なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヒガンバナ(ヒガンバナ科・ヒガンバナ属)   別名 曼珠沙華・リコリス

2013-09-25 13:25:24 | 草花
 ヒガンバナの咲く季節になりました。以前は、田んぼの畦やお墓などにいっぱい見られたのですが、最近では、あまり
見かけることも少なくなりました。今日は、うちの本堂の裏に少し咲いていたものをご覧いただきます。
 ヒガンバナをよく見ると、6個の花が外向きに輪生して、シベを広げているのがわかります。雄しべは6本、雌しべは、
1本です。花弁は6枚で細長く縮れています。
ヒガンバナは、中国原産の史前帰化植物とされています。猛毒成分を含むことは、知られていますが、幾度もさらして、
非常時の食用にしたこともあるそうです。墓地に多いのは、ネズミや獣から埋葬者を守るためで、田の畦や土手に多いのは、ネズミやモグラの穴あけ防止に植えられたということです。




















メマツヨイグサ(アカバナ科・マツヨイグサ属)二年草

2013-09-24 18:59:06 | 草花
 先日の台風18号で、曽根沼や愛知川の草原は、泥をかぶって、ひどい姿になってしまいました。
このメマツヨイグサは、9月9日に柳川の浜で、撮影したものです。
日中は、殆ど開花した様子が見られない花ですが、木陰で一株開いたままの花に会うことが出来ました。
花の大きさが3~4cmぐらいで、萎んだ花が赤くなっていないので、メマツヨイグサではないかと思います。
雄しべは細長い花糸にT字状に葯をつけ、花粉は糸をひいたように繋がって、周囲にまとわりついています。




















ヨモギの花(キク科・ヨモギ属)多年草

2013-09-23 14:09:55 | 草花
 私たちには、馴染みの深いヨモギに、最近では、花が咲いているのが見かけられます。
筒状花ばかり集まった長さ3mmぐらいの頭状花序を無数につけています。この花のつくりは、どうなっているのかしら
・・・と、疑問に思っていましたが、そよかぜさまという方のブログ「そよ風のなかで」で、昨年の記事から詳しく教えて頂くことが出来ました。
 ヨモギの花は、他のキク科の花と同様に、筒状の小花の中から、まず、雄しべが出てきて、たくさんの花粉を出します。
この花粉をだしている小花は、赤褐色をしていて、よく見ると花弁は5裂しています。花粉を出し終えた花は、次に雌しべを伸ばしてきて、花粉を受ける状態になります(雌性期)。雌しべの柱頭は、2裂しています。
中心部の小花は、このように両性花ですが、周辺部の小花は、雄しべの存在しない雌性花で、2裂している柱頭は、中心部の小花より長くなっています。




















ハギ(マメ科・ハギ属)落葉低木

2013-09-22 14:29:43 | 花木
 ハギは、古来、万葉集の時代から日本人に親しまれてきた秋の花です。
約20種程の野生種が知られているそうですが、ミヤギノハギが一般的で、庭木として広く利用されています。
葉は、3枚の小葉からなる複葉で、小葉の形は、ミヤギノハギは、先の尖った長楕円形です。
花は豆のような蝶形花で、赤紫の花を枝いっぱいに咲かせます。
ミヤギノハギの変種で、シロバナハギというのもあります






























ハゼラン(スベリヒユ科・ハゼラン属)多年草

2013-09-21 14:02:10 | 草花
 いつの間にか、裏のプランターから生えてきて、今年もハゼランが咲き始めました。
三時花とも言われるように、まるで時計で計ったように、3時頃になると咲き始めます。夕暮れには萎みますので、
ほんとに短い間の開花なのです。
膨らんだ蕾が次々と爆ぜるように開花する様子を表した名前だとか・・でも、蘭ではありません。
たくさんの花と実の様子が花火にも似ているので、花火草ともいわれるそうです。
どれが蕾で、どれが実なのかしら・・と、観察しましたが、まんまるくてやや大きく、表面に3裂するような筋の入って
いるのが、実のようです。