コダワリの女のひとりごと

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六本木 FffTOSHI(エフドトシ)でイノべーティブな創作Chineseを味わう💛

2018-11-30 | 食 老舗&ミシュラン☆

六本木に気になるレストランがオープンしたのを知り訪問。

中華ジャンルはあまり得意ではないけれど、ミシュラン東京が刊行された頃、行きたい人気の中華ジャンルのトップだったセンスで修行されたシェフがパリのお店オープン時にも従事、帰国後オープン。



ミシュラン2018には掲載されてないけれど、ミネ(コ)シュラン的には☆は絶対いけると思うので自分のブログのカテゴリーにはミシュラン掲載に入れちゃいました♪イノベーティブジャンルにふさわしいと思う。

中華をしっかり学んだシェフがパリを体感して中華レストランをオープンさせたらこうなるのか!という感動的なお皿の数々でした。

お店は8席ほどのカウンターと個室で構成されているようです。
カウンターでいただくイノベーティブチャイニーズにわくわく💛

コースはシェフのおまかせのみ。
素材でコースの値段は変わるようです。
1万3千円のシェフのおまかせコースとワインのペアリングでお願いしました。


小説のようなメニューはPrologueからHappinesまで


メニューはnovelノベル

読み進めていただくことで感じる「イマジネーションImagination」
五感へリアルRealを届けるこころの小旅行とされ
プロローグから始まり、エピソードEpisodeが始まり、〆のHappinessハッピネスで終える。
コース料理を小説にたとえたそのセンス。


ペアリングはシャンパーニュからスタート。

 
ブルーノ・パイヤール ブリュット プルミエール・キュヴェ
三ツ星レストランタイユヴァン・ロブションが惚れ込み、世界の422軒の星付きレストランで愛されるシャンパーニュ。
いきなり来たー💛
これは間違いなく美味しいお店である。
メニュー表の各お皿のネーミングは面白い。その見た目では中身が想像しにくいけれど、お皿が登場すると「なるほど!」という感じで納得。

 

Prologue☆袋

名前の通り紙袋が登場。揚げたてて登場したのはもちろんポテト!ではない。

☆白子とアボカトのスパイシーな衣揚げというかまぶし
大きなタチ(白子)が熱々な状態でとろけるよう💛アボガトとの相性もよい。


☆白鷹 特別純米 秋あがり
兵庫県吉川町(特A地区)の農家と100年以上も昔から栽培契約を結び、、その山田錦を100%使用した灘の生一本の生みの親と言われている宮水を仕込水として使用した日本酒がカクテルグラスで登場。。
これがまた美味しい!日本酒好きとしてはこれはたまらない。

☆漆黒
木箱が目の前に出される。おしゃれな演出で登場したのは真っ黒い卵のようなもの。
トリュフまるごと?なわけないですよね。

竹炭を使った黒い生地の中には中国のたくあんと海老、鶏肉と雲丹が入った熱々のTOSHI流豚まんと表現すればいいのだろうか。ほのかに甘いその具材と竹炭のほのかな香りが絶品。

バランスのよい具材と秋あがりなんとも言えないマリアージュ。


☆カンフーガール(Charles Smith Wines Kung Fu Girl Riesling)
アメリカワシントンのワシントン・エヴァーグリーン・ヴィンヤードで栽培されたブドウのみを使用の中辛口リースリング。味わいもエチケットも女子好み。


☆暦
関サバとも違うようで松倫サバ?脂ののった高級サバをオレンジリキュールを使った味付けとカモミールで燻煙し、エスプーマ仕立ての抹茶のソースを添えた一品。
抹茶ソースの下にサバが隠れています。薫香が素晴らしく実にいい。


お酒もお料理も味はもちろん、香をかなり重視している気がしました。
香水文化のパリで修行されていたからこそ香にこだわりがある?


☆殿雷
いきなり手渡された最中。
最中の皮にはエフドトシの焼印もありおしゃれ。お口直しのアイスクリーム??ではなく、中は鴨とファグラ。紀州の梅ジャムとスペインのパチパチするお菓子とフォアグラの餡が入った最中。
特製一味も入れてお口の中でパチパチと雷が起こる。
子どもの頃に食べたわたパチが上品な味わいと落ち着いたパチパチになって複雑深い大人向な味に再現された大人のためのわたパチが懐かしい。


Episode☆1分30秒 八重山諸島 東星ハタ
またまた不思議なネーミング(笑)と思ったら、由来は実はシンプル。
ハタを1分30秒蒸し旨みをギュッと閉じ込めほどよい火入れで提供する一品。
1分30秒はハタを蒸す時間なわけです。


皮までも美味しく、いえ皮こそが美味しく仕上がり、やはり「香」が素晴らしい。
香りというより薫りの表現がふさわしい。身に纏たくなる香。


☆シェリー酒
スペインの高級シェリー酒のトロアンブラのマルケスデポレイが登場。
料理の味ももちろん引き立てるペアリングですが単体で飲んでも美味しいものばかり。
お酒が強くないのでペアリングコースは一口二口しかいただけないけれど、実によいペアリングで普段よりかなり飲みました。



☆5年ものの瓶だし紹興酒
紹興酒もこれまた香が素晴らしくうっかりグビグビ飲んでしまいそうな危険な味わい。紹興酒の香も素敵。


イタチザメのフカヒレがこれまた立派!こんなに大きいんですね!


Episode2☆至極 極上フカヒレ 金華ハム 松茸のスープ
調味料は一切使わず、金華ハムと松茸をサイフォンで煮出したスープをイタチザメのフカヒレにかけたおだし。

これが意外と濃厚でしっかりしたお味。
イタチザメのフカヒレはしっかりした弾力とコシがあるツルンとしたのど越しもなかなか美味。今年最後の松茸であろう松茸が香る金華ハムのお出汁が絶妙。


赤が2本登場。飲み比べというより、片方を飲むことで片方が欲しくなるそんなワインの組み合わせ。


☆ヴァン ド ペイ ド ヴォークリューズ "レ プラン" (サンタ・デュック)Vin de Pays de Vaucluse Les Plans (Santa Duc)
品質が高くコストパフォーマンスに優れた年しか造らない安くて旨いワイン。



☆ラ アタラヤ 2015 ボデガス アタラヤ La Atalaya Bodegas Atalaya
力強いしっかりした味わいの赤。


Episode3☆草原 鹿児島県 黒毛和牛ヒレ肉、ポテチ
黒毛和牛のヒレ肉を低温調理のように柔らかくありつつ、旨みを閉じ込めた肉と北海道産の北あかりをポテチにして添えた一品。上品な赤身の肉と北あかりの甘さがなんともいえない味わい。シェフのお皿は5味をすべて大切に五感に働きかけるけれど、中でも甘が引き立つ気がする。

 


Episode4☆強火 中国野菜、海月
椎茸、マッシュルーム、青梗菜、紅芯大根、韓国かぼちゃ、ビーツ
なんとソースには塩辛を使っているという
塩辛の味わいとともに、煮えたイカがなんとも後を引く美味しさ。

 

☆ROYAL LOCHNAGAR(ロイヤルロッホナガー)
「王室御用達」の「ロイヤル」の冠を与えられた蒸留所のスコッチはビクトリア女王も愛飲したスコッチをソーダで割ったものが〆のペアリング。これは飲みやすくサッパリできて好きだわ~。

Epilogue 濃いめ☆香港めんと一口のごはん

XO醤とファグラを香港麺は鶏肉、鴨、ファグラのスープ。ごはんにはうずら卵と金華ハムも。
エピローグにふさわしい、麺とごはんの饗宴はコラーゲンたっぷりのスープ。女性に嬉しいコーラゲンたっぷりのスープは食べすすめている唇がウルおうほど。


細い香港麺がお出汁と絡んで美味しい、そしてコラーゲンたっぷり💛h


Happines Sinple

キャラメルプリンと杏仁豆腐のエスプーマ仕立てが見た目は杏仁豆腐には見えないのに食べるとしっかり杏仁豆腐。宇宙食を食べているような摩訶不思議なデザート。


☆小菓子 チョコレートケーキ
タロイモのケーキとココナッツミルクのチョコレートケーキ、紹興酒で香りづけるというどこまでも香が活きたお皿。細かい金箔も計算されていて、金箔って食べても美味しくないから細かくすることで金箔の味を感じないようにしているのでしょう。

三ツ星レストランでいただくような素晴らしいお皿の数々に大満足💛


☆氷温熟成コーヒー豆のコーヒー
苦味があるのにサッパリしてコーヒーの香りとはまた異なったアロマが際だつコーヒー。

ペアリングのお酒は全部で9種類。そのどれもが単体で飲んでも美味しいのに、お料理と合わせると香がたってマリアージュ。
お料理もお酒も香がとてもよい。
カウンターで調理を間近にみえる場所にいる=つまりは匂い移りしやすい場所にいるのに調理の過程に発する香がどの皿も素敵過ぎてうっとりするほど。

29歳という若きシェフのそのキッチンに立つ姿は料理人というよりも俳優が舞台でシェフを演じているがのように優雅でした。


リピートしたい!デートにも接待にも、もちろんおひとり様も素敵にマッチするお店。
今年のクリスマスデートにイチオシ💛 

Fff...TOSHI (エフドトシ)
中華料理、イノベーティブ・フュージョン、創作料理
050-5596-1109
東京都港区六本木4-4-2 ヒルサイドパレス六本木 B1F


交通手段
大江戸線/日比谷線 六本木駅7番出口 徒歩2分
六本木駅(7番出口)徒歩30秒
営業時間 18:00-23:00
定休日 不定休

 

グラスが気になってお聞きしたら佐々木硝子さんだそうです。東洋佐々木硝子さんかな?


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