なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

タニギキョウ(キキョウ科・タニギキョウ属)多年草

2015-04-30 10:58:11 | 草花
 ウワミズザクラを撮っていた時に、ふと足もとを見ると、たくさんのタニギキョウが咲いていました。
1枚目の散り落ちたサクラの花びらと比べると、おわかりかと思いますが、径6㎜ぐらいのとても小さな
花です。カメラのピントを合わせるのに苦労しました。
葉は、丸くて柔らかそうで、びっしりと生えています。小さくてもキキョウの花らしく、花冠が5深裂
して、5個の雄しべがあります。柱頭は、3裂してきます。木陰で、湿気の多い場所に生育しています。
























ニョイスミレ(スミレ科・スミレ属)多年草  別名ツボスミレ

2015-04-29 14:22:42 | 草花
 荒神山の山裾の木陰に、山の水が滲みだしてきている湿地があり、見慣れない白いスミレの花が咲いて
いました。葉は、丸っこい形をしています。
調べてみると、どうやらニョイスミレのようでした。ツボスミレとも呼ばれています。
湿地を好み、晩春に他のスミレの仲間の花期が終わった頃に花をつけます。花は、小さく、径1㎝ほどで、
白色です。ただ、唇弁には、紫色のすじが入ります。距は、2~3㎜と短く、球形に近いです。




















ウワミズザクラ(バラ科・ウワミズザクラ属)落葉高木

2015-04-28 13:40:21 | 草花
 ヤマザクラもほぼ散ってしまった荒神山の山裾の斜面に、今度はあちこちでウワミズザクラの花が
見られるようになりました。
近づいて見ると、枝先に8~15㎝、総状花序の白い花が、ブラシのように密集しています。
花序の下部には、葉が3~5個ついています。一つの花は、直径6㎜ぐらいで、花弁は5個、雄しべは、約30個と多く、花弁より長くつき出しています。雌しべは1個で、真ん中から突き出ています。
昔、この木を亀甲占いに使ったそうですが、詳しいことはわかりません。上に溝を彫ったことが
名前の由来です。



































 

チゴユリ(ユリ科・チゴユリ属)多年草

2015-04-27 13:19:58 | 草花
 チゴユリは、山野の林内に生える草花だそうですが、これは、いただきものの鉢植えです。
先日から花をつけています。茎の先に漏斗状の白い小さな花を1・2輪斜め下向きに咲かせます。
花被片は、6個、長さは、1.2~1.6㎝です。雄しべは、6個、柱頭は深く3裂してきます。
まだ、開く前の様子が、葉のおくるみにくるまれた赤ちゃんのようで、可愛いです。
小さな可愛らしい花の様子を稚児に例えて名付けられたそうです。






























ヤブタビラコ(キク科・ヤブタビラコ属)越年草

2015-04-23 16:12:04 | 草花
 ヤブタビラコは、曽根沼公園で初めて見つけた草花です。名前がわからなかったので、「何の花掲示板」で
教えて貰いました。コオニタビラコと似ていますが、開花の時期が、こちらの方が遅れて咲きます。
花径が6mmぐらいと小さく、舌状花の数は、コオニタビラコより多いです。
葉は、とても柔らかそうで、木陰で弱々しい感じがします。根生葉は、ロゼット状に地表に広がらず
やや立ち上がり、斜開します。花後に出来る実がぷっくりと膨らんで、垂れ下がるのが特徴です。
この花の種子には、冠毛ができません。
種子の様子が観察出来ないかと、探しましたが、見当たりませんでした。