なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヒオウギ(アヤメ科・アヤメ属)多年草

2017-07-28 19:50:09 | 草花
 ヒオウギは、山野の草原や海岸などに自生する多年草です。
この写真のヒオウギは、採取してきた種から畑で育てたものです。
ヒオウギの花被片は、6枚で、橙色をしていて、内側に赤色の斑点があります。雄しべは3本
雌しべは、1本です。一日花で、夜にはしぼみます。しぼんだ後の花被片は、ねじり絞ったように
なっていて、面白いです。花後に果実を太らせてきます。秋に熟して裂けると、真っ黒な種が
出てきます。ぬばたまと呼ばれ、花材としても利用されるということです。
檜扇の名前の由来になった葉は、綺麗に開いてついています。










































ヒメクグ(カヤツリグサ科・カヤツリグサ属)多年草

2017-07-26 19:30:20 | 草花
 「これが、ヒメクグなのかな?」・・河川敷の草原に生えていた小さな球状の花を見つけて、そう
思いました。以前にブログで写真を見せてもらったことはありますが、実物を見るのは初めてでした。
 草丈は、15cm程で、低く、花序は、径7mm程の球形で、たくさんの小穂がついていて、緑色
です。花序には、2~3枚の苞葉が葉のように細長く伸びています。茎は、直立し、断面が三角です。
小穂をよく見ると、雄しべの葯が褐色に変色していました。白っぽい花柱が伸びてきて、柱頭は
2個ずつついています。



































ソクズ(レンプクソウ科・ニワトコ属)多年草

2017-07-24 19:33:15 | 草花
 河川敷の藪縁に白いソクズの花が見えました。
背の高い草で、葉も大型の奇数羽状複葉で対生しています。残念ながら丈の高い草が繁茂して
いて、近寄れそうもありません。望遠レンズで、離れた場所から撮りました。
 クロアゲハが、ふわふわと蜜を求めてやってきました。
ソクズには、所々に黄色い腺体があります。これは、果実では、ありません。
白い小花は、花冠が5裂して、皿のように開いています。5個の雄しべの葯が内側を向いて
ついています。ラストの1枚は、2014年7月に撮影したものです。近寄って撮れたので、
花の様子がよくわかると思い、貼り付けました。


































オニユリ(ユリ科・ユリ属)多年草

2017-07-23 19:04:01 | 草花
 河川敷の竹藪の縁にオニユリが咲いていました。
つる草に巻き付かれ、ムカゴをつけています。ユリの仲間で、ムカゴが出来るのは、オニユリだけと
いうことです。草丈がとても高く、わたしの背丈ぐらいはありました。
花被片をくるっと反らし、ぶら下がるように咲いています。オレンジ色の花で、褐色の斑点が全体に
入っています。このユリの葯から出る花粉は、手につくと、なかなか落ちません。




























ニガクサ(シソ科・ニガクサ属)多年草

2017-07-22 19:56:26 | 草花
 愛知川河川敷の林縁で、一株だけピンクの花をつけた草を見つけました。
シソ科の花かな・・と、思いましたが、その時は、この花が、数年前に、この河川敷のかなり離れた
場所に咲いていたニガクサだったとは、気がつきませんでした。
 家で、写真を見てから、やっと、そうだ、ニガクサだったんだと、気づきました。
ここでは、もう会えないと思っていたニガクサでしたので、会えて嬉しかったです。
 ニガクサは、シソ科の花で、枝先に花穂を出し、ピンク色の小さな唇形花をたくさんつけます。
下唇の中央裂片が、大きく舌のように垂れ下がっています。雄しべ4個と雌しべ1個が上唇の裂けめ
から、外に突き出ています。茎の断面は、四角く、葉は対生しています。