パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ワールドカップ、PK戦の思い出

2022年12月21日 09時29分25秒 | サッカー

またまたサッカーの話
フランスはPK戦に弱いかもしれない
記憶に残っているフランスのPK戦は、自分がドイツを応援する
きっかけとなった試合で、ワールドカップスペイン大会での準決勝

フランスはプラティニ、ティガナ、ジレス等の優雅な中盤で
パスワークが素晴らしくシャンパンサッカーと名付けられていた
一方ドイツは質実剛健の感じで日本で知られている選手としては
リトバルスキーがいた

そのリトバルスキーが先制点を奪ったが、プラティニの得点で追いつく
試合は90分では勝負がつかず延長戦に!
ここでフランスが2点を奪う
サッカーのように点が入らないゲームはこれで勝負ありと思ったが
その後のドイツの粘りがすごかった
あまり格好のよくないオーバーヘッドと執念のシュートで同点に
この試合をリアルタイムで見ていた自分は本当に興奮した

決着はPK戦となった
ドイツの最初のキッカーはシュテーリケでゴールから外してしまう
その責任を感じた彼は肩を落として嗚咽する
それを近寄って慰めるドイツの選手
もつれた試合はフランスの選手もPK決められず
最後はドイツの勝利となった

ドイツはすごい
精神的にタフなドイツ、これ以後ドイツを応援するようになった
この大会はイタリアとドイツで決勝戦となったが
準決勝で力を使い果たしたドイツが
大会の得点王ロッシ等の得点で負けることとなった

ドイツはマラドーナとの決勝戦でも一度は2点差に追いつく
またいつの大会か忘れたがユーゴスラビアとの戦いでも
先行された3点(だったと思う)にも追いついた
ドイツに勝つのには苦労する、、
それが世界のサッカー界の認識だった

そのドイツに日本が逆転で勝ったのは一つの実績・歴史として大きく
日本のサッカー界の大きな自信となると思う
(と同時にドイツもメンタル強靭さが無くなってきているのかもしれない)

ワールドカップのPK戦でもう一つ覚えているのが
イタリア大会のアルゼンチン対ユーゴスラビア
ユーゴスラビアは監督がオシムさん、キャプテンがストイコヴィッチ
点取り屋としてサビチェビッチがいた
この試合はマラドーナ対ストイコヴィッチのエース同士の戦いと
試合としての勝負が見どころ
ところがユーゴスラビアは退場者を出してしまう
一人少ないユーゴはストイコヴィッチの信じられない頑張りで
幾度も得点のチャンスを生み出す
だが最後が決められず、ついにPK戦になった

このPK戦でストイコヴィッチは外してしまう
120分で獅子奮迅のプレイを展開し続けたストイコヴィッチが
どういう運命のいたずらか、、外してしまった
結局、PK戦にしぶといアルゼンチンが勝ち残った
(アルゼンチンはPK戦に強い)

負けず嫌いのストイコヴィッチは、個人的なパフォーマンスとして
マラドーナとの戦いでは「自分のほうが勝った」と口にした
それは負け惜しみではなくその通りだと納得した

そのストイコヴィッチが名古屋グランパスに来ることとなった時は
本当に驚いたし、彼の全盛期のプレイを見ることができたのは幸せだった

スペイン大会のドイツ対フランス
イタリア大会のアルゼンチン対ユーゴスラビアの試合は
名勝負として時々放送されることがあるが、
次に再放送されることがあったなら見逃さないように、、、






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