なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ミヤコアオイ(ウマノスズクサ科・カンアオイ属)常緑多年草

2017-03-31 15:12:44 | 草花
 栗東自然観察の森の職員さんが、「ミヤコアオイも咲いていますよ。」と、案内して下さいました。
以前に、連れ合いが、カンアオイというのを家に植えて、孵化させたギフチョウの幼虫に食べさせていた
ことがありましたが、ミヤコアオイというのは、初めて見せて貰いました。
 本州の近畿以西、四国や島根県にも、山の林床などに自生するということです。
 花は、濃い赤紫色で、ごく地味な感じでした。地上の落ち葉の間に、顔を覗かせています。
萼裂片3個が開出していて、その後ろに、まるで巾着袋のような感じで、丸い萼筒がついています。
雄しべや雌しべ、子房は、この中にあるということです。花とは思えないような不思議な花でした。




















キクザキイチゲ(キンポウゲ科・イチリンソウ属)多年草

2017-03-27 12:16:29 | 草花
 一昨年、ここ栗東自然観察の森を訪ねた時、初めて出合ったキクザキイチゲ・・その時は日照が
足りなくて、まだすぼんだ状態で、開いていませんでした。でも、何て綺麗な花なんだろうと感動したのを
覚えています。そこで、受付をした職員の方に「キクザキイチゲは咲いていますか?」と一番に尋ね
ました。「咲いていますよ。」と、聞いた時の嬉しかったこと!
でも、実際には5輪ほどしか、咲いているのを見つけられませんでした。
多分時期がやや遅かったためだと思います。
キクザキイチゲは、所謂スプリングエフェメラルの一種で、森に若葉の広がる頃には、地上部は枯れて
無くなり、翌春まで、地下茎で過ごすのだということです。
 花には、花弁が無く、花弁のように見えるのは、全て萼片です。花の中心部に見える淡緑色の部分は
子房です。たくさん集まって、丸くなっています。
 葉は、二回三出複葉で、小葉の切れ込みは深く、水平に開出します。
 職員の方が「ユキワリイチゲも咲いていますよ。」と、案内して下さった所には、ほんの2輪小さな
ユキワリイチゲが咲いていました。





























ユキワリイチゲ




ユキワリイチゲ




セリバオウレン(キンポウゲ科・オウレン属)多年草

2017-03-26 10:52:52 | 草花
 一昨年、ここ栗東自然観察の森へ来た時は、3月30日でしたので、セリバオウレンの花は既に落ちて
いて、見る事が出来ませんでした。今回は、幸いたくさんのセリバオウレンが咲いていました。
 セリバオウレンの花は、外側の、やや大きい、白い花弁のように見えるのが、萼で、5個ありました。
内側のやや小さい白いへら型のが花弁です。花弁は、10個ほどついています。
萼と花弁が重なって華やかに見えます。
 雄しべから花粉の出ているのや、雌しべの花柱が伸びている様子もよくわかりました。
 セリバオウレンには、両性花の他に雄花や雌花があるという事を後で知りました。
雌しべのない雄花は、撮れていましたが、雌花は撮れていません。
葉が、セリの葉のように見えます。名前は、ここからついているのですね。








































バイカオウレン(キンポウゲ科・オウレン属)多年草

2017-03-25 17:06:14 | 草花
 今日はよいお天気で、栗東自然観察の森へ連れて行ってもらいました。
バイカオウレンが見頃を迎えています。名前の通り梅の花のような可憐な花です。
花弁に見えるのは萼片だということ、黄色いさじ型で、蜜を分泌しているのが花弁だそうです。
これは、同じキンポウゲ科のセツブンソウに似ています。
葉も小葉が5枚で手を広げたようについています。

























ツメクサ(ナデシコ科・ツメクサ属)1~越年草

2017-03-23 19:15:41 | 草花
 ほんとは、オオツメクサを探していたのですが、見つからず、手入れの悪い裏の畑に生えていた
ツメクサの写真を撮りました。
 花は、何処かしら・・と、目を凝らしましたが、容易に見つかりません。やっとのことで、ほんとに
小さな3~4mmの花を5個ほど見つけました。花期は4ー7月とありましたので、まだ未成熟なの
かもしれません。
花弁は白いのが5枚でしたが、いずれも萼より短く貧弱な感じです。
雄しべも5個らしいのですが、はっきり見えません。萼に包まれた丸いのが果実で、熟すと先が
5裂して種が出てくるということです。この時は、種も見られませんでした。
 表の敷石の隙間や、コンクリートの割れ目など、狭い所にもツメクサが生えてきていました。