なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

メリケンカヤツリ(カヤツリグサ科・カヤツリグサ属)一年草

2013-06-30 12:57:31 | 草花
 愛知川の河原には、カヤツリグサがたくさん生えていて、夏に向かうにつれ、どんどん大きく茂ってきます。
カヤツリグサの仲間は、種類が多くてわかりにくいのですが、花序の形から、これはメリケンカヤツリだと思いました。
メリケンカヤツリはアメリカ大陸原産で、昭和30年代にやってきたという新しい帰化植物です。
扁平な小穂が球状に集合した形をしています。花のつくりは、よくわかりませんが、この鱗片の間から、柱頭や雄しべが
出てきて、受粉がなされるのでは・・と思います。
 子供の頃、断面が三角形をした茎を両端から、90度ずらして裂いて、四角形の蚊帳を作って遊んだことが、
思い出されます。



















                オマケの画像は、よく熟してきたギシギシの実です。



アカメガシワ(トウダイグサ科・アカメガシワ属)落葉高木

2013-06-29 11:24:31 | 樹木
 クリの花と入れ替わって、樹上に吹き上げたような花を見せているのは、アカメガシワです。
アカメガシワは、雌雄異株で、雄花が大変派手に見えるのに比べて、雌花はやや地味です。受粉を終えると、花の下の
子房が膨らんできて、果実を実らせます。果実はさく果で、熟すと3裂して、黒い種が出てきます。
新芽が赤く美しいので、この名がついています。



 アカメガシワ雄花











 アカメガシワ雌花
























ワルナスビ(ナス科)多年草

2013-06-28 12:47:20 | 草花
 見るからに痛そうな棘をもつワルナスビ・・この辺りでは、今まで、あまり見かけませんでしたが、曽根沼公園の
散策路脇に、数株姿を現していました。
根っこのほんの切れ端からでも再生するという、凄い繁殖力のために、外来生物法により、要注意外来生物に指定されて
いる有害雑草です。ワルナスビとは、・・まあよく名づけたものです。
雌しべの花柱の長さが長短いろいろな花があります。果実は、球形で黄色く熟してトマトに似ていますが、全草有毒です。












ニガナ(キク科)多年草

2013-06-27 13:45:57 | 草花
 もうタンポポやタビラコなども見られなくなった草原に黄色いニガナの小さな花がちらほらと目につきます。
ニガナの根生葉は、へら型ですが、茎葉は茎を抱き、線形になっています。茎の先端が枝分かれし、集散花序に黄色い
頭花をつけます。花は、舌状花5~7個からなっており、それ以上舌状花の多いのは、ハナニガナといいます。
タンポポなどと同じように、雄しべが花粉を出してから、雌しべが伸びてきて、柱頭を二つに開くようです。
茎や葉に苦味のある白い乳液を含むため、この名があるということです。



















                         オマケの画像は、ヒメジョオンの蜜を吸うベニシジミです。

アカツメクサ(マメ科・シャジクソウ属)多年草 別名ムラサキツメクサ

2013-06-26 13:11:01 | 草花
 愛知川の河川敷には、アカツメクサも咲いていました。シロツメクサは、地面に広がって、花柄がつくつく立ち上がって
咲いていますが、アカツメクサは、葉のついた茎が、かなり高く立ち上がって、花をつけます。
この間も、腰あたりまで立ち上がっているアカツメグサを見つけて、びっくりしました。
アカツメクサは、花のすぐ下に葉がついており、葉の中ほどに、特徴的な三日月型の白い模様が入っています。
小さな蝶型花がたくさん集まって、球状の花序を作っています。
江戸時代、オランダからガラス器などを運搬する際、間に詰めるクッション材として、持ち込まれたため、この名がついた
という説があるそうです。白い色のアカツメクサもあります。











                        ツバメシジミが産卵に訪れていました。






                     おまけの画像は、木陰で見つけたウバユリの蕾?です。開花が楽しみです。