なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

オランダミミナグサ(ナデシコ科・ミミナグサ属)一年草

2014-04-29 19:57:16 | 草花
 何処にでも見られる雑草のオランダミミナグサです。
日光のよく当たっている場所でないと、パッと開花している小花が少ないようです。
茎も葉も萼も毛むくじゃらで、短い軟毛がいっぱい生えています。白くて長い花弁は、先が浅く2裂しています。
雌しべの柱頭が5裂し、雄しべは10個。よく見るとなかなか美しい花の形です。
この花は、ヨーロッパからの外来種ですが、在来種のミミナグサという花は、花柄がもう少し長くなっているそうです。
あまり見かけられなくなっています。
小さな葉が対生していて、ネズミの耳に似ているので、耳菜(ミミナ)と名づけられたそうです。


























カキドオシ(シソ科)多年草

2014-04-28 13:02:21 | 草花
 今の季節、わたしにはお馴染みになってきたカキドオシです。
対生してついた丸い葉の腋から2個ずつ並んで薄紫の唇形花が開いています。上唇に比べて下唇は大きく、中裂して
特にまん中の裂片が、大きく前に突き出しています。
茎が倒れて地面を這い、節から根を出して広がります。垣根を越えて侵入してきたり、侵出していくことから
名づけられたようです。




















ムラサキケマン(ケマンソウ科・キケマン属)越年草

2014-04-27 13:51:25 | 草花
 薄暗い藪影で、可愛い小鳥たちがささやき合っているかのように、ムラサキケマンはひっそりと咲いていました。
ケマンというのは、仏堂の荘厳具のひとつで、垂れ下がった美しい飾りです。これに花の形が似ているというので名づけられたようです。よく似た花で、黄色い花の咲くキケマンというのもあります。
花期は、4~6月ということですが、ここでは、もう終わりかけの頃でした。
全草有毒で、幼虫の時にこの草を食べるウスバシロチョウもやはり毒性をもつということです。





















ムラサキゴケ(ゴマノハグサ科・サギゴケ属)多年草

2014-04-26 14:22:54 | 草花
 桜の花の散る頃、曽根沼公園のあちこちでムラサキゴケが群生して、咲いているのが見られます。
湿地の条件が生育に適しているようです。ムラサキゴケは、葡萄枝を延ばして新苗を作って繁殖し、
紫色の唇形花を次々と咲かせます。
雨の後で見た時は、5枚目の写真のように上唇をぴったりと閉じていました。虫などが雄しべに触れた時も、
このように上唇を閉じるそうです。







































タニギキョウ(キキョウ科・タニギキョウ属)多年草

2014-04-25 14:24:28 | 草花
 曽根沼公園の山側、水路近くにタニギキョウが咲いていました。
普段は花を閉じていて、日光の射す間だけ花を開きます。タニギキョウは名前の通り、木漏れ日のある湿った川岸や、林の中などに生育します。地表に接した茎から根を伸ばして群生し、一面を覆って群落を形成します。
 葉は、卵円形で、互生し、葉の表面には、柔らかい毛が生え、縁には粗い鋸歯があります。
上部の葉の脇から短い柄を出し、5~8mmぐらいの花を上向きにつけます。花の色は、白く、花冠は5つに深く裂けています。キキョウと同じように初めに雄しべから花粉を出し、後に雌しべの柱頭が3つに避けます。