今期の朝ドラ、今のところおもしろい。
で、今週の『虎に翼』
分かり味が深すぎた
以下、ネットより拝借↓↓
寅子「私が今ここで立ち止まれば、婦人たちが法曹界に携わる道が途絶えることになってしまいます」「だから私、せめて、出産ギリギリまでは働きたいんです。出産後もなるべく早く復帰して、世の中を変えるべく、法廷に立ちたいんです」
穂高「いやいや、世の中そう簡単には、変わらんよ。雨垂れ、石を穿つだよ、佐田くん。君の犠牲は、決して無駄にはならない」
寅子「つまり先生は、私は、石を砕けない、雨垂れの一粒でしかない。無念のまま、消えていくしかない。そうお考えですか?」
穂高「人には、その時代時代ごとの天命というものが…」
寅子「こうなることが分かっていて、私を女子部に誘ったのですか?私たちに、世の中を変える力があると、信じてくださったのではないのですか?」
穂高「だからだね、また君の次の世代がきっと…」
寅子「私は!今私の話をしてるんです!」
穂高「落ち着かないか。あまり大きな声を出すと、おなかの中の赤ん坊が驚いてしまうよ」
寅子「なんじゃそりゃ」「家族が心配しますので、これで失礼します。ご迷惑をお掛けしました。失礼します」
↓↓
コレ、分かりすぎる。
上に、
初めて気付いた。
自分がこの寅子の気持ちを経験してきた事が。
具体的には思い浮かばないんだけど、こういう気持ち、怒り、経験してきた。
こ〜〜〜〜、たぶん、具体的で無いからこそ、気付いてなかったんだと思う。でも、こういう怒りをもやもや抱えていた事があった。その気持ちを言語化できてなくて、気づかなかった。
だから、『アハ』体験。
コレ!あの時私が感じてたの、コレ!
自分が何事かを成す(私の場合『私の時代に何事かが成される』だったかも知れない)つもりで頑張ってきたのに、できないって事?それを貴方は分かってたの?
っていう。
具体的には思い出せないんだけど、やっぱり何か具体的な事があったのかなぁ?私が感じてた「貴方」って誰だろう?
とにかく、そういう怒りをもったことがある。
でも、今は、穂高先生の言うこともわかるよ。
ってか、見てて、「そう!若い頃には分かんないんだよ」って思った。
若い頃は自分中心。
でも、歳を経るにつれて、
自分ではそれを成し得ない現実を知って、
自分の前にもたくさんの人がそれに挑戦してきたことも知って、
そして少しずつかわってきた事も知って、
成し得なくても、少しでもそこに近づくための努力をするのも大切だって、
未来につなげることも大切な事なんだって思えるようになった。
若い頃には、こんなふうに言われても、「自分ができなかったからって、負け惜しみですか?」って思っちゃうかも知れない。
そのくらい、若い頃って、自分中心で、
それはそれでいいんだと思うなぁ。
歳をとったからわかる事って、確実にあると思うなぁ。
いやぁ、もう、
寅子の気持ちも
穂高先生の気持ちもわかりすぎて!
ついでにいうと
よねさんの態度もすごくわかるの〜〜〜。
もう、ぜったいそう!私がよねさんだったら、ぜったいそういう反応しちゃう。
裏切られたと思っちゃうと思う。
寅子には寅子の事情があるとわかってはいても。
いや、ドラマも朝の準備しながらだから、しっかりみてるわけじゃないんだけど、
よねさんにとっては寅ちゃんの存在はすごく大きくて、なぜなら他にあまり親密な人がいないからね、
でも、寅ちゃんには、よねさんと共通に大切にしてるものよりも、大切なものがおるんだって
気付かされて
傷ついたと思うな。
うーーーん、わたしもそういうふうに思いがちだから、
わかる〜〜〜
が深い週だった。