小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

熱海、小田原、休養の旅 その2 熱海Soki Atami Hotel-小田原漁港

2023-11-04 18:07:51 | 写真日記
熱海、小田原、休養の旅 その2 熱海Soki Atami Hotel-小田原漁港

Sokiとは「素の器」という意味で、都会の喧騒から離れ、無為自然にすごす宿をうたっています。一日目はグランピングでしたから、2日目はゆったりとしたホテルがいいと思い、まず星野リゾート熱海リゾナーレを考えましたが、夕食無し7~8万円/2人はちと高いと思って探しているとSoki Atamiに出くわしたのです。こちらなら夕食付きで同じくらいの値段。 新しいコンセプトのホテルで、口コミは良くも悪くも色々でしたが、写真で見るかぎり、まずまずのセンスと読みました。
泊まってみて色々感想はありますが、突き詰めると2点がこのホテルの売りでしょう。一つは斬新な夕食、一つは各部屋にヒノキの内湯がついていること。
(そうそう、ゆとりろ熱海のBBQ付グランピングはたった3万円/2名でした。)




本日のお野菜 特選和牛 静岡育ち




静岡うなぎの天ぷら あん肝 浅く炊いたサンショ粥




鰹のたたき 根菜と焼なす 蓮の露 里園ハーブ
蓮の葉っぱでドレッシングが露になることが売り。


原始焼き 日本で一番手をかけた虹鱒 西田養鱒

本当に日本で一番手をかけたかどうかわからないが、そういうネーミングといわれれば文句は言えない。炉端で焼いています。


富士宮幸寿豚 西京味噌 未ノ刻の薩摩芋

駿河湾の極み金芽米と麦飯の羽釜ご飯
漬け鮪のとろろ汁 香の物 キンキのお吸い物

このとろろ汁と麦ごはんはとてもおいしい。


富士宮幸寿豚 西京味噌 未ノ刻の薩摩芋


SOKIオリジナル・モンブラン

写真ではどうって言うことないかもしれないですが、目の前でこれを作る工程は大変なもので、ご苦労様といえます。どの料理も凝っていて目の前で一生懸命つくっています。スタッフが面倒くさいなと思わずに、お客さんに創作料理を喜んでもらおうと一生懸命つくっている気持ちがつたわります。





日本酒は、静岡県英君酒造、<英君>の飲み比べを頼んだが、味わう間もなく直ぐ飲んでしまった(緑の英勲 五百万石、 紫の英君 山田錦、 橙の英君 雄町)。Soki Atamiの提供するお酒はワインも日本酒も高級品ばかりで高いので、ビールを頼んだが、これが本日の最大の発見。とてもおいしかった。

<スルガベイ インペリアル IPA ベアードビール 容器の中の二次発酵で生まれる自然発泡は、ベアードビールを造る際に最も重要な工程である。すべての定番ビールの中でも、スルガベイ インペリアル IPA は、摩訶不思議な自然の魔法から授けられた至福の味わいをもつ。ドイツ式の製法(一次発酵のピーク時の麦汁を少量、容器に詰める前のスルガベイに入れる)で行っている。二次発酵は、容器に詰められたスルガベイの中で始まり、自然な発泡性が生まれ、フレーバーと熟成が進化を続けるのである。ベアードビールは生きているのだ。容器の中で生き続けているのである。ベアードブルーイングは、2000年にベアード・ブライアン氏&さゆりさん夫妻によって静岡県沼津市に設立されたクラフトビール醸造所です。>

2023-10-28



こちらはSoki Atami の朝食
右のお盆とお皿はバイキング形式からピックアップしたもの、左のお盆は配膳されたもの。
人気の朝食です。魚はタラの粕漬(だったかな?もっと凝っていたかな?)



左端は薬膳カレーに色々なものを追加したもの



ホテルの窓からの眺め、熱海の奥座敷と言っています。今日もいい天気。



スタンダードが一杯だったのでプレミアムのお部屋。とても広い。





これが内風呂、ヒノキの浴槽で、入るとお湯がこぼれ出るが、出ると減った分が流入する仕組み。ちゃんとヒノキの匂いが心地よい。何時でも何度でも入れる所が魅力的。大浴場もありますが、こちらは半分露天風呂半分室内湯がドッキングしたような斬新な作り。半分は鉄製ブラインドで上は全くの空、半分は閉じた空間の湯殿。この鉄製のブラインドに問題があり、熱膨張でバキバキ鳴って驚くことがあります。フロントに伝えたら、承知しております直す予定ですと言われました。新しい試みには予期せぬ問題が起きるのはしょうがない。大切なのはすぐ修正すること。当方の陶芸作品など修正の繰り返し。修正に明け暮れている。
Soli Atamiに文句があるとすれば、大浴場ブラインドの問題を直ぐ直さないことと部屋の洗面所の鏡が真上からの強いライティングで頭の毛が薄いのが丸見えになることくらいかな。横にも照明があったのかな?? とにかく部屋やホテルの仕組みが書いたものが見当たらないから、わからないことだらけ。ようするにあまり文句をつけるところは無いということ。スタッフの応対も悪くはないし。







インテリアは現代的といおうか、モダンを指向するインテリア・デザナー連中のいつもの手法






新しいコンセプトのホテル。斬新を追求すると、必ず文句を言う人と受け入れる人に分かれる。決して安くないホテルですが、若い方が少なからず泊っていらっしゃいました。むしろ若い方がドミナントで若い人に人気のホテルのようです。当方は、このホテルの斬新なコンセプトを応援しています。凝るところは凝り、簡素化するところは徹底的に簡素化する。(2階以上の廊下の天井はコンクリート打ちっぱなしに配管がむき出し。フロントにお土産販売店は無し、大浴場はシャワー室以外に体を洗うスペースが無い等々)。頭ごなしに変化を否定する日本のバックグラウンドにチャレンジしている。お客さんもホテルのスタッフもこの方向を支持している。当方は決してすべてを賛同しているわけではありませんが、このチャレンジをギリギリのところでビジネスとしているSoki Atamiをギリギリのところで受け入れています。

さて、タクシーで熱海駅まで戻って、もう熱海は十分と小田原に移動します。事前の何のアイデアもなく小田原についたら考えようと観光案内所でどこか行くところありませんかという愚問を投げかける。我々の好みも分からないのに解答は無理に決まっているのですが、一ついい情報をもらいました。<うめまる号>という観光回遊路線バスの存在です。土日祝日しか運航していないのですが、今日は土曜日。ボランティアガイドさん付市内観光を一日乗車券600円で出来るのです。これに乗って小田原漁港に行くことにしました。

その前に昼食。駅前のミナカ小田原の小田原新城下町・小田原みなと食堂でアジフライ
を食べようと思ったら人が一杯。諦めて駅前をうろうろする。



小田原新城下町の2F 金次郎広場の金次郎銅像で家内が記念撮影を所望する。
家内は金次郎の大ファンで、前回小田原に来た時も小田原城裏の金次郎カフェで金次郎スマ・ホスタンドなど金次郎グッズをいっぱい購入しています。

歩きまわって、やっとそば所寿庵にたどり着きます。駅そば錦通りです。駅周辺でソバが食べられるところはレアで、結構お客さんがいらっしゃいました。





由緒ある作りのお店でおかめソバを食べます。
さて<うめまる号>に乗って市内観光。一夜城歴史公園が一番人気でここでの乗り降りがダントツでした。豊臣秀吉が小田原合戦の本営とした城の跡地で一夜で城を出現させたように、築城したという伝説に基づいています。<どうする家康>人気です。われわれは一夜城歴史公園を無視して小田原漁港に向かいます。


小田原漁港

当方は、いなかが九十九里、上総一宮で小さいころから房総半島外房で潜っていたり、車にはいつもウエットスーツが乗っていて日本中で潜っていたり、大学時代<魚の毒>が卒論だったり、油壷の海洋研究所で何度も研究合宿したり、国立海洋研究所(もと中野キャンパス、現在柏キャンパス)に就職しようと思って、海洋研究船に乗って南の海上で一週間研究調査支援アルバイトしたり、海に関しては普通の人では経験しないデープな海との関係があるのです。ですから作る陶芸の殆どは海に関するものであり、漁港にゆくと元気になるのです。





ここには見たことのない自動販売機がありました。




ペットフード





ここでいっぱいお魚干物を買い、保冷バックまで買って自分へのお土産としました。





このお店の裏ではサービスの魚を自分で焼いていくらでも食べられるのです。生ビールを飲みながら食べるただのお魚は格別です。





こちらのお店は大勢の若い方が海の幸料理を楽しんでいました。当方もここで食事をしたかったのですが、昼食を食べたばかりで、夕食には早すぎる、今度またここに来て飲んだり食ったりするぞと思いつつ、今回は諦めです。





名物半生アジフライは食してみたかったのですが、完売でした。



とにかくこういう<小田原お魚通り>は大好きです。



近くにあるという<漁港の駅>というドライブインに行ってみました。



いわゆる車がよる<道の駅>です。<港の駅>というわりには特に変わったこともない普通の<道の駅>だったので即帰ることにしました(現在拡張工事中で、近い将来に様変わりするかもしれません)。近くの早川駅前のバスストップから<うめまる号>に乗って小田原駅まで戻ります。(そうか、<小田原お魚通り>は早川駅から歩いてゆけるのだ。今度はそうしよう。)



まだ午後4時だったので、小田原新城下町の小田原みなと食堂はぎりぎり入れました。いつものようにアジフライ定食と牡蠣ガンガン焼きを注文。お酒は静岡県富士宮市の箱根路。牡蠣ガンガン焼きは予想と違って、牡蠣をシンプルに湯がいたもの。予想と違うなと言ったら、家内が前回も同じことをいったという。確かにそうだったかもしれない。(調べると、本当は漁師が牡蠣や貝をブリキ缶にいれてただ蒸し焼きにすることでカンカン焼きが本来かもしれない、ということは湯がいたのではなく、水を使わず牡蠣からの汁のみということになる)。いずれにせよ、ここの料理は海ものにうるさい当方でも認めることが出来る範囲内で、ここで食べることが小田原に来た理由の一つなのです。5時近くになると人がどんどん入ってきて、大変な状態に近づいてきました。

これで熱海、小田原、休養の旅はおしまい。漁港で買った干物(さばき失敗小アジの開き16枚500円、 あじみりん干し、 鯖フィレット、 バーターフィッシュの干物(なんとこれは米国産のお魚でした))、駅で買った桜エビせんべい、桜エビ練り物太鼓判、タコわさびビン詰め、イカの塩辛みな美味しかった。

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