なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

クワクサ(クワ科・クワクサ属)一年草

2016-09-29 18:48:26 | 草花
 庭のシオンが刈り取られたあとに、一面にクワクサが生えてきました。
草丈は、高いもので30cmぐらいですが、ほっておけば、まだまだ伸びてきそうです。
茎と葉柄は赤紫色をしています。葉の縁には、波形の鋸歯があり、形がクワの葉に似ていることから、名づけられた
ということです。
葉腋に雄花と雌花の混じった集散花序をつけます。雄花の花被は4裂し、白い雄しべ4個を出します。雌花の花柱は、
花被片の間から出てきて、やや赤い糸状になっています。
カラムシの集散花序に似ていますが、こちらは、雌花序と雄花序が別になっています。雌雄の花が同じ
花序の中に混在しているのが、珍しいな・・と思いました。























ヒガンバナ(ヒガンバナ科・ヒバンバナ属)多年草

2016-09-28 11:03:25 | 草花
 お彼岸を過ぎて、本堂の裏にヒガンバナが咲いてきました。他の雑草は、除草剤で、ほぼ枯れてしまったのに、
ヒガンバナの花茎は、すくすくと伸びてきて花を咲かせています。地下の鱗茎が元気だったのですね・・。
ヒガンバナは、5~7個の花が横向きに開き、全体としては、全ての花が輪生状にならんでいます。
 有毒な鱗茎によって、土に穴を掘る小動物を防ぐため、畦や土手、墓地などに植えられたと言われています。
 ヒガンバナも花粉を出すのかしら・・と、雄しべの先の葯にピントを当ててみました。
花粉はいくらか出しているようでしたが、ユリの花ほど多くはありませんでした。
ヒガンバナは、実を結び、種を作ることが出来ません。































イボクサ(ツユクサ科・イボクサ属)一年草

2016-09-26 13:25:53 | 草花
 この花とは、わたしは初めての出会いでした。
でも、調べてみると、よく見かけられる水田の雑草だということでした。
 茎が地表近くを横に這って広がり、先の方に花がついています。花は、一日花で、午後には、萎むそうです。
花弁は3枚、雄しべ3個(青っぽいもの)、他に3個の仮雄しべ、雌しべは1個です。
写真では、あまり鮮明に撮れていません。
 葉の汁をつけると、イボがとれるといわれて、名付けられたそうです。ホントかなあ・・。
 この草も農家には、嫌われている雑草の一つです。















クサネム(マメ科・クサネム属)一年草

2016-09-25 19:37:56 | 草花
 先日21日にクサネムを撮った時は、それまでお天気の悪い日が続いていて、開いた花を見つけられません
でした。今日は、少し日射しのある時間帯もありましたので、お昼過ぎに出かけました。
やっと、いくつかの開いた花に会うことが出来ました。
 花は、マメ科特有の蝶型花で、旗弁の基部に赤い斑紋があります。葉は、名前のようにネムノキに似ています。
クサネムは、熟した種が脱穀された玄米に混入することもあるとかで、農家の方々にとっては、特に困った雑草と
いえそうです。ここの田んぼでも、たわわにみのった稲穂の中から、枯れたクサネムの茎があちこちで高く伸びて
います。種の熟した莢をいっぱいつけていて、何だか怖いものを見たような気がしました。