カタバミ女史の疑問だらけの帳面(ノート)

ここは静岡県伊豆地方のとある所。自然と日々の暮らしの中で感じた疑問等を書いて行くバラエティ・ブログ。

夏休み最終日の読書感想文 「南総里見八犬伝」

2023年08月31日 21時52分01秒 | 世間話



 夏休みの最終日、
今でも小学生は
「宿題できてない!」
「自由研究は何やれやばいい?」
「感想文ヤダ!」

 …なんでしょうか?
私は学校に行っていた頃
ずっとそうでした。

 40年以上前の正に今日の夜、
母親に代わりに感想文を
書いてもらっていました。

 今なら全然自分で書けるのに…
あの頃は何故か書けなかった。

 
 朝ドラ「らんまん」で
主人公の妻、寿恵子さんが
盛んに「いい!」と周りに言っていた
「里見八犬伝」。

 高校生の頃に薬師丸ひろ子さん主演で
映画化され、その後何度かTV放映も
ありましたが、
これを見て以来
「オドロオドロしい怖い話」
だとずっと思って来ました。

 タッキー主演&綾瀬はるかさん
出演でTVドラマにもなりましたが、
それを見た時に「怖い話」だという
印象が殆ど薄れたものの、
寿恵子さん出現までは
現代語で子供向きに書き直された物ですら
読もうとは思いませんでした。

 実際、図書館で借りて読んでみたら、
挿し絵が可愛いのもあってか
全然怖くありませんでした。
みんな名字に犬が付き、
同じようなあざを持つ八犬士は
当然ながらイケメンぞろいで、
キャラの書き分けもハッキリしています。

 …が、
長い年月、大河ドラマで
戦国時代の流れを
繰り返し見たせいか
「舞台は室町時代」とあると、
でも、鉄砲が出て来るから
末期だよね~?

ザビエル来日よりは絶対に後。
堺とか関西方面ならともかく、
関東にもあるって事は
織田信長が出て来た頃にも
掛かってる?

 と、「原作者が史実には
こだわらないファンタジー
として書いている」
と分かっていても
時代考証が気になってしまうのでした。

 ラストは少年マンガっぽく、
旅をしながらいろいろ乗り越え、
強い絆で結ばれて行った八犬士が
里見家を呪い続ける敵を倒し、
それぞれがお姫様と結婚して
めでたしめでたしでした。

 多分、馬琴先生の書いたのでは
文が難しくて途中で
完全挫折してるでしょう。

 現代人が現代文と殆ど変わらず
普通に読めるのは夏目漱石の頃の
文章からと聞いた事がありますし。

 ともかくも、
読書感想文は高校3年の
夏休みの宿題まで私を
悩まし続けました。

 さすがと中学からは
自分で何とか書き終えましたが。

 そして、
丁度今頃の時間(21時台)に
清書し終え
「これで明日学校を
ズル休みしないでいい」

とホッとしていました。

 とはいえ、
休み明け初日に
宿題を提出できない人、

それどころか、
翌週明けに提出していた人は
一定数いたのです。

毎年。



 
 

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