なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

セリ(セリ科・セリ属9多年草

2017-08-09 20:14:00 | 草花
 田んぼの縁には、白いセリの花がたくさん咲いていました。
セリの花は、茎先から複散形花序を出し、小花をたくさんつけます。花弁は、5個ですが、花弁が
まだ開ききっていないうちから、雄しべが伸びてきて、花粉を出します。
雄しべが落ちると雌性期になり、2個の柱頭が長く伸びてきます。
 花には、たくさんのコバエのような小さな虫がついていました。また、そのコバエを食べに
緑色のハナグモが来ていました。
キアゲハの幼虫がいました。そういえば、セリもキアゲハの食草だったのですね。
セリの花の中にも、小さな生き物たちの命の営みがあって、感動しました。



































ミゾカクシ(キキョウ科・ミゾカクシ属)多年草 別名アゼムシロ

2017-08-08 14:54:20 | 草花
 台風5号が無事に去り、雨も止んだので、お昼前に、久しぶりにカメラを持ち出しました。
集落はずれの田んぼの縁へ、雑草を撮りに行ってきました。
 丈の低い草の中に、ピンク色の小さな花が咲いているのを見つけました。わたしには初めて出合う
ミゾカクシだとわかりました。
花冠は、長さ1cm程で、ほぼ同じ大きさに5裂しています。裂片は、横向きに2個、下向きに3個
片寄ってついています。
雄しべは、葯が合着して、花柱を取り囲み、蛇が鎌首をもたげたように見えます。
雄しべが花粉を出してから、雌しべの柱頭が顔を出します。



































アオガヤツリ(カヤツリグサ科・カヤツリグサ属)一年草

2017-08-02 19:38:25 | 草花
 河川敷の草原に生えていたこのカヤツリグサは、何という名前かしら・・と、いろいろ画像を
探していました。
 メリケンカヤツリでもなさそうだし、アオガヤツリかな・・と、思いました。
間違っていたら、教えて下さい。アオガヤツリは、溜め池畔や、河畔など、湿った場所に生える
小型の一年草です。茎の長さは、10~30cmで、細く、基部に少数の葉があります。
花序は、白緑色で、球状、1~5本の花序柄を持ち、小穂は、披針形で扁平、10~30個の花を
2列につけます。