なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

コバノカモメヅル(ガガイモ科・カモメヅル属)多年草

2014-08-31 13:36:37 | 草花
 曽根沼の岸辺に 見たことの無い1cmほどの濃い紫色の花をつけたつる草が生えていました。
掲示板で、コバノカモメヅルという名前を教えてもらいました。
5枚の花被片は、細く、鋭三角形で、綺麗な星型をしています。葉は対生し、柄のある5~10cm程の広披針形です。
関東、中部、近畿に分布する日本固有種だそうです。カモメ・・の名は、対生する葉の形をカモメに例えたようです。
花後に5~7cmの大きなとんがり帽子のような袋果をぶらさげ、中には、毛束のついた種が入っているということです。

























スベリヒユ(スベリヒユ科・スベリヒユ属)多年草

2014-08-29 12:56:59 | 草花
 畑の雑草、スベリヒユです。葉は厚ぼったく光沢があり、茎も多肉質で、乾燥に強そうです。
昔から食用にされていたそうですが、茹でると粘液が出て、独特の食感だそうです。
花は、枝の先に3~5個つき、直径6~8mmの黄色い5弁花で、順番に開いていきます。
開くのは、日光の当たる午前中だけで、午後に見ると、閉じてしまっています。雄しべは、多数で、雌しべの柱頭は5裂します。
萼片は、2個で、花後大きくなって、果実を包みます。果実は、蓋果で、熟すと、蓋がはずれたように裂けます。
種子には、長い種柄がついています。写真の種には、早速蟻さんが来ていました。わかるかなあ・・?
ラストの写真は、園芸用に改良されたハナスベリヒユ(ポーチュラカ)です。































カラスビシャク(サトイモ科・ハンゲ属)多年草

2014-08-27 14:13:50 | 草花
 庭の松の木の下にカラスビシャクが顔を出しました。
葉は、1・2個根生し、3小葉からなっています。花茎は、20~40cmぐらいで、葉より高く緑色の仏炎苞に包まれた
肉穂花序をつけます。この中に上半分に雄花が、下半分に雌花がついています。
花序の付属体は、長く糸状に伸び、仏炎苞の外に出て、直立しています。
また、小葉の柄の基部にムカゴが出来、簡単に取れて、新しい株となります。栄養繁殖といいます。





























アメリカタカサブロウ(キク科・タカサブロウ属)一年草

2014-08-26 17:19:36 | 草花
 アメリカタカサブロウは、1981年に見つかった帰化植物で、在来種のタカサブロウによく似ているということです。
田の畦や、畑など、湿り気のある所に自生し、草丈は、30~80cm程にもなります。茎の下部は横に広がり、途中から
斜上します。葉は対生して、柄は無く、狭披針形で、縁には、波長の長い明瞭な鋸歯があります。
花は直径5mm~7mmで、花が1cmほどのタカサブロウに比べて、花は小さく、葉も細いです。
タカサブロウの葉には、明瞭な鋸歯が無いことや、タカサブロウの種子には翼があることなどから、見分けられます。
花をよく見ると、キク科の花らしく、筒状花から、雄しべが出てきて、花粉を出しているのがわかります。

























マルバルコウソウ(ヒルガオ科・サツマイモ属)つる性一年草

2014-08-25 13:28:09 | 草花
 愛知川の堤防の内側法面に、ルコウソウが広がって、花を咲かせている所がありました。
マルバルコウソウは、熱帯アメリカ原産で、江戸時代に観賞用として、渡来したそうです。現在では広く野生化しています。
ルコウソウの葉は、細く羽状であるのに対して、マルバルコウソウの葉は、朝顔のようにハート型をしていて、長い柄があります。
また、ルコウソウの花は、花冠が5裂し、星型をしているのに対して、マルバルコウソウの花は、朝顔の小型のような形を
しています。花後には、朝顔のような果実(種)が出来ます。