なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

チヂミザサ(イネ科・チヂミザサ属)一年草

2012-09-30 16:08:22 | 草花
 ミズヒキの生えていた近くに、白っぽい花が見えました。あっ、これがブログで見せてもらったチヂミザサなんだなと、
すぐに気がつきました。葉の形が笹に似ていて、やや縮んだようなしわがあることから、名づけられたようです。
茎は枝分かれしながら地表を這い、節ごとに根が出て、茎を固定します。
花茎の上半分位にまばらに短い枝が出て、それぞれの枝に少数ずつ小穂がつきます。小穂からは、3本の長い毛が生えており、その表面は粘ついています。
開花時、雌しべの柱頭の羽毛状の毛が目立ちます。果実は熟すと、小穂の基部で外れやすくなり、その毛で、他物に
はりつく、ひっつき虫となります。













ミズヒキ(タデ科・ミズヒキ属)多年草

2012-09-29 13:07:36 | 草花
 愛知川河川敷の木陰にミズヒキが生えていました。細い花茎をゆらりと伸ばし、小さな花がぽつぽつとついています。
 他のタデ科の花と同じく、花弁に見えるのは、花被片で、深く4裂し、上部の3個は赤く、下部の1個は白くなって
います。花序が紅白の「水引」に似ていることから、この名がつきました。
花が閉じてからも、果実は花被に包まれ、花柱が落ちずに残り、先はかぎ型になります。
ミズヒキはその野趣が愛され、茶花としても親しまれているということです。
花の白いものは、ギンミズヒキと呼ばれます。













イヌコウジュ(シソ科・イヌコウジュ属)

2012-09-28 14:07:23 | 草花
 愛知川の河原を歩きながら、「この辺にあるのでは・・・」と探していたイヌコウジュがやっと見つかりました。
予想していたよりずっと小さな花(3mmぐらい)で、少しの風にもカメラのピントが合わず、苦労しました。
ラストの2枚は不本意ながら、家に持ち帰って撮影したものです。
イヌコウジュとよく似た花にヒメジソというのがあり、区別が難しいそうです。イヌコウジュの方が葉の鋸歯が多く、
ガクの上唇の先がイヌコウジュは鋭くとがり、ヒメジソはとがらないそうです。
2枚目と4枚目の画像から、これはイヌコウジュだと、確認しました。
名前の由来は、花形がナギナタコウジュ(薬草)に似ていて、役に立たないので、イヌコウジュというそうです
















アメリカセンダングサ(キク科・センダングサ属)一年草

2012-09-27 19:30:37 | 草花
 曽根沼の水辺に大きなアメリカセンダングサが生えていました。
子供の頃、勲章だといって、胸につけて遊んだ、あのひっつきむしです。
アメリカセンダングサは、アメリカ原産の帰化植物で、湿地や道端、空き地などに普通に生えています。
花を囲む総苞が葉のようで、四方に開いています。一つの花序にはたくさんの筒状花が集まっています。
筒状花の下に2本の冠毛のある果実があり、冠毛には下向きの刺があります。
葉が樹木のセンダンに似ていることから、この名がつきました。













アレチウリ(ウリ科)つる性一年草

2012-09-26 13:40:38 | 草花
 久しぶりで、宇曽川の水辺に下りました。川べりでは、クズとアレチウリが覇権を争って、鬱蒼と蔓延っています。
アレチウリは北米原産の帰化植物です。昭和の戦後になってから、侵入が確認されました。
日本の侵略外来生物ワースト100に入るほど激しい拡散ぶりを見せています。
ウリ科ですので、まきひげで広がります。雌雄異花です。雌花は直径6mmぐらいで、球状に集合します。
花の後に、白いトゲに覆われた実がなります。