寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

オーガニックにこだわったら・・・

2024-05-23 20:40:21 | 米づくり
この時期朝夕、村では田まわりと言って田んぼの水が適量か見て回っています。

最近気になることが、朝6時頃、無農薬・無肥料で挑んだ一枚(4反)の水田に決まってツバメがやってるようになったんです。多いときには5~6羽田んぼの上を飛び回ります。

そういえば昔の我が家にも巣を作りに・・・、親ツバメがエサを運んでくると、ヒナは一斉にピーピー鳴いてたのを思い出します。
ツバメといえば縁起もの大事に見守っていましたが、いったい今はどこに巣作りしてるのだろう?

そんなツバメの飛来、エサ取り?何か田んぼに変化があったのか?と水中に目をやると・・・
慣行栽培してる田んぼには見られない大量のイトミミズが発生してました。
雑草を抑制してくれる “とろとろ層” にしてくれる効果があるようで、ちょっと嬉しくなりました。

それにしてもツバメは飛んでる小さな虫をエサにしてるということは、何かしらの虫が発生してるのか?

稲の色が薄く分けつが遅れているように感じています。
田植え時に撒く殺虫剤も使ってないので、ツバメが捕まえてる虫が稲に悪さしない虫であることを祈るばかり。
もし、そうでなかったらツバメよ、虫を全部食べてくれ!

あらら、これは雑草?

2024-05-19 20:51:25 | 米づくり
一部の水田(4反)で無農薬、無化学肥料でチャレンジしているなか、こちらの慣行栽培してる田んぼが、エライことになってました。
条の間にこんなに草が・・・。

除草剤を減らしているとはいえ、こんなにも雑草(ヒエ)が生えるものなのか?と恐る恐る引っこ抜いてみたら、
なんと根元に籾が付いてます。黒っぽいのが籾です。

昨年は異常な暑さ、そのせいか収穫後に切り株から生えてくる二番穂がしっかり籾を付けてました。
食べられそうな昨年の二番穂、その穂からこぼれた籾が芽を出していたんです。
例年見られることにしても、こんなに稲が芽を出すとは・・・思いもしませんでした。

はじめて除草機を使ってみた

2024-05-12 21:29:13 | 米づくり
オーガニック栽培に近づけようと、耕作する一部の水田1枚(4反)を現在まで

 昨年の収穫後 籾殻&米ぬかを散布

 今年に入り  米ぬか、化学肥料を使わず鶏ふんを散布
        種籾、苗土消毒せず
        殺虫剤、除草剤使用せず

でやってきました。
(注:購入した農協からの種籾、農機具メーカーからの培土に農薬が使われているのかは判りません)

そして除草剤だけは使わないとなぁ・・・と考えてたんですが、なんと大阪のヒロちゃんとちゃいます、村のヒロちゃんがこんな機械を貸してくれることになったんで、農薬なしで進行中です。

そういえば昔ウチにもありましたよ、木のフレームで単爪で人力のが。

こちらはエンジン駆動式で3連の除草機(田車)、苗と苗の間を爪で引っ掻いて進むのでとにかく前進は楽、回転する爪のおかげで引っ張ってくれますから。
ところが180度方向転換する際には、持ち上げて変えるしかないので、まーしんどいこと、しんどいこと。

爪に当たらない部分もあるわけで除草除去は完全とはいきませんけど、やってみる価値はあるかなと・・・。

昨日はマシントラブルで中断、本日完遂させました。
ほんま疲れましたわ。


ところで肥料過多などで発生する藻の一種アオミドロ(こちらではアオノロと呼びます)、たまたまなのか?それでも米ぬか効果があるみたいです。
5/10 緑色したアオノロが風下に集まってます
5/10 アオノロに米ぬかを散布
翌5/11 アオノロが枯れてきてます

コメ農家の皆さん、農薬使わず試してみてはいかがでしょう!

「食の安全保障を訴え続けて」聴きのがした方へ

2024-05-09 12:51:48 | 独り言
東大院鈴木宣弘教授が出演された

8日放送のNHKラジオ「ラジオ深夜便▽明日へのことば」

  食の安全保障を訴え続けて

未明の放送でしたので、聞けなかった方も多いと思います。

15日午前5時まで聴くことができます。ぜひ・・・


雑草との闘いが始りました

2024-05-04 23:23:43 | 米づくり
オーガニック栽培への関心が高まった今年一部4反の水田には農薬と化学肥料を一切使わずにきました。
ここまできたら、この田んぼは除草剤も散布しないでコメを作ろうと決意したんです。

除草剤使わないで、ヒエをはじめとする雑草軍団にどう対抗するの?
大丈夫、考えてますよ!
ということで先日、その第一弾としてここでも米ぬかを撒いてやったんです。

米ぬかには、雑草の発芽を抑制する効果があるようです。
十分な散布量ではありませんが、畦伝いに撒いていくと、なんと風下の方には藻の一種アオミドロ(こちらではアオノロと呼びます)がいくつも発生しているではないですか!

まさかこんなに早く発生するとは・・・。
それにしても例年と違って緑色が鮮やか、もしかしたら基肥を化学肥料から全て鶏ふんに替えたためかもしれません。

そのとき以前、アオノロに米ぬかを撒いてた農家がいたことを思い出したっぷりと降りかけてやったんです。

そして翌日のアオノロの状態は、少し弱まっているように見えます。
こんなことしないで専用の農薬使えば2、3日で消えてくれますが、
この田んぼだけは、無農薬で栽培します。



気になるこの田んぼ、一日に何度も足をはこびます。
最後の帰り道、今日も綺麗な夕日を背景にのぼり旗が元気に舞ってくれてます。