Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

TRIO KM-4002 レストア(1)

2024-02-24 20:39:46 | トランジスタアンプ

そろそろプリアンプを作ろうと思っているのですが、アンプのケースをどうするか、自作なのか購入するのか、いろいろやり方はあると思いますが、市販のアンプを解体してケースだけ利用するのも1つの方法です。

そこで、使えそうなアンプを物色していたところ、TRIOのKM-4002というアンプが目に入りました。

パワーアンプのみということで、L-Rのボリュームと出力の切り替えスイッチのみのシンプルな構成で、プリアンプのケースにするのも都合が良さそうです。

そこで、値段がちと釣り合わないような気がしましたが、思わずオークションでポチってしまいました。大体いつもポチった瞬間、「しまった!!」と少し後悔するのですが、今回も同じでした。

届いたアンプは汚く埃まみれで、おまけにつまみも折れていて、送料込みで¥4,500とは、絶対に支払った価格の価値はなさそうな気がします。高い買い物をしてしまったようです。

中を覗いてみたところ、埃はあるもののまあまあ綺麗です。

しかも、構成は私好みの単電源にTO-66のトランジスタ2SD155を使ったアンプとなっており、これは、ケースを利用するより、いつものレストア+Updateを行うにはぴったりのアンプではないか、と少し考えが変わってきました。

ということで、いつものようにレストアしてみたいと思います。ただ、レストアするには回路図が欲しいところですが、回路図がネット上には見当たらず、ちょっと苦労しそうですが、まあ、無理ならプリアンプのケース利用にするということで。

では早速、埃を取り除いて、作業しやすくしようと思い、ケースの中身を掃除機で吸ってみましたが、色々な部材が邪魔をして埃が吸えない状況です。

仕方ないので解体して、ケースは丸洗いしようと少し分解しました。

この状態で各部品を見た見たところ、それほど劣化があるとは思えず、レストア前に一度音を聞いてみたいなという思いもあり、試しに電源を入れて、信号を入力してみました。

その結果、下記のように出力は出るものの最大出力で1V程度しか出力できず、修理が必要なようです。

この状態でトランジスタの放熱器に触れてみたところ、もう熱々になっており、アンプの回路が本格的にどこか壊れているような感じでした。

という状況なので、シャーシの洗浄を先に行います。

石鹸では汚れは落ちないので、クリームクレンザージフで磨きましたので、結構きれいになりました。

一応、出力トランジスタも壊れていないかチェックします。

4つとも無事な様でした。ただ、HFEにばらつきが多いようです。

まあ、とりあえず今日はこのくらいにしておきます。

 


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