【和歌山県新宮市】文豪、佐藤春夫の好物めはり寿司とさんま寿司の駅弁

和歌山県といえば、私の中では「逢いたい　見たい　すがりたい」の和歌山ブルースなのですが、私にとっての初和歌山県は新宮市でした。上司が好きでよく歌っていた和歌山ブルース。
未だに社会人になりたての頃に出会った人の影響は強く印象的に残っていて、時々、当時の上司や同僚と逢いたいなと思うのです。
そんな未踏の地、和歌山へやっと行けました。ｓ

世界遺産熊野三山、和歌山県新宮市への旅2日目☆熊野速玉大社と摂社の神倉神社や新宮城址
和歌山県の旅のまとめはこちら

和歌山県といえば熊野三山、熊野三山といえば新宮市は外せない。
新宮市に行くには名古屋まで新幹線で行き、そこから先は特急ワイドビュー南紀で行くのが便利。

初和歌山県で、私が唯一、未踏だった都道府県の最後を制覇。
そして和歌山県でも初体験をいろいろしました。

 

新宮名物の「さんまの姿寿司」も初！
さんまといえば塩焼きか煮つけ、本当に活きのいいものは刺身や寿司に生寿司のネタにもしますが、さんまの姿そのままに押しずしにした「さんまの姿寿司」。

これが美味しいんですよ。

北では脂がのった状態のさんまですが、和歌山まで南下すると荒波にもまれて脂がほどよく抜けるそうです。その抜けた状態がさんまの姿寿司にぴったりなのだとか。

和歌山県新宮市世界遺産の旅１☆新宮の名物ご当地グルメ『さんま寿司』＠徐副寿司
新宮市１日目のお店の様子はこちら

 
新宮駅のホームの洗面所。
昔の駅はこんな洗面所もありました。夜行列車があった時代の名残かな。昭和を思い出しました。

徐福寿司は店主もすごく楽しくて、お寿司も美味しくて楽しいランチのお時間でした。
帰りの特急ワイドビュー南紀の駅弁代わりにいただいたのは、その徐福寿司のお弁当。

名物寿司の盛合せです。

さんま寿司
昆布寿司
マヨネーズ巻き寿司
徐福熟成めはり寿司
鉄火巻

めはり寿司が多分、人生初。
高菜で巻いたおにぎりはもちろん食べたことはあるけれど、めはり寿司は古漬け。
徐福熟成めはり寿司はこだわりの古漬けした高菜を使っためはり寿司。
冷蔵冷凍技術がなかった時代に考えだされた長時間漬け込む技法の保存調理法。

昆布寿司
大阪から仕入れた昆布ですが、大阪で昆布は獲れないので多分、北海道産。
北前船で北海道から大阪に運ばれた昆布が和歌山の名物になったのですね。

めはり寿司も特急車内で撮影したらブレブレになってしまったのでした。

めはり寿司に使う高菜は徐福寿司さんは２４０日間の日数をかけて高菜を漬け込むので熟成して酸味や香が強くなるのだそうです。

新宮市出身の文豪　佐藤春夫は故郷で一番美味しいものは一に「めはり」二に「さんま」 と常々語っていたそうです。
「めはり寿司」は、両手につかんで大きな口を開けて食べる。このとき目を張るからその名がついたといわれているそうです。

JR西日本の新宮駅。

2200年前、不老不死の「天台鳥薬」を秦の始皇帝の命で探しに来た徐福は新宮に永住し、さまざまな技術を伝えたとされています。その徐福由来の店名の徐福寿司さん。

徐福寿司 駅前店 （じょふくずし）
http://www.cypress.ne.jp/jyofuku/
0735-23-1313
和歌山県新宮市新宮7050

交通手段
JR紀勢本線 新宮駅より徒歩1分
新宮駅から97m

徐福寿司の前はJR新宮駅、横には新宮市観光協会もあり、裏手がバスセターになっています。
そして、店名の由来の徐福のお墓などがある徐福公園までも徒歩１分。