CELLOLOGUE

チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

消えゆく書店、そして…

2024年04月22日 | その日その日


通勤していた頃はちょくちょく、退職してからは時々立ち寄っていた駅前の書店に突然、閉店予告看板が出されました(写真)。
自宅周辺の書店が全滅してしまった現在、私にとってこれは悲報という他はありません。5月下旬と言えばもうすぐです。全国的に書店が減少して行く中、ついにここまできたかと思うと残念やら悔しいやら。


この地に移り住んで40年近くになります。越して間もなく近所の書店が閉じ、その後ポツリ、ポツリと地域の書店が(大小ともに)消えて行きました。最近はチェーン店すらなくなってしまいました。
地元の書店では、新刊書を眺めたり、雑誌を買ったりしていたのですが、なくなってしまうと本との縁が無くなるようで不安になります。紙の本が体に合っているだけでなく、実際の本の背文字や雑誌のタイトルを眺めているだけでもいろいろな情報が入って来る気がします。ネットで検索、ピンポイントで注文するだけではボケてしまうかも知れません。


消えたのは書店だけでなく、蕎麦屋、和菓子屋、肉屋、金物屋、床屋などなど私の好きな商店ばかり。あるとないでは大違いの店。楽しみがなくなったなあ。
小さな商店が姿を消し大型商業施設が各地に出現してみんなが車で買いに行く。あるいは、インターネットで注文しトラックで配達してもらう。便利で合理的ですが、環境にはどうなのか。なんだか人間が集約されているような気もします。
しかしながら、私自身も5月以降はネットで本を買うことが確実に増えるでしょう。いやはや。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひーちゃん)
2024-04-23 01:19:04
書店無くなるの寂しくて‼️本当に辛いです。又本読んで欲しい年代が益々本から離れてしまいそうです。どんな本でも文字から得られる尊い体験が少なくなる方々が増えてしまうのかとつくづく悩みます。
Unknown (cellisch)
2024-04-23 13:46:17
ひーちゃんさま、コメントいただきありがとうございます。
ほんとうに寂しいですね。本屋が消えるというよりも文化が消えるような気持ちさえします。
昔は(「今も」かも知れませんが)たくさん読書して自らを築き、他人からも尊敬されるような大人が少なくなかったように思います。デジタル世代の方もそのような大人になってほしいと願うばかりです。

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