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Retro-gaming and so on

Scratchと言うプログラミング言語

これ、結構マイナーな言語なんじゃないだろうか。

「そんな事ないよ!」

とか言うプログラマはいるとは思う。
確かに、このScratchと言うプログラミング言語は、割に尖ってるプログラマのアンテナには引っかかった。っつーか尖ったプログラマは新しい言語に常に引っかかる。
ただし、そういう言語が「一般知名度があるかどうか」は分からんのだ。それとこれたぁ話が別だ、と言うか・・・・・。
プログラマはプログラマならではの情報の得方にそもそもバイアスがあるから、だ。

このScratchと言うプログラミング言語。ある種Smalltalk=>Squekと来た流れの延長線上にあるプログラミング言語で、目的は子供のプログラミング学習用途に、MIT(マサチューセッツ工科大学)の方で設計されたモノだ。
ただし、上にも書いた通り、その割には日本の子供達にはほぼ知られて無く、マイナー言語になってる、って考えて間違いないだろう。
うん、事実上マイナー言語なんだよ。

Scratchは現在、ローカル環境用である1.0系の1.4とWebサービスとして展開している3.0の二種類が公開されている。
で、この言語、一体どういう特徴があるのか、と言うと。
基本的にタイピングしてプログラムを書く必要がない。全部マウスのドラッグ&ドロップでパーツを組み合わせて組み立てる、と言う方式のプログラミング言語なのだ。
ある意味、大人相手でも「夢の」プログラミング言語ではある。テキストがほぼなく、全部GUIで構成する「未来の」プログラミング言語の実体化なのは事実であるから、だ。

Scratch1.4。全てがマウスのドロップ&ドラッグでプログラミング可能な、通常のプログラミング言語で言うとIDEに当たる画面。
Scratchの制御構造の例。いわゆるフツーのプログラミング言語のwhileやif〜else〜やらunlessやらの構文が全部Lego的な意味でのブロックになっている。

出力もフツーのプログラミング言語みたいに「端末に文字を出力する」のが前提にはなっていなく、キャラクタを動かしたり、とか往年のゲームプログラミングみたいな事をやれる事が前提になって設計されている。あくまでも子供の心をガッチリ掴む為にはどうするか、と言う観点で設計されているのだ。
もっともその割にはキャラが可愛くなくてヘタレだ・・・と言う(笑)。こういう辺りがなんつーか、やっぱアメリカなんだよな(笑)。日本人が開発してればもっと気の利いた萌えキャラとか(笑)、萌キャラじゃなくてももっとカッコイイキャラをデフォルトで入れてるだろ、とか思う(笑)。
まあ日本人はこんなん開発せんからその辺文句言ってもしゃーないんだけど。

いずれにせよ、マウスのドラッグ・アンド・ドロップだけでほぼプログラムが組み上げられる、と言うのは、子供達だけじゃなくって、大人にとっても「夢のプログラミング言語」だ、ってのは本当だと思う。
決して実用的なプログラムが書けます、と言ったプログラミング言語ではないが(教育用だから)、プログラミングの基礎を学んでみたい、って言うには良い環境なんじゃないだろうか。
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