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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

風趣かな、光斑と栗花落

朝刊を読んでいて「光斑」なる言葉に目が留まりました。(^。^)

・5月は<太陽を踏む>季節だと、気象エッセイストの倉嶋厚さんが書き留めている。<緑陰の雑木林を歩くと、木漏れ日が地面に円形の「光斑」を無数に作っているのに気付きます>(『季節の366日話題事典』東京堂出版)

・光の斑は真夏にも見ることができる。とくに5月でなくてもと思ってしまったが、倉嶋さんの季節の感じ方は細やかだ。若葉のころのほうが隙間が多いせいで、夏に比べて美しいという。

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なんとも、繊細で美しい季節感ですね。(^-^)

この季節、陽光が強さを増すと、熱中症に注意だとか、紫外線をブロックなどと、やおら日差しを避ける対策的な話題が多くなります。m(._.)m

当世はそれほど世知辛いのに、敢えて「光斑」や「緑陰」、「木漏れ日」といった風趣に富んだ捉え方が出来るとは、心の余裕、暮らしのゆとりの成せる技ですね。(^_^)

古来、四季の変化に富む我が国では、季節の移ろいに敏感な「日本人的感性」が培われて来たはずです。(^。^)

それを失くしたのは、現代の多忙さと共に、効率性や経済性を重視する価値観に他ならないでしょう。m(._.)m

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俳句を嗜んでいると、四季折々の美しい言葉に出逢い、失われた日本人的感性を呼び戻すことが出来る、そんな気がするのです。(^-^)

例えば、梅雨が近いですが、「梅雨」という文字そのものが「梅の実が熟す頃の雨」と趣深い意味合いです。(^_^)

五月雨や麦雨といった別名もあり、梅雨に入ることを「入梅」(にゅうばい)とも呼びます。(^。^)

マニアックなところでは、5月ごろに開花し役目を終えた「栗」の「花」が「落」ちる時期、ちょうど梅雨入りをする頃を表す言葉として、「栗花落」と書いて梅雨を指します。٩( ᐛ )و
読み方は「つゆいり」から転じたのか「つゆり」又は「ついり」と言うそうです。(°▽°)

さらには、ざーざーと激しく降り止んだらスッキリと晴れる「男梅雨」、一方、「女梅雨」はしとしとと雨足の弱い梅雨を指します。m(._.)m

これだけでも、日本語の語彙の豊かさが伝わって来ますね。( ^_^)/~~~

「当世やカラリと晴れて女梅雨」 祖谷馬関

(注)梅雨は仲夏の季語。六月ごろ、ひと月にわたって降りつづく長雨。さみだれのこと。ちょうど梅の実の熟れるころなので梅雨ともいう。梅雨の季節をさすこともある。
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