活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

シェリーを楽しむ

2016-09-11 12:42:58 | 活版印刷のふるさと紀行

 はやくも9月の終わり。個人的なことで恐縮ですが、この夏は暑さも暑さでしたが体調を崩してあまり〈いい夏〉ではありませんでした。それにオリンピックのテレビ観戦はともかく、台風による大水で多くの人が苦しんでおられるニュースは見ているだけでもつらい夏でした。

 多少、歩行が楽になったので、ひさしぶりに町歩きに出ました。近くの酒店で最近ブームの日本酒「獺祭だっさい」のコーナーからワインコーナーに目を転じたら懐かしい赤ラベルのシェリーを見つけました。「フィノ・キンタ」でした。もともと、シェリーをキンキンに冷やして、食前・食中にたしなむのが大好きですし、この銘柄には思い出がありますので、さっそく求めました。

 ずいぶん前の話ですがマドリッドで「日本のポスター展」を催したとき、顧問役をお願いした田中一光さんが大のシェリー好きで毎晩このフィノ・キンタを所望されました。もう、亡くなられてから何年になるでしょうか。

 それから、ずっとあとですが、このシェリーのふるさとヘレスを訪ねたことがあります。真っ先に「ティオ・ペペ」の工場を見学しました。シェリーのスペイン語は「ピノ・デ・ヘレス」だったと思いますが、遠くからティオ・ペペの人なっこいブランド看板を見たときは妙にウキウキし、見学者用売店で日本で見かけないような瓶を買いました。へレスのフラメンコも町歩きも愉快でした。

 さて、体調を考え、今夜はグイ飲みは控えて、ライムかなんかを添えたのカクテルで楽しみましょうか。


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