古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

柿右衛門など(教室にて)

2024-05-13 06:59:25 | 静物(彫像・置物・人形など)
4月18日、同月2回目の教室のモチーフ担当で、上の陶磁器を準備致しました。それぞれに違った質感が面白そうで、また、赤が入ったのを選んだのは、絵のアクセントを期待してのことでした。配置は小玉精子先生にやっていただきました。描くに当たり留意しましたのは、右、信楽焼はその特徴であるデコボコ感です。白っぽいところはマスキングインクを使用しました。まあ、存在感は出せたかな、と。中、有田焼の柿右衛門です。光源 . . . 本文を読む
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高砂の松も昔になりぬべし・・・(継色紙風に)(マイケル・サンデル教授が「大谷翔平選手を通じた日本人の素晴らしさ」を語る)

2024-04-29 06:59:37 | 書道
高砂の松も昔になりぬべし なほ行く末は秋の夜の月    寂蓮法師(堂可佐こ能満つも舞閑し尓な利ぬ邊し 那本ゆ倶春衛盤阿支のよ濃徒き)高校時代の書道の時間で習い、何故か覚えていた歌2首の内の1首です。もう1首、式子内親王の歌(山深み・・・)は先に(2024.4.1)アップしました。何故、この2首だけを覚えていたのか、記憶は定かではありませんが、今思えば、おそらく課題かなにかで、何回も書かされたからだ . . . 本文を読む
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今年も胡蝶蘭が!(あのサンデル教授が日本文化の素晴らしさについて講演とのこと しかもクロード・レヴィ=ストロース氏の日本文化への評価を引用して)

2024-04-22 06:59:44 | 写真
今年も胡蝶蘭がほぼ咲き揃いました。2年前(2022.3.21)の拙ブログにあげたときは、マンション大規模修繕工事による日照時間不足で、花付きがイマイチでしたが、今年は普通に咲いてくれました。本当に効率に良い花で、真夏と冬場以外はベランダに置いたままで偶に水やりと施肥を行うだけです。4種類8鉢(各3・3・1・1鉢)が、少しづつ時機をずらせて咲くため、ほぼ半年近く、家の中で咲き続けてくれます。yout . . . 本文を読む
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お花見 お休み處

2024-04-15 07:00:22 | 風景(花)
お花見でのお休み處(どころ)を描きました。先日(4.4)の教室ではモチーフ担当の一人として、紫色の和傘、女物の下駄、紙風船などの“和もの”を準備させていただきました。この三点セット、実は前に所属していた会でも呈示し、当時写生したものを「和傘など」として、拙ブログ(2016.4.21)でもアップさせていただいています。今回は発想をちょいと膨らまし、TVの時代劇ででてくるお茶屋 . . . 本文を読む
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今年も春霞の中、桜前線が通過中

2024-04-08 06:59:30 | 風景(花)
遠く春霞むなか、満開の桜街道を描きました。桜街道とか桜並木などを描くに当たり私が最も衝撃を受けたのは、柴崎春通先生が6年前アップされていた「watercolor demonstration/Sakura(cherry blossom)  水彩画~桜」というyoutube動画です。初めて見たときは、サイズは普通なのに、画面いっぱいに広がる、そのスケールの大きさや躍動感に、ただただ感嘆あるの . . . 本文を読む
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山深み春とも知らぬ松の戸に・・・(式子内親王の御歌)

2024-04-01 06:59:31 | 書道
山深み春とも知らぬ松の戸に 絶え絶えかかる雪の玉水(半切大)式子内親王の御歌を書きました。実はこの歌、高校時代の書道の授業で書き、何故か今に至るも覚えていた歌2首の内の1首です。字体は当時と違うと思いますが、往時に立ち返り、60余年ぶりの挑戦です。国語の授業で習った歌は全く覚えていないのに、書道の授業というところがミソであります。(因みに覚えていたもう1首は、高砂の松も昔になりぬべし なほ行く末は . . . 本文を読む
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お団子など(教室にて)

2024-03-25 06:59:43 | 静物(全体)
お団子などを描きました。これも前回と同じ日(3.7)の教室です。急須の上蓋には桜の花びらが見え、お花見と関連したモチーフをご準備いただいたようです。恥ずかしながら“花より団子”を地で行く無粋者、折角ですので、お団子とお花見について調べてみました。あまり意識していませんでしたが、どうやら両者には浅からぬ関係があるようです。webサイト weathernews様などによりますと . . . 本文を読む
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梅に猫柳に菜の花(教室にて)

2024-03-18 06:59:31 | 静物(花)
先日の教室です。(3月7日 新百合絵画クラブ 小玉精子先生)紅梅、猫柳、菜の花を描きました。約50日ぶりの色物のアップになります。教室では、味わい深い造花のそれをご準備いただいていました。先生の“生花で描いてももいいですよ”とのご指示を受け、それぞれを切り花に見立てて描かせていただきました。教室では鉛筆での下描きだけで、色は帰宅して乗せました。今回の自分なりの「構想」は&l . . . 本文を読む
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序破急(古代における日本・ユダヤの関係(後編))

2024-03-11 06:59:35 | 書道
序破急と書きました。(縦半切1/2大)下記補記の最後の要約で紹介させていただいているクロード・レヴィ₌ストロース氏(世界的に有名な社会人類学者)の著書で知りました。氏は日本文化にも造詣が深く、嬉しくなるような誉め言葉が一杯出てきます。日本の雅楽についても、「そのリズムにおいて、曲の中に『序・破・急』があり、訴えたり憂いを帯びたりする感情をゆさぶる音楽になっています。」とされています。webサイト幻 . . . 本文を読む
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秘すれば花なり(世阿弥)(古代における日本・ユダヤの関係(前編))

2024-02-26 05:09:47 | 書道
秘すれば花なり父・観阿弥の跡を継ぎ、能を大成させた世阿弥の言葉です。(半切1/2大)齋藤孝先生は、世阿弥のこの言葉について次のように解説しておられます。“「花」とは舞台の見せ場、さわりであり、観客が面白がるということだ。客の好みは千差万別だ。相手と状況に応じて打つ手を変えろ、工夫の秘密を悟らせるな、わからないように趣向を変化させよ、というのが世阿弥から後継者へのアドバイスだ。したがって . . . 本文を読む
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夢幻泡影

2024-02-19 06:59:40 | 書道
夢幻泡影と書きました。(縦半切1/2大)“むげんほうよう”とも読むようです。いずれの四文字も消えてしまうことから、人生の儚さを表す熟語とのことです。信長が出陣するとき舞ったとされる幸若舞の「敦盛」が有名です。『・・・人間(じんかん)五十年、化天(けてん)のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり一度(ひとたび)生(しょう)を受け滅せぬもののあるべきか・・・』歴史専門サイト[レキシル] . . . 本文を読む
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雲外蒼天(米国大統領選挙・予備選挙始まる)

2024-02-12 07:00:54 | 書道
雲外蒼天と書きました。(縦半切1/2大)雲が無くなれば、蒼い(青い)空が拡がっているぐらいの意で、“苦労の後にはいいことがある”との励ましや再チャレンジの言葉となっているようです。シェークスピアの“嵐の中でも時は経つ”や一休禅師の“心配するな 何とかなる”にも通じましょう。書道としては久しぶりに漢字を書きました。去年の正月以来 . . . 本文を読む
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雪降れば木ごとに花ぞ咲きにける・・・(大字和漢朗詠集切を拡大臨書)

2024-02-05 06:59:18 | 書道
(雪の降りけるを見て詠める)雪降れば木ごとに花ぞ咲きにける いづれを梅とわきて折らまし  友則(53cm×22㎝)(画像処理にてカラー等調整)高野切第一種と同じ筆者とされる大字和漢朗詠集切の拡大臨書を続けております。和漢朗詠集(本体)の“冬”の“雪”の項目の、「みよしのの山の白雪積もるらし・・・」(2023.12.18付拙ブログ)に続く一 . . . 本文を読む
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赤カブにミカン(教室にて)

2024-01-29 06:59:28 | 静物(全体)
赤カブにミカンを描かせていただきました。先日(1.18)の教室です。私なりのテーマは二つ。一つはそれぞれの存在感をどう表現するか、もう一つは全体の色の配置です。前者については、モチーフ本体の形状や質感のほか、それに付帯する茎や葉に特に留意しました。カブの茎の伸び方やミカンの葉っぱの付き方です。後者の全体の色の配置は、絵を描く際、色を乗せる前段階で“構想”すべき大事なものだと . . . 本文を読む
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チューリップにユリ、松など(教室にて)

2024-01-22 07:00:14 | 静物(花)
今年初めての教室(新百合絵画クラブ 小玉精子先生 1月11日)です。チューリップ、ユリ、菊などのほか新年らしく松も添えられていました。色ではチューリップが目立ちますが、ある意味、この松が主役かもしれません。昨年末モデルさんを描いたときは、正面からの描きにくさを痛感していましたので、今回は右端に陣取り、左に曲線で伸びたチューリップを、そしてそこに出来る空間を大事にしながら描きました。描く対象が人物か . . . 本文を読む
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