よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

Perfect Day-大阪市住之江区:北加賀屋

2024年05月17日 | 大阪(大阪市内)
Kita Kagaya, Suminoe Ward, Osaka City

さてさて、ワタクシにとって住之江区北加賀屋の「アート散策」は楽しい散策でありました


これ、安いゲストハウスの壁に描かれていたんです。建物の前にはバックパッカーが数名いました


バックパッカー達もこの壁画を写真に撮っていました。日本的なイメージなのでしょうかね


どこにどんな作品があるのかわからないので、見落とすことがないように注意深く歩いていきます


とは言え、この壁画は見落とすことはありませんな


Ben Eineというイギリス人アーティストの作品なのですが、最初は適当に文字が羅列してあるのかと思ったのですが、
よく読んでみるとちょっとビックリしました


「Such a perfect day. I'm glad I spent it with you」と描いてあるんです。
ワタクシ、Lou Reedというニューヨークのミュージシャンが大好きなのですが、このフレーズって彼が1974年に発表した
「Perfect Day」という歌の歌詞の一部なんですよ。日本ではLou Reedってあまり知名度が高くないのですが、
もうかなり前の映画なのですが、ユアン・マクレガーが主演だった「トレインスポッティング」という映画の中で、
また、去年に役所広司さんが主演で公開された「PERFECT DAYS」という映画の中でもこの曲が使われていたので、
聞いたことがある人も多いのじゃないでしょうか

Lou Reed - Perfect day[和訳/lyrics]



さらに歩いていくと、ワタクシ好みの壁画がありました。これはdotmastersという英国人アーティストの作品です。
無邪気な子どもが高価な絵画に落書きをしている…そんなコンセプトなのでしょうか


真ん中の絵はダ・ヴィンチの「モナリザ」、右の絵はアンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」ですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ルー・リードやデビッド・ボウイ、日本では忌野清志郎や鮎川誠など、若い頃から好きだったミュージシャンが次々に亡くなっていきました。
ティーンエイジャーだった私が60代になるのですから、好きだったミュージシャンが老いていき、死去していくのも当然といえば当然です。
でも、彼らが奏でた音楽は永遠に残ります。私は今でも70年代や80年代の音楽に心惹かれるのです。



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文化住宅-大阪市住之江区:北加賀屋

2024年05月16日 | 大阪(大阪市内)
Kita Kagaya, Suminoe Ward, Osaka City

さてさて、ワタクシは住之江区北加賀屋の町をカメラを首から下げながら、ワクワクした気持ちで散策していました


「ザ・昭和」と言いたくなるような路地がありました。このような場所がワタクシの原風景。
ワタクシはこういう感じの場所で生まれ育ったんですよ


この建物は「千鳥文化」といい、昭和30年代に建てられた文化住宅をリノベーションしたものなんです。
ところで、「文化住宅」という言葉をワタクシは普通に使っていましたが、これって大阪(関西)独特の言葉らしいですね


高度経済成長期、大阪では多くの労働者が生活するための住宅不足に対応するため、
大量に供給された2階建ての集合住宅のことを文化住宅と呼んだことでこの言葉が定着しました。
それまで、長屋や下宿屋などの集合住宅では風呂無し、台所とトイレは共用となっているのが一般的でした。
それを、各戸に台所とトイレを設けたものが、長屋などと比べて「文化的な生活」ということで、文化住宅の名が付いたとされています。
思わず憲法25条の「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という文章を思い出しますわ


風呂無しという点に関しては、当時は給湯設備が高価であったことや、人口密集地には必ず銭湯があったことで、
特に住居選びのポイントとしてはそれほど重要視されていなかったようです。
ワタクシが育った大阪市生野区も、自宅から徒歩10分の範囲内に4軒の銭湯がありました


昭和30年代に作られた文化住宅の多くは老朽化によって解体されていきました。
特に大阪市内では文化住宅を取り壊して、マンションを建てた場所が多いです。
でも、こうしてリノベーションされた文化住宅も時々見かけることがありますね


こちらは古い長屋がカフェ、美容室、服屋などに変わっていました。こういうのが「昭和レトロ」になるのでしょうか


自転車のホイールを大量に使ったフェンスがありました


「みんなののうえん」という地域住民の農園を囲うフェンスでした。これもちょっとオシャレですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私は下町の路地裏で育ちました。そこは「向こう三件両隣り」という言葉がふさわしい、雑多ですが人情の厚い場所でした。
プライバシーだとか個人情報なんて言葉がない時代でしたので、近所の家庭内の状況などは筒抜けでした。
お節介な人や詮索好きな人も多かったですが、面倒見のいい人も多かったんですよ。懐かしい思い出です。



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ポップな街角-大阪市住之江区:北加賀屋

2024年05月15日 | 大阪(大阪市内)
Kita Kagaya, Suminoe Ward, Osaka City

さてさて、「アートなまち」へと変身した住之江区北加賀屋の町を、ワタクシは興味深く歩き続けました


大阪を代表するストリートアーティストMASAGONによる作品だそうです。
無機質な工場の壁面も、これだと可愛く見えてきますね


ここも工場の壁にポップでキュートな猫の絵画がありました。街角を曲がるごとに、いろんな絵画が目に飛び込んできます


こちらはoakoakというフランスのアーティストが描いた作品。そして、この作品のすぐ隣にはこんな作品がありました


E.leeというアメリカの作家の作品ですが、この女性、「銀河鉄道999」に出てくるメーテルという女性に見えました。
蒸気機関車とメーテル…ワタクシの頭の中には、ゴダイゴが歌う「銀河鉄道999」が流れていました


古びたアパートのブロック塀は、かなりインパクトの強い作品が描かれていました。
「WASURETA KOTO WO WASURE NAIDE」と書かれていますが、いろんな意味に解釈できますね


これは普通の民家です。子どもが喜びそうな作品かなぁ


これもE.leeの作品ですが、アメリカンコミックのヒーローが水責めされているのですかね


これはBen Eineという英国人作家の作品です。ベン・アインは、オリジナル字体で様々な場所に文字やメッセージを描くそうです。
なおKK=「K」ITA「K」AGAYAということのようですね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


私は絵画にはあまり詳しくなく、なおかつ絵を描くのも下手くそで絵心の無い人間です。
ただ、1960年代に流行したポップアートは大好きで作品集を購入したり、ポスターを部屋に飾ったりしていました。
ですので、こういうタイプの絵画は私の好みなんですよ。
印象派のような絵画が好きな人には、あまり気に入られないかもしれないですね。



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下町のアート-大阪市住之江区:北加賀屋

2024年05月14日 | 大阪(大阪市内)
Kita Kagaya, Suminoe Ward, Osaka City

さてさて、今年のGW前半の4月28日、ワタクシは大阪市住之江区北加賀屋という地域に行ったんです。
この日はGWで道路も混雑するかもしれないと思い、電車に乗って北加賀屋に向かいました。
地下鉄(Osaka Metro)の北加賀屋駅で下車し北加賀屋の町を散策するのですが、
大正時代に造船業で栄えたこのエリアが「アートなまち」として注目を集めているんです。
工場や古い長屋の壁などに若い作家さん達がウォールアートを描いているんです。
この日はそんなアートを楽しもうと思ったんんです


この日は荷物は軽くしようとカメラは1台だけ。レンズは16mm、23mm、35mmの単焦点レンズを3本持って行きました。
(35mmフルサイズに換算すると24mm、35mm、52mmのレンズということになります)
フィルムカメラのようなデザインのFUJIFILM X-Pro2には単焦点レンズがマッチします。
ワタクシにとってカメラとは「写真を写す道具」であると同時に「持つことが楽しい機械」でもあるんです


駅から歩いて行くと「これぞ昭和」というような古いアパートが立ち並んでいるのですが、その名前が「穂高」「乗鞍」「白馬」なんですよ。
家主が山好きなのか、それとも信州出身なのかワタクシには知る由もありませんが、
山好き、信州好きのワタクシはついついレンズを向けていましました


この建物が北加賀屋のアートの発祥の地だそうです。ここは名村造船所大阪工場跡地で、かつては大阪を代表する造船工場でした。
現在は展示、イベント会場として利用可能な複合施設「クリエイティブセンター大阪(CCO)」となっています


この日はイベントがあるとかで、これ以上内部に入ることは出来ませんでした


ここには建築家、ストリートアーティストとして活躍するギリシャ出身のb.というアーチストが、
防潮堤壁面に、カラフルでコミカルな宇宙人を100mにわたって描いた作品がありました


「b.friends on the wall」というタイトルだそうで、宇宙人達がが手をつなぐことで示す「友情」を、
全ての地球上の人々へ、というメッセージが込められているとのことです


こちらはNY&シカゴを拠点とするアーティスト、shlumper(シュランパー)による作品だそうです


ワタクシは1960年代頃に生まれた「ポップアート」が大好きなので、こういう作品は見ていて楽しいんですよね。
初めてゆっくりと歩いた北加賀屋の町ですが、ワタクシには興味津々でありました

使用したカメラ:1枚目はiphone11、他はFUJIFILM X-Pro2


住之江区北加賀屋…大阪府民以外ではまず行くことも無いでしょうし、名前も知らないような場所だと思います。
いや、大阪府民でも「そんな場所、行ったこと無いで」という人が多いことでしょう。
そんな町が「アートの町」に変わっていたなんて、私もビックリしました。



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「源氏物語」の世界-京都府宇治市:「源氏物語ミュージアム」

2024年05月13日 | 京都(京都市以外)
The Tale Of Genji Museum, Uji City, Kyoto Pref.

さてさて、ワタクシ達は世界遺産でもある宇治上神社の参拝を続けていました


狛犬の向こうに見える本殿は平安時代後期の造営で、神社建築としては日本最古のものだそうです。
平安時代の後期ということは、実に1000年もの間、この建物はこの地に鎮座していたんですねぇ


こちらの拝殿は鎌倉時代前期の造営で、寝殿造の遺構といわれています


拝殿の前には、円錐に盛られた「清めの砂」と呼ばれるふたつの盛り砂が奉納されています。
例年9月1日に行われる「八朔祭(はっさくさい)」に氏子さん達によって奉納され、一年間神社を清めてくれるということです


ワタクシ達は宇治神神社の参拝を終えて、さらに北の方へと歩いて行きました。
ワタクシは現在放映されている大河ドラマ「光る君へ」は今ひとつ面白いとは思えないのですが、家人はかなりの興味を抱いていまして、
「せっかく宇治に行くんやから源氏物語の資料館に行きたいわ」ということですので、そちらに向かうことにしました


この建物が「源氏物語」をテーマにした「源氏物語ミュージアム」なんですよ。
宇治市立という公立の博物館にしては、なかなか見た目がオシャレというか、いいデザインだなぁと思いますわ


どうやら今年の宇治市は「源氏物語」を前面に押し出して観光客誘致に尽力しているようですね。
こういうのを見るたびにNHKの大河ドラマや朝ドラの経済効果ってすごいなぁって思います


館内には原寸大の牛車や光源氏の邸宅「六条院」の模型、女性たちの装束や暮らしを再現した展示などがあり、
「源氏物語」に関して分かりやすく解説されています。ワタクシのように古典に無知なものでも、わかりやすい展示でした


この後は車を停めているJR宇治駅の方へ向かい、自宅への帰路に着きました。
ワタクシも家人もそれぞれの目的を楽しむことが出来て、満足した宇治散策となったのでした

使用したカメラ:2、4、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


気がつけばもう5月も半ばになりました。歳月が過ぎていくのは早いなぁって思いますね。
そして、この時期になると「今年の夏はどこの山に登ろうか、どこに旅行に行こうか」ということを考えるんですよ。
夏が近づくとどこかワクワクしてくるのは、子どもの頃から変わることがないんですよね。



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