JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

組踊 くみおどり

2014年05月20日 | その他

伊勢神宮における琉球古典舞踊奉納の半年前 ・・・



昨年 (2013年 ) 11月1日、(東京 ) 国立劇場小劇場で、
「組踊 (くみおどり ) 」 を撮影・取材する機会がありました。
(伊勢神宮奉納舞踊を演じた島袋光晴宗家、宮城茂雄教師、
 仲村渠 達也 (なかんだかり たつや ) 教師が出演 )



琉球古典芸能を象徴する 「組踊 」 は、
琉球王朝時代の18世紀初頭に創始された、
士族による歌舞劇です。



主に中国からの使者を歓待するために考案され、
成熟した高尚な琉球文化を
顕示するためのものでもありました。



演目は、琉球の歴史や故事、説話などに基づいています。



その様式は、能や歌舞伎の影響を強く受けています。



琉球士族の嗜みでもあった 「組踊 」 は男性芸能であり、
物語りは、八八八六調を基本とする
『唱え (となえ ) 』 = 『せりふまわし 』 で進行します。



琉球語の 『唱え 』 は、独特の抑揚と声色を持ち、
「組踊 」 が 『聞く芸能 』 といわれる所以がここにあります。



また、『女踊 』 の妖艶な美しさには引き込まれます。
(5月19日のブログ参照 )



1871年の廃藩置県以降琉球王国は消滅しました。



それからおよそ140年の時を経て、
琉球士族が国の威信をかけて演じた 「組踊 」 は、
2010年 ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

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