っぽいのが見え隠れするのは
コレだったのね。
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