見出し画像

時の栞・翡翠工房

古事記


今年、伊勢神宮の式年遷宮と出雲大社の平成の大遷宮の年です。

お正月は、古事記を読もう~と、「眠れないほと面白い古事記」を
買ってきて今読み終わったところです。

古事記上巻は、日本神話の世界です。



イザナギノミコトから生まれた、天照大御神 月読命 須佐之男命 (イザナギノミコト一人で生んでるんですね~
男神ですが、イザナミノミコトを追いかけて、黄泉の国へ行ったときに、両性具有の力を手に入れたそうですよ)
 
須佐之男命のヤマタノオロチ退治~大蛇の尾から出てきた ”草薙の剣”
このあたりは、皆良く知っているお話なんですが・・・

ニニギノミコトが(天照大御神の孫)見染めて妻にした、
大山津見神(山の神様)の娘、妹のコノハナサクヤヒメは美しく、姉のイワナガヒメは美しくなくて、
美人の妹だけ妻にした結果

コノハナが咲くように栄えるけれど、岩のように永遠にかわらぬ寿命は得られないと言われました。
残念ですね~

コノハナサクヤヒメが生んだ子が、後の 海幸彦 山幸彦 になりまして、
山幸彦は、海の中の大綿津見神の娘、トヨタマヒメと結婚して

トヨタマヒメの生んだ子が、叔母のタマヨリヒメと結婚して(ここでも年の差婚が!しかも叔母と甥っ子!)
彼女の生んだ子が 後の神武天皇になる~という・・・

壮大なストーリーがまだまだ続きます。

この中で面白い記述が・・・
イザナギは、妻のイザナミを連れ帰るために 黄泉の国へ乗り込むんですが、
彼女はすっかり黄泉の住人になっていて、「良いって言うまで見ないでね!」と言うんですね~
で、見ないでと言われると見ちゃうんですね~
で、ものすごい怖いイザナミがおっかけてくるものだから、別れるっていうんですね。
こんな時代にもすでに離婚が・・・

ちなみに桃を投げて難を逃れたので、桃には邪気を払うって意味があるそうです。
ああなるほどーと思いました。


トヨタマヒメも、出産のときに「見ないでね~」と言ってるんですが、旦那の山幸彦は見ちゃうんですね~
で、海に帰っちゃうんですね。

鶴の恩返しのようなこの問答、女の人の秘密は覗いては駄目だということです。
女性を「姫」と表現しますが、「秘め」という意味で、女性の秘めた部分は見てはいけないのだそうです。


上巻は神様の世界ですが、中巻~下巻に至るまでには、ずいぶん歴史の教科書っぽい
世界になって行きますね。
推古天皇までが、古事記だそうです。


私は神社ガールなんで、毎年あっちこっち参拝するんですが、摂社末社の神様は
うーんどのような神様なんだろう??って御神名の木札を見ながら 思います。
今回の本でずいぶんハッキリしましたね。


今年はどこの神社に行こうかなあ
ワクワクですね

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

翡翠
>kotoraさま

そう、登場人物の名前 長すぎ!
たとえば、スサノオノミコトは タケハヤスサノオノミコトといいまして、健速須佐之男命です。
タケハヤは勇猛迅速という意であります。

スサノオが、クシナダヒメと新居を構える際に歌った歌。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を

八重に立ち上る美しい雲。
その雲が、八重の垣となって宮殿を取り囲んでくれる。
私は妻を得て、この宮殿を建てるのだが、
そこに私と妻を 閉じ込めるように雲が立ち
八重の垣をつくる。

ああすばらしい八重垣であることよ

新婚ラブラブ~何か人間くさくて親しみがわきますね。

ちなみに、スサノオの義理父(妻の父)の名は

イナダノミヤヌシスガノヤツミミノカミ
稲田宮主須賀之八耳神です  長!!!









kotora
古事記
話の内容とかは面白そうやねんけど、登場人物の名前とかが覚えられない...
でも翡翠さんの解説分かりやすい~
お陰で興味が出てきました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事