もこにゃんとばあば

もこにゃん もうすぐ八才(2015年生れ)
登場数は少ないですがヨロシク!にゃん

野球小僧

2023-03-23 05:32:12 | 俳句・短歌

世界一野球小僧の春の雷

信頼が信頼を呼ぶ侍の

   桜花爛漫国中を埋め

 

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投げる。打つ。捕る。走る。一つひとつは単純な動きだ。

その連なりに白いボールが加わったとたんに、手に汗握るドラマに変わる。

野球が持つそんな魅力を心から味わう2週間だった。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本代表の優勝で幕を閉じた。

MVPに輝いたのはやっぱり大谷翔平選手だった。打席からブルペン、そして抑えのマウンドへ早変わり。

米国との決勝の最終回、160キロ超の剛速球で相手を手玉に取った。

漫画のようだ、と脱帽するしかない。

世界一を決める試合なのに、どこまでも楽しそうだったのがこの人らしい。

「侍」という武張った呼び方はどうも似合わない。

<ボールが一撃されたなら/飛び出していくよ 少年は/さだめられた次の杭へ/そして 歓びいっぱいにホームへ>。

1744年に英国で刊行された本にある詩「ベース・ボール」。

詩人の平出(ひらいで)隆さんが随筆「ウィリアム・ブレイクのバット」で紹介している。

今の野球の源流なのかもしれない。詩に登場する少年は大谷選手みたいだ。

スターぞろいのチームがまとまったのは、個々の力を引き出す栗山英樹監督の手腕が大きい。

不振に悩む選手も信じて起用を続けた。教師を志した経験が生きていよう。

優勝後の言葉が胸に残る。

試合を見て「野球をやろうと思ってくれた子どもたちが必ずいる」。

きっと、未来の代表選手たちが・・・。(北海道新聞卓上四季2023.3.23より)

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WBCは日本中が沸きあがりましたね~、昨日のダイジェスト版にかじりつていました。(^^♪

北海道の日本ハムファイターズに関連する選手・監督・コーチ等たくさんの人たちの活躍に北海道民は凄く盛り上がっていました。

ただ一人の北海道出身の伊藤大海投手の活躍も地味ながら素晴らしかったですよね。

彼の精神力は大したものだと言われています。

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日本人のスポーツと言えば相撲でしたが、春場所で横綱・大関が誰も居なくなると言うことが起きましたが、相撲も頑張ってほしいですね。


つぼみ

2023-03-22 05:36:40 | 俳句・短歌

蕾すら見えぬ間に消えものの芽や

オランダのチューリップ農家のおじさんは

       病葉はすぐ抜くと云いけり

 

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軟らかくなった雪の間から大きな遊具やベンチが顔をのぞかせる。

旭川市内の誰もいない公園を歩くと、雪解けのしずくが落ちる音だけが耳に残った。

2年前の3月23日、この場所で中学2年の広瀬爽彩(さあや)さんが変わり果てた姿で見つかった。

行方不明になって1カ月余り、夜の冷え込みがまだ厳しい時季だった。

体が凍え、意識が薄れる中で何を思ったのだろう。

中学に入った直後から、いじめの標的となった。人間としての尊厳を奪う行為を強いられ、逃げ場もなく追い詰められていく。

何度も助けを求めたけれど、学校も教育委員会もいじめと自死を止められなかった。

昨年亡くなった精神科医の中井久夫さんも凄絶(せいぜつ)ないじめの被害者だった。

体験を踏まえた論考「いじめの政治学」によると、いじめは孤立化、無力化、透明化の3段階で進行する。

暴力や脅しで力をそがれた被害者はやがて透明な存在となり出口を失う。

広瀬さんが命を絶った公園は住宅街の一角にある。学校や行政庁舎もほど近い。待ちに待った春が来れば、子どもたちの歓声がこだますることだろう。

14歳の少女は地域社会でも見えない存在となっていたのか。

現場近くの献花台にはピンクのチューリップが手向けられていた。元気なら高校生になっていたはずだが、人生のつぼみが花開くことはなかった。

なぜ救えなかったのか。私たちに突き付けられた重い問い掛けだ。(北海道新聞卓上四季2023.3.22より)

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この問題は北海道で起きた事件でしたが、全国放送で特集を組むなどしていましたので、ご存じの方も多いと思います。

市教委の対応のまずさですっかりこじれてしまい、被害者は死と云う代償を払ってしましましたが、加害者たちにも大きな傷を残したと思います。

学校内のいじめについても加害者が分かった時点での対応がとっても大事になってくると思います。

広瀬さん事件は学校と教育委員会の対応のまずさから起きたことです。

咲かない蕾で終わらせてはならない。

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昨日は今年初めて何だか暑いなと思いましたが、気温はそれほど高くもなく9時頃10.5℃でした。

今日と明日は12℃の予報です。

その後はまたぐっと気温が下がり、一週間後に気温は戻りそうです。

これで今年の冬も終わりそうです。


ボクサー

2023-03-21 05:39:30 | 俳句・短歌

鷹化して鳩となりけり人の目は

群鳩のふくみ声街路に溢れ

    ダメージ受けたボクサーのごと

 

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中学を卒業した後にボクシングを始め、国体にも出場した。

プロになると、日本フェザー級6位に到達する。袴田巌さんは派手さこそないものの、粘り強く戦うボクサーだった。

だが引退後も闘いが終わらないとは夢にも思わなかったろう。

1966年に静岡県で起きた一家殺害事件で死刑が確定する。

警察の過酷な取り調べによって犯行の自白に至ったが、公判でも獄中でも一貫して身の潔白を訴えてきた。

捜査はずさんだった。唯一の物証とされる衣類がみそタンクで「発見」されたのは逮捕から1年後。

犯人の所持品のはずのズボンも袴田さんにはサイズが小さすぎた。

再審の開始を認めた東京高裁は捜査関係者が証拠を捏造(ねつぞう)した可能性に触れた。

事実だとしたら、でっち上げそのものではないか。

きのう、検察側が最高裁への特別抗告を断念した。袴田さんは再審公判で無罪となる公算が大きい。

検察は誤りをいまだ認めていないが、ようやく救済のゴングが鳴る。

長すぎる歳月と死刑執行への恐怖は、87歳の元ボクサーの心をさいなんだ。

90歳の姉ひで子さんの祝福も理解できたか心もとない。

失われた人生の重さが痛ましくなる。検察庁が掲げる「検察の理念」がある。

「権限行使の在り方が、独善に陥ることなく、真に国民の利益にかなうもの」か、内省と謙虚さを検事に求める。

不屈のファイターに対して胸を張って示せるだろうか。(北海道新聞卓上四季2023.3.21より)

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検察の特別抗告は断念されましたね。

まだ先行きは決定ではないものの、本人は勿論ですが、姉の秀子さんの人生も変えてしまった事件はどういう形になるのでしょうか。

57年前の出来事、真犯人は・・・・・。

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今日は年に何回も無い大吉日です。

天赦日と一粒万倍日そして虎の日が重なっています。

令和5年の大吉日は今日のみです。

宝くじとは→現行の日本の宝くじは1948年に当せん金付証票法(昭和23年法律第144号)に基づき浮動購買力を吸収し、もって地方財政資金の調達に資することを目的とする為に運営されている。

ということですので、宝くじを買うことは地方財政を豊かにしているようです。

地元の宝くじ売り場で買いましょう。

地方も潤い、もしかしたらとの夢も買って楽しむのも良いのではないかと思います。


内戦

2023-03-20 09:24:06 | 俳句・短歌

オホーツクのトロットロなるの春の波

安らぎは包み込むよな柔らかき

      ミルクのようなオホーツクの海      

 

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半世紀ほど前の米国で、人種差別を批判する歌が人気を博した。

かつての奴隷制度を指弾し、「南部人よ、あの借りをいつ返すのか」と追及した。

ニール・ヤングによる「サザン・マン」である。

これに黙っていなかった南部のロックバンドがレーナード・スキナードだ。

「空が真っ青な故郷」「南部人はおまえなんか必要としない」と返答したのが代表曲「スイート・ホーム・アラバマ」である。

基になるメロディーを発案したギタリスト、ゲーリー・ロッシントンの訃報に、この音楽界の「南北戦争」を思い起こした。

19世紀半ばの米史上最大の戦争は、文化・芸術の分野でも論争を呼ぶ。

激しい内戦が残したトラウマの深さが伝わってくる。非人道的な奴隷制度の廃止を唱えた北部の勝利というのが一般的見方だろう。

だが南部の視点では、憲法が奴隷制を否定していなかったのに、北部が侵略してきた戦争となる。

D・アーミテージ著「<内戦>の世界史」によると、国家内の戦争は国家間の戦争より長期化する傾向があるという。

「内戦の遺産はさらなる内戦だ」との理由だ。

アイルランド、ユーゴスラビア、シリア、イエメンなどの国名が浮かぶ。

心配なのはロシアのウクライナ侵攻が東スラブ民族の内戦の性格を帯びることだ。

価値観の近い者同士の相互不信が戦争終結を難しくする。

外部の介入は一層の混乱を招くことにも要注意だ。(北海道新聞卓上四季2023.3.20より)

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日本だって内戦は度々おきていました。

禁門の変(1864)〜長州征討(1864,1866)〜戊辰戦争(1868–69)〜西南戦争(1877) いわゆる幕末から明治維新にかけての内戦期、日本全土を巻きこんだ内戦だったようです。

このような内戦はもう起きて欲しくはありません。

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春になってきました。

庭の雪も毎日減ってきて、ほんの少し残っているだけです。

今年は彼岸荒れも無く、桜ももしかしたら4月中に咲くかもしれないですね。

嬉しいわ 


縄跳び

2023-03-19 05:20:55 | 俳句・短歌

子ら跳ねるたびに木の芽も膨らみて

ぴょんぴょんと跳びたき心地するなれど

     脚なきバッタのような吾なり

 

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大なわとびを跳びながら踊るなんて、考えたこともない。
 
なのに、目の前のTシャツ姿の若者は、韓国の人気アイドルグループの曲に乗り、軽やかにやってのけた。
 
それも、ロープ2本が交互に回る輪の中でのことだ。大喝采。
 
札幌ドームで2月に開催された市民参加型スポーツイベント「ほっかいどう大運動会」(北海道新聞社などの実行委主催)。
 
2本のロープを使うなわとび「ダブルダッチ」を、初めて見た。
 
スポーツとしての普及活動が始まったのは、米ニューヨークの警官が1973年、少年少女の非行防止を狙いにルールを作ったことがきっかけという。
 
なわとび競技団体である日本ジャンプロープ連合北海道支部の公認インストラクター、近江聖子さん(40)=札幌市=は、日体大在学中に競技を始め、プロとして活動したこともある。
 
「とにかく楽しいんです。多くの人に体験してもらいたい」と話す。
 
尻込みしていた子供が、跳び始めるとすぐに笑顔になる。何度も挑戦する子がいる。
 
体験会で近江さんがうれしくなる瞬間だ。その笑顔と、競技の魅力を広めたい。
 
コロナ禍で体験会を開けない時期が続いた。今年、夏場は毎月第1日曜日に札幌の大通公園でイベントを計画。
 
学校での講習会開催の調整も始まった。
 
道内の競技人口は150人ほどという。「いつの日か、習い事や職業の選択肢に入る競技に」と願う近江さん。
 
スポーツとしての普及が始まって半世紀の節目の年に、飛躍を期す。(加藤雅毅)
 
(北海道新聞今日の話題2023.3.18より)

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縄跳び大好きでした。休み時間はいつも縄跳びするくらいでしたよ。

子供の頃は身体を動かす遊びが一番でしたね。

女の子はマリつきもしましたが、みんなでする縄跳びが楽しかったです。

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今日は日曜日、一日中寝ていても罪悪感無し。

もこにゃんはもう今朝の新聞を枕にして寝ています。