JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Margaret Mitchell House and Museum

2017年09月29日 | アメリカ

アトランタのほぼ中心 ・・・
ピーチツリー ストリート に建つ
アーリーアメリカン風の瀟洒な建物 ・・・



Margaret Mitchell House and Museum
マーガレット・ミッチェル ハウスとミュージアム


(建物の裏側 )
1925年から1932年まで、



マーガレット・ミッチェル が夫と暮し、



長編小説
『Gone With the Wind 風と共に去りぬ 』
を執筆した家 ・・・



建物は1899年の建造 ・・・
彼女が暮らした当時は集合住宅でした。



そのひとつに暮らしていた彼女は、
自らここを 『Dump ボロ家 』 と呼びました。
この建物があまり好きではなかったようです。


(マーガレット・ミッチェルの事故死を報じる新聞 )
マーガレット・ミッチェルは満48歳の時、
ピーチツリー ストリートで交通事故に遭い
この世を去りました。



生前、彼女は、『ボロ家は燃やしてほしい 』
と漏らしていたそうです。


(20世紀初頭のピーチツリー ストリートの写真 )
アトランタオリンピックを控えた1990年代初頭、
アトランタ市は、
老朽化したこの建物の処遇に困っていました。
当時の経済界は、マーガレット・ミッチェルが暮らした
建物の保存に消極的だったとか ・・・
そんな時、 『ボロ家 』 の壁に
寄付金 (1ドル札2枚 ) が貼られていました。
”風に揺れる寄付金 ” という言葉を添えて ・・・



一時は消滅の危機にあった建物ですが、
市井の人々の総意なのでしょう ・・・
『ボロ家 』 は、1997年、
美しいミュージアムとしてよみがえりました。



映画 『風と共に去りぬ 』 を彷彿とさせる佇まいで ・・・

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