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「裏金」の温床?パーティー券

2023-12-12 21:09:23 | 徒然

今日の国会で提出されていた、松野官房長官の辞任を迫る決議に対して、否認という結果になった。
自民党が与党第一党というだけではなく、議員数も多いことを考えれば、当然と言えば当然なのだが、この結果を受け岸田首相は松野官房長官を更迭するコトができるのだろうか?
何故なら、自民党の国会議員は松野さんは官房長官を辞さなくてもよい、と判断したのだ。
その自民党の総裁である岸田首相が、党の考えを覆して更迭をする、ということでもある。
そこに起きる矛盾は、どう説明をするのだろう?

そして、安倍派の「裏金」が5年間で5億円に積みあがっていた、という報道もあった。
覚えていらっしゃる方もいると思うのだが、2019年に広島選挙区選出の自民党の河井克行氏が大掛かりな贈収賄で逮捕・起訴される、という事件があった。
この時は河井克行氏の妻・案里元参議院議員の選挙に関する事件だった。
その贈収賄として使われたお金が1億5千万円で、そのお金の出どころもまた問題になっていたはずだ。
しかし、河井夫妻の逮捕・起訴により、お金の出どころは、あやふやなままになっている。
河井案里元参議院議員の選挙の裏には、故安倍元首相がかかわっていたとされていた、という話があったと思うのだが、現在の安倍派が数年間で5億もの裏金を集めていた、とすれば1億5千万円というお金もまた、このようなところから出たお金なのでは?という、想像をしてしまうのだ。

それにしても、「選挙資金を集めるため」という名目で、パーティーを開くのはなぜだろう?
パーティーの開催名目は、「〇〇先生、激励会」であったり、「✕✕先生、祝賀会」のようなモノだろう。
もっと堂々と「選挙資金集め会」と銘打って開催した方が、その目的がはっきりして良いのでは?
勿論、お金を出した人にはその収支を明らかにする必要がある。
何故なら、「資金集め」という名の「募金・寄附金活動」だからだ。
パーティーと名が付くコトで、その収支について明らかにする必要がなくなり、結果として「裏金」となってしまうのでは?

もう一つ気になることが「政治にはお金がかかる」という言葉だ。
その中でも、特に人件費にお金がかかる、という。
地方出身の国会議員の多くは、地元に「選挙事務所」を置いていて、その「事務所」で仕事をする人を雇うことで多くのお金が必要、ということのようなのだが、本当にそうなのだろうか?
というのも実家に帰省した時、バス路線に面したところに事務所を構える議員さんの事務所から人が出入りを見たことが無いからだ。
いつも扉はしっかりと締まり、カーテンがひかれているからだ。
週末だけしか事務所に人がいないのだとすれば、パート勤務ということになる。
鳥取県の最低賃金が854円で、1日8時間、週2日働いているとすると854円✕16✕4=5万4656円。
それに交通費を足したとしても、月7万も支払ってはいないのでは?
このくらいの勤務時間となると、社会保障費等は個人負担となっているはず。
それとも、東京事務所での事務担当者が10人、20人必要、ということなのだろうか?

その割には、「視察」と称して長期の休みに海外に行く議員が当たり前のように、数多くいることも解せない。
今年問題になった女性議員のパリ旅行等も「視察」とされる時間は、滞在日数のうち1日程度の時間だった。
他は、ほぼ観光旅行。
岸田首相のご長男も、「視察旅行」と称して海外旅行に行き、買い物三昧をしていた事が分かり問題になった、ということもあった。
そのような「視察」は、本当に必要なのか?
議員活動そのものをしっかり見直せば、「政治にお金がかかる」というほど、お金はかからないのでは?
お金がかからないのであれば、その分パーティー等を開く必要もなくなり、もっと政策の勉強時間に充てることができると思うのだ。







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