伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ハロ、環天頂アーク

2023年02月24日 | 
 写真の太陽を囲むように上方に孤を描く虹の環がハロ。頭の真上を見上げると、ハロを転写したように逆さまの孤を描く光の帯がある。これが環天頂アークだ。たまたま見上げたから見つけることができた。太陽を囲む孤をハロとしたが、多少押しつぶしたようにひしゃげて見える気もする。もしかすると上部タンジェントアークかもしれない。

 今日は朝からハロが見えていた。空にかかる雲が厚ぼったく見えたが、やがて薄い雲に変わったのか愛犬の散歩をしているうちにハロが見えるようになった。



 学舎に到着した時、太陽はさらに昇り、ハロ(あるいはタンジェントアーク)がほぼ全体像を見せていた。その後、たまたま天を仰いで環天頂アークにも気がついた。もっとも、その出現時間はとても短かった。10数分後には消えたのではないだろうか。アークを出現させた雲が流れ去ったようだ。

 さて、煮塾する楮の白皮は、遠野和紙・楮保存会のボランティア活動日だった2日前、水曜日に水に晒していた。煮塾は、大釜で湧かした湯に白皮を入れ、炭酸ソーダを加えて約2時間煮込む作業だ。こうすることで、皮から余分な成分・アクを抜ききれいな白皮に仕上げるとともに、柔らかくして次の段階である楮の繊維を作りやすくする。実は、地域おこし協力隊員のアドバイスを受けながら今日初めてその作業をした。

 煮ている最中は、30分間隔で釜の上部と下部の皮の位置を入れ替える作業をする。そして2時間ほどたった頃、取り出した皮を引っ張ってみる。たやすく引き千切れる。頃合いのようだ。ここで火を落とす。楮の皮はそのまま釜の中に1晩留め置き、明日、釜から取り出し再び水にさらすことになる。



 午前9時頃に始めた作業は午後1時30分頃に終えた。12時30分には火を落としていたのだが、灰や燃え残りの材木(「おきり」と呼ぶと記憶しているがこれ方言らしい)の処理など後始末に1時間程かかったからだ。

 とにかく作業を終えた。その帰路、以前からよく見かけるノスリがいた。ただ、ここでは写真を撮れなかった。その代わりに、学舎付近にいたノスリを掲載しておこう。




 ノスリは冬鳥として飛来する。冬はトビとともによく見かける猛禽類だ。撮影に気がついたらしく、向こうに飛んでいた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿