なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ハナズオウ(マメ科・ハナズオウ属)落葉低木

2017-04-29 15:46:28 | 花木
 庭の2本のハナズオウがようやく満開になりました。滋賀県でも、やや北部のこの辺りは、サクラを初め
木や草の開花が、関東や東海、関西地方よりやや遅れているように思います。北陸地方の気象なのでしょうか。
 ハナズオウは、葉の出るのに先立ち、花を開きます。花には、花柄がなく、枝に直接花がついています。
花は、紅紫色の蝶形花ですが、他の蝶形花のように背後に大きな旗弁がなく、旗弁は、やや小ぶりで、2枚の
翼弁の内側に位置しています、2枚の舟弁の中に雄しべ雌しべがあります。
よく見ると、花は、外側に向かって輪形の花序をつくって、ついています。

























ユキヤナギ(バラ科・シモツケ属)落葉低木

2017-04-12 16:40:47 | 花木
 本当に雪が積もったように、公園のユキヤナギの花が、満開になっています。
ヤナギのように枝垂れ、たくさんの白い小花が咲く様は、見事です。
一個ずつの花を近づいて撮ってみました。バラ科の花で、5枚の花弁が、ぱっと開いています。
雄しべは、20本あるということで、基部内側に黄褐色のリングのようなものがあります。
これは、蜜線だそうです。雄しべは、初め、このリングに巻き付いたように曲がっていますが、次第に
立ち上がって、葯から花粉を出します。雌しべは、5本で、受粉すると、子房が赤くなり、袋果に
なります。





























 

ハナミズキ(ミズキ科・ミズキ属)落葉高木

2016-11-03 14:40:37 | 花木
 春に鮮やかな花をたくさん見せてくれたハナミズキ、秋には真っ赤な実と美しい紅葉でわたしたちを
楽しませてくれます。
花の花弁のように見えていたのは、総苞だそうで、真ん中にかたまっていたのが、花序だったそうです。
一つの花だと思っていたのは、たくさんの花の集まりだったわけです。
ですから、果実もひとかたまりの複合果となっています。
 かたわらには、はや来春の花芽が見えます。
























ハナズオウ(マメ科・ジャケツイバラ亜科)

2016-04-17 10:16:06 | 花木
 庭のハナズオウが鮮やかな紅紫色に咲きました。
葉に先んじて花芽が開き、花柄がないため、枝に直接花が輪生するような形でついています。
花は、マメ科特有の蝶型花ですが、5枚の花弁の内、旗弁(中央に立っている花弁)が小さく、
翼弁(翼のように開いている花弁)の内側に位置する点が、他のマメ科の花とは異なっています。
種子も豆果で、昨年できたものが、まだ枝に残っています。
花蘇芳の名は、花の色が染料のスオウ(蘇芳)で、染めた色に似ているからだそうです。





































ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科・ジンチョウゲ属)常緑低木

2016-03-16 19:36:50 | 花木
 家の裏の日陰で、ジンチョウゲの花が開き、よい香りがしています。
日本にある木は、殆どが雄株で、結実はしないそうです。
花弁のように見える部分は、萼が花弁状に変化したもので、花弁ではないということです。
よく見ると、萼の外側は、蕾の時、赤く見えますが、開花すると、内側は白くなっています。
室町時代に原産国の中国から渡来し、庭木として、日本で広く植えられるようになりました