なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ナツズイセン(ヒガンバナ科・ヒガンバナ属)多年草

2015-07-22 08:37:29 | 草花
 10日ほど前、愛知川堤防の道端にヒガンバナによく似た蕾をつけた草が花茎を伸ばしているのを
見つけました。キツネノカミソリなのかなあ・・と思っていました。
 ところが、先日行った時には、台風11号のために数本の花が無惨に全て倒れ込んでいました。
見ると、花の色が淡いピンクでしたので、ナツズイセンとわかりました。
他にどこかに咲いていないかなあ・・と、近くを探しましたが、全く見当たりません。
1012年8月21日のブログに河川敷の木立の中で咲いていたナツズイセンを載せています。ここに咲いて
いたのも、その後絶えて見られなくなっていました。愛知川は、台風などによる増水のために
生育している草花も見られなくなることが、よくあります。















ウバユリ(ユリ科・ウバユリ属)多年草

2015-07-20 14:21:14 | 草花
 一週間程前に蕾を膨らませていたウバユリが、昨日は花を開いていました。
よく見ると、竹藪の中にあちこちとたくさん生えていました。
このような、日当たりの悪い湿地を好んで、生育するようです。
ウバユリの花は、つぶれた筒状で、花被片を漏斗状に少し開くだけで、ぱっと全開することはありません。
花被片の隙間から、雄しべ雌しべが見えましたが、6本の雄しべは、長さがそれぞれ違っているようです。
長い茎の基部には、大きな柄の長いハート型の葉を広げています。花が開く頃にこの葉が見られなくなる
事から、「はがない」にかけて、姥百合となづけられたとか・・。
中に、茎がとても短くて、地表近くで花を咲かせているのもありました。
























                     花の中にいるのは、カタツムリです。





キツネノカミソリ(ヒガンバナ科・ヒガンバナ属)多年草

2015-07-18 15:15:35 | 草花
 今年も、わが家の庭の片隅に、キツネノカミソリの花が咲きました。
昨年のブログを見てみると、ほぼ同じ時期に咲いています。この写真は、7月11日撮影のものです。
今は、もう花は萎れてしまいました。キツネノカミソリは、ヒガンバナとよく似ていますが、咲く時期、
花の形などがやや違っています。葉の繁る頃には、花が咲かず、花茎の伸びて来る頃には、葉が枯れて
しまっている・・というのは、よく似ています。毒草というのも同じです。
昨年10月に土に埋めた種ですが、春には、種から地下に地下茎が伸びて、小さな鱗茎のようなのが
出来ていました。地下茎の途中から、芽の赤ちゃんみたいのが出来ていましたが、地上には、出てきません
でした。来年も葉を見せてくれるかは、わかりません。















ツユクサ(ツユクサ科・ツユクサ属)一年草

2015-07-04 14:13:49 | 草花
 梅雨空のうっとうしさの中にも、ツユクサの青い花は、爽やかさを感じさせてくれます。
二つ折れになった苞の間から青い花が次々と咲きます。花は、一日花です。
2枚の花びらは、青く大きいですが、もう一枚の花びらは、小さくて白く半透明で、下に開いています。
雄しべは6本で、2本は長く、花粉を出していますが、他の4本は、黄色く、花の形のような葯がついていて、
花粉を出さない仮雄しべです。昆虫を誘う役目をしているのでしょうか。
花は萎む時に、雄しべ雌しべが巻き上がって、自家受粉をするということです。
全草を乾燥させたものは、生薬として、いろいろな薬効があるそうです。