コダワリの女のひとりごと

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【熊本】金栗四三に会う♪JR九州D&S列車の1泊2日の旅☆8山鹿灯篭民芸館と八千代座で山鹿灯篭踊り鑑賞

2019-06-10 | 旅 熊本県

新玉名駅で金四三さんにお出迎えされ、初めて「いだてん」のモデルはイケメンだったことを知りました。
降りてバスで向かったのは八千代座と山鹿灯篭踊り工芸館。
今回のツアーで初めて山鹿灯篭というものを初めて知ったのでした。

知っているようで知らない九州や熊本のこと。奥が深いな九州は。
北海道という歴史の浅い場所で生まれ育ったのに、九州の歴史を知るとあれ?と共感したり通じるものを色々感じ、北海道人である私の祖先も九州なのかもしれないと思うのでした。

 

国指定重要文化財 八千代座

明治43年(1910)に建設された芝居小屋・八千代座。
八千代座は開業以来様々な興行を行い、山鹿に賑わいをもたらしたが、昭和には映画館になり、テレビの普及により客足が減り閉館となりました。
 
人がいなくなった小屋は荒れ果て、不要といわれた八千代座を救うために立ち上がった老人たちと若者たち。
30年を超える復興活動を実施し、八千代座の国の重要文化財指定を受けて実施された「平成の大修理」を経て、平成13年から現代の芝居小屋として愛されているそうです。
 
1910年に地元有志の組合によって建てられた芝居小屋で設計施工は地元の方々。
 
類似の劇場として
・嘉穂劇場 福岡県
・旧金毘羅大芝居 香川県琴平町
・康楽館 秋田県
・永楽館 兵庫県
・内子座 愛媛県

この中で私は兵庫県の出石にある永楽館と旧金毘羅大芝居は見学したことがあります。
 
 
八千代座の裏手にある駐車場にバスが停まり、そこから徒歩で八千代座と山鹿灯篭工芸館へ向かいます。
山鹿灯篭工芸館で山鹿灯篭を体感♪  
街並は昔ながらのレトロな建物が多く、散策しているだけで楽しめ味わいがあります。
 
 
 
「山鹿灯籠民芸館」
遥か昔から山鹿の地に伝わる「山鹿灯籠」。
その灯籠が多数展示されている「山鹿灯籠民芸館」。
 
大正14年建築の銀行を改装した建物は、ひときわ目を惹くモダンなデザイン。
館内で現役の灯籠職人によるミニ灯籠づくり体験も行っています。
一目で銀行!とわかる建物。
 
山鹿灯篭工芸館の前にある郵便ポストの飾りにも山鹿灯篭
 
山鹿灯籠
材料に和紙と糊だけを使い、留め具なども一切使わずに立体構造を作り上げるそうです。
定規や小刀、ハサミ、コテなどの道具を使用し、曲線部分は、のりしろを作らずに紙の厚み部分のみを使って貼り合わせるなど、すべての工程において繊細な作業。

建造物を実際に目の前で眺めているような臨場感を出すために、縦横の比率も実際の縮尺に、独自の変化を加えたり灯籠師の熟練の技で生み出される紙とは思えない重厚さや豪華さでインテリアに素敵です。
江戸時代の富豪が注文して作らせたとのことで富の象徴だったのでしょう。
館内には日本の建築物のミニチュア版、山鹿灯篭が色々ありました。
 

天井には龍。
 
 
  
 山鹿灯籠民芸館
TEL 0968-43-1152
開館時間
9:00~18:00
入館料
大人210円、小人(小・中学生)100円
※団体割引あり

定休日 12月29日~1月1日
http://yamaga.site/?page_id=1550 
 
令和最初のコスプレは山鹿灯篭踊りの千人灯籠踊りのコスプレです。
「よへほー」の掛け声が印象的な山鹿灯篭踊り。

遥か古代から受け継がれてきた、山鹿最大の夏祭り。
2日間に渡って行われる祭りは「奉納灯籠」や「花火大会」「たいまつ行列」など盛りだくさんの内容なのだそうで、中でも圧巻は、よへほ節の調べに合わせ、頭上に灯籠を載せた女性たちが優雅に舞い踊る「千人灯籠踊り」とのこと。
 
ちなみに「よへほー」は、たくさんお酒を召し上がれというような意味だそうですよ。

幾重にも重なる灯の輪が、見る人を幻想的な世界へと誘うそうです。 
紙でできているのでめちゃ軽い!玉子三個分! 
 
 

 八千代座で山鹿灯篭踊りを観る

 八千代座で山鹿灯篭踊りをみて、触って、コスプレして(笑)、続いて訪問したのは八千代座です。 
 
明治43年、山鹿の実業家"旦那衆"の尽力によって建てられた「八千代座」。
ドイツ製のレールを使った廻り舞台や桝席・花道など充実した機能を持ち、江戸時代の歌舞伎小屋の様式を今に伝えているそうです。
木戸口をくぐれば、そこは非日常の世界で八千代座華やかりし明治・大正にタイムスリップ。当時の熱気や、観客のざわめきが聴こえそうな空間でした。

【お問い合わせ】
八千代座:TEL 0968-44-4004 FAX.0968-41-7110
開館時間:9:00~18:00(最終受付17:30)
入館料:大人520円、小人(小・中学生)
260円※団体割引あり(15名様以上)
定休:第2水曜、12月29日~1月1日
※八千代座公演日等、見学できない場合もあり
 
 
 
八千代座の資料館が別にあり見学しました。
 
 
 昔の映写機なのでしょうか。
 
マツコの知らない世界で「ガイシ」を知ってからちょっと気になるガイシ。
 
坂東玉三郎さんや、中村獅童さんも八千代座で公演してるそうですよ。
 
 
この日、私たちは山鹿灯篭踊りを観賞しました。 
 
 

 平土間(枡席
昔は上の平均台よりも幅の狭い木の上を歩いたそうです。
一枡に8人入ったそうです。
 
 天井の絵は今でいう広告スペースだそうです。
広告の絵が今となっては芸術的で美しいアート。
 
 
 
 
 

二階席
席が斜めになっているので歩くと変な感じ。

建設当時もこのようなシャアアンデリア照明だったそうで、舶来もので今のお金にすると億とか説明された気がします。
 ここで歌舞伎をみたらどんな感じなんだろう。
 
せっかくなので記念撮影。
 
 
楽屋の天井が狭くて、かつらをかぶった役者さんはかがまないと歩けないのでは?

楽屋
 
 
 
奈落の底をみました。
歌舞伎役者さんは何十キロもある衣裳で狭い奈落の階段を駆け抜けるそうです。

奈落の底
奈落は1910年建設当時の歴史を感じる独特の匂いがしました
 
このおせんべいが美味しそう💛
 

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