活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

スチールギターとハワイアン

2013-08-31 17:32:24 | 活版印刷のふるさと紀行

 ようやく8月の終わり。連日の猛暑を理由に怠けに怠けた夏もどうやらピリオドを打ってくれるらしい。最後の納涼プランともいうべきささやかなハワイアンの夕べに顔を出してみました。

 戦後の一時期ハワイアンブームがありました。ちょうど高校生でしたから、よく友人のバンド活動に動員されたものでした。バッキー白片の大活躍時代でした。

 ハワイアンの夕べといってもフラダンスつきですからフラ・ソング主体のせいか、あの懐かしいスチールギターがメンバー構成の中にいないのは残念でした。聞けば、本場ハワイでもスチールギターは退潮気味だとか。

 もうピッグさばきに格闘するのは面倒かもしれませんが、ハワイアンには格別の思い入れと憧れがあります。ちょっとスチールギターと付き合いたくなりました

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リニアの試験走行で思い出した印刷物

2013-08-30 11:49:34 | 活版印刷のふるさと紀行

 昨日はJR東海のリニア中央新幹線の試験走行再開のニュースをTVで何度もみました。局によっては美人レポーターの試乗実況つきで、子供みたいに「ボクも乗ってみたい」とうらやましくおもったものでした。

 時速500キロで2027年には品川~名古屋を40分で走るようになると聞けば、「あと14年、果たしてご存命中に間に合うだろうか」とわが身の余命の心配までする始末です。ただ、ほとんどがトンネルだというから意外につまらないかもしれません。

 乗り物はゆっくり車窓の風景を愛でながらという方が楽しいはずです。そこで思い出すのは印刷会社に勤務していると一般にはあまり知られていない印刷物に遭遇することがママあるということです。

 たとえば、『車窓風景案内冊子』(仮タイトルですいません。記憶がないものですから)

 これは列車の進行につれて移りゆく車窓風景を克明にスケッチしたカラーイラストが短冊製本された印刷物でした。おそらくお召列車や外国から来られたVIPのご乗車時にお渡しするものだったのでしょう。カラー写真でないところがミソでした。

 いまとなると印刷会社に勤務していた時代に手に出来たこうしためずらしい印刷物を保存しておけばよかったかもしれませんが当時はそんなことを夢にも考えませんでした。

 たとえば納本時に余丁は出るのですから、それを手に入れようとすれば、できないことはないでしょうが、それをする人がいないのは、案外、単なる印刷物としか見ていないのが印刷マンなのかもしれません。かなりの愛書家だった社長が自社で印刷した本や雑誌でも必ず書店で買うという話もありました。

 そのデンでいくとあのリニアにかならずしも鉄道マンは「乗りたい」と思わない?。

 

 

 

 

 

 

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「印刷」の中身の変革を

2013-08-17 17:34:04 | 活版印刷のふるさと紀行

 ここで考えなくてならないのは、「印刷」の中身の変容であり、変革であろうかと。

 もう、発注者の依頼で頼まれたロットをただ印刷しているのでは経営がなりたちません。こちらから情報を発信して、こちらから仕事を生み出さねばならないのです。最近のテレビのコマーシャルに出てきますように名刺の印刷だけではなく、名刺のクラウド管理までてがけることによって一社から何十万枚、何百万枚の名刺印刷のオーダーを受けることにんるのです。

 出版印刷だって、印刷の受注を待つのではなく、「ウチのこういう特殊印刷をとりこんだ新しいマガジンをつくりませんか」、「この印刷コンテンツをITにウチならつなげることができます」とか印刷にプラスして売り込むようにしたいものです。

 印刷図書館の例会では、印刷業界全体の業態改革を推進するリーダーの出現を期待する声が大きかったように思いますが、とにかくなんらかの手を打つのは今です。知恵だしをし、一歩も二歩も踏み出すことが肝要です。出版印刷は一つの例にすぎません。食品ラベルの印刷だって、帳票類の印刷だって中身の変革が求められている点ではみな同じです。

 

 

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いま、手を打つべき「出版印刷」

2013-08-17 11:55:31 | 活版印刷のふるさと紀行

 8月15日敗戦記念日のその日、午後から印刷図書館倶楽部の例会に出席しました。構成メンバーの年齢のせいか「終戦」にも「敗戦」にも話題は行きつかず、「印刷の今とこれからを考える」という議論に直入したのでありました。

 最初から例のアメリカで発行部数第5位ワシントンポストのアマゾンへの身売りニュースから、新聞や雑誌、紙媒体の退潮に話が及んだのも当然でした。

 そこで、日本の場合は今どうなっている、これからどうなると、カンカンガクガク議論が始まったわけですが、新聞が部数減であることは確かのようですが、それは他業界のことで一応、置いておいて、もっぱら、気がかりなのは出版印刷の現状とこれからです。

 最近の大手印刷会社の決算を見るまでもなく出版物の印刷は年々減少しています。業績が公表されない中小の印刷会社の場合ははっきりしませんが、仕事量が増えているとは聞いていません。はたしてこのままの受注状況でいればもっと仕事量は減っていくに違いありません。

 出版物の印刷を出版社から受注して印刷だけしているのでは経営が壁にぶつかる日が来ることは避けられません。今、手を打つべきときです。それならば、どんな手を打つかです。次回に考えてみたいのですが。

 

 

 

 

 

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また、名刺がない夢を見た

2013-08-14 11:11:24 | 活版印刷のふるさと紀行

 久しぶりに昨晩、あの夢を見ました。過去になんども見た同じ夢です。

 私はだれかエライ人の前で自分の名刺入れから名刺を取りだそうとしています。ところが、そこに入っているはずの名刺がないのです。あわててさがすのですが、ぜんぶ人様の名刺ばかりで自分のが見当たらないのです。

 まさかと、あせります。1枚、1枚名刺を指先きで繰っていくのですが、あるべき自分の名刺が出てこないのです。名刺入れに入っているのは全部他人様の名刺。しかも名前の活字や社章が次々に目に入ってきて、それも現実に知っている人なのです。、

 そして、夢の中の私は相手の人になんと弁解しようかと、あわて、あせりまくるのです。そして目が醒めるのです。それで、いつも夢でよかったと思うのですが、なぜ、そんな夢を見るのか皆目、わかりません。現実の生活の中で名刺がなくてあわてた経験はありません。

 また、それほど大きなストレスをかかえている状態にはないのに、1年に1~2度、なぜ、こんな夢を見るのか不思議です。

 

 

 

 

 

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花火の日

2013-08-10 20:15:33 | 活版印刷のふるさと紀行

 今日は東京湾花火の日、昨年は晴海埠頭まで遠征しましたが、今年は暑さのため我が家に蟄居、さきほどからドンドンという腹まで響く打ち上げ音を聞いています。残念ながら花火そのものは高層ビルにはばまれて以前ほど見えません。

 花火の日には思い出がたくさんあります。私のふるさとは岡崎市ですが、三河花火の産地ですから派手な花火祭りがあります。街の中央を流れる乙川の堤から見上げた花火とその人ごみの中で何年ぶりかに見つけた高校のときのあこがれの人の横顔をいまでも思い出すことができます。

 海外で見た花火の圧巻はドバイです。マカオで見た花火も見事でした。規模こそ小さいけれどきれいだったのは、ポルトガルのリスボンやスコゥトランドのエジンバラで見た打ち上げ花火でした。

 たまたまテレビで岩手の花火をやっていましたが、東京湾は負けそう。もう少し涼しい日でしたら木更津の花火に行ってみたいと思います。

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炎暑の中で国字鋳造の謎を追いかける

2013-08-09 11:17:23 | 活版印刷のふるさと紀行

 立秋だなんて暦の誤植じゃないかと思いたいの猛暑です。とてもブログどころじゃないとさぼりにさぼっていたら「どうしたの?」とメールをいただいてしまいました。ありがたい話ですが恥ずかしい話です。

 前に書きましたが印刷図書館に「印刷図書館倶楽部」という会があります。毎月例会があって最近は「印刷」の今とこれからを考えるをテーマに論じ合っております。

 6月と7月はアメリカのPIAのレポートをテキストに直近のアメリカの印の刷統計についてが主題でした。印刷業界の趨勢でも日米はあまり変わりません。アメリカが一歩先きをいっておりますから、参考になります。 ご興味のある方はWebで印刷図書館のブログをごらんください。

 そんな中で私だけはウシロ向きで「印刷」の昔に、まだ、こだわりつづけておりまして、1592年に天草で印刷された『どちりな・きりしたん』の国字を短期間に誰が鋳造したのかを突き止めたいなどと言い出して、顰蹙を買っております。

 性懲りもなく8月の例会で私なりに推理を披露しようと目下格闘中です。なかなかウマクいきませんので、炎暑散歩に出ましたら子どもさんが水遊びをしていました。

 

 

 

 

 

 

 

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