ロートル技術屋の日記

昭和の歌 値上げ 高田渡

昨日の朝、出勤前にNHK BSプレミアムで「英雄達の選択」という番組の再放送をしていました。
「天明の打ちこわし 怒りの抗議が世を変えた!」というタイトルで飢饉と米屋の買い占めで江戸が物価高になり庶民が米屋などの打ち壊しを行った話を取り上げていました。
番組の冒頭、現在の物価高の話しから始まりそのバックで流れていたのが高田渡さんの「値上げ」でした。


中学生の時にラジオで聴いたことがありました。
当時はフォークソングからニューミュージックへの転換期でしたがフォークソング黎明期に活躍された高田渡さんの歌を知っている人は多かったと思います。

歌詞の内容は現在にも通じる状況です。
「値上げしたくはないがやむを得ず値上げに踏み切る」という多くの中小企業経営者の悩みを聴いている気持ちになります。

バブル崩壊後、景気が悪くなり、バブル時代に高騰した賃金が原因で大手企業が海外生産に走り、給料がもらえない人が増え益々物が売れなくなるという悪循環になりました。
いわゆるデフレスパイラルです。

極度のインフレは困りますが徐々に物価が上がる事は庶民の為にも良いことです。
その理由は借金が目減りするからです。
例えば住宅ローンなどで大きな金額の借り入れをした場合、物価が2倍になればお金の価値が半分になるので実質的な借金が1/2になるからです。
もちろん金利も上昇するので返済額は増えますが物価上昇の効果の方が大きくなります。
逆にお金持ちは所有しているお金の価値が下がるので大変です。
今から約半世紀前の高度成長期にはインフレのおかげで少し楽に家を手に入れられた方が多かったと思います。

しばらくは苦しいですが、少し遅れて給料も上がるはずなのでしばらく我慢ですね。
年金で生活している方は大変ですね。
後数年で自分もその仲間入りすることになります。
でも、年金をもらえるようになっても働いていると思います。

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