なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ダキバアレチハナガサ(クマツヅラ科・クマツヅラ属)多年草

2012-08-31 14:48:30 | 草花
 愛知川の河原のアレチハナガサは、随分、背が高くなって、花は上の方に少し残っているだけになっていました。
南アメリカ原産の帰化植物とあって、荒地でも逞しく、草丈は1mを超えています。
葉が茎を抱くようについているので、ダキバアレチハナガサのようでした。













イヌタデ(タデ科)一年草

2012-08-30 20:07:45 | 草花
 イヌタデは道端や田んぼに、ごく普通に見られる雑草です。草丈は20cm~50cmで、小さな花を穂状につけ、
花穂は1~5cmぐらいです。草丈や花穂の大きいオオイヌタデと比べ、小型です。
花弁のように見えるのは、ガクで、鮮やかな紅色をしていて、5深裂しています。蕾の時も、花が咲き終わって、中に
果実が出来た状態でも、紅色に見えます。このため、別名アカマンマと呼ばれ、赤飯に見立てて、ままごとに使われて
いました。
托葉は筒形で、外側に荒い毛があり、ふちに長い毛があります。
ヤナギタデに対し、葉に辛味がなく、役に立たないという意味で、「イヌタデ」と呼ばれています。













キツネノマゴ(キツネノマゴ科・キツネノマゴ属)一年草

2012-08-29 13:33:51 | 草花
 愛知川の河川敷の木陰に紫色の小さな(8mmぐらい)可愛い花がぽつぽつと咲いていました。キツネノマゴという
名前の花でした。キツネノマゴがこんなに小さな花だったとは、思ってもいませんでした。
草丈は、10cm~20cmぐらいでした。いわゆる唇形花で、上唇は小さく三角形で、先端が2裂しています。
下唇は丸く、広がって反り、先端で3裂、綺麗な模様があります。
 名前の由来は、花序が、花の咲いた後に伸びて、キツネの尾のように見えるとか、花の形がキツネの顔を思わせる
とか、言われています。













クサネム(マメ科・クサネム属)一年草

2012-08-28 13:13:52 | 草花
 湖岸の砂浜に生えていた、豆のような花はクサネムという名前の草でした。
葉っぱが、ネムノキにそっくりな草という意味です。ネムノキと同様、日没後は、葉を閉じて、就眠します。
最初に見つけたのは、砂浜でしたが、後日、田んぼの中にもいっぱい生えているのに気がつきました。
実はこの草、オニビエと並んで、農家には、困った厄介者だったのです。稲と一緒に刈り込んで、種が米の中に入ってしまうと、取り除くのが、難しく、出荷の際に、米の質が一ランク下がってしまうというのです。













花に比べると、大きな豆果です。



オオフタバムグラ(アカネ科・オオフタバムグラ属)一年草

2012-08-27 13:26:51 | 草花
 湖岸の砂浜に、細い葉の付け根に淡紅色のとても小さな花を2つずつ付けた草を見つけました。
オオフタバムグラという草でした。北アメリカ原産の帰化植物で、海岸や砂浜など、乾燥した所に生育するそうです。
花冠は4裂し、雄しべも4本あります。托葉は針状に伸びていて、目立ちます。
「フタバ」は2枚の葉が対生になっていること、「ムグラ」は群がっていることを示しています。
鳥取砂丘では、本種が爆発的に繁殖し、草原化を引き起こしているため、外来生物法によって、要注意外来生物に指定
されています。