庭木師は見た!~ガーディナー&フォトグラファー~

庭木師が剪定中に見たあれこれ。

庭木師は見た!~ついに脚立事故~

2023-11-24 15:33:01 | 日記

           

                 (ナースコール用のボタン)

 

   「山重水複疑無路、柳暗花明又一村といふ、人間の運命も。

    会社の運命もまことに多岐であり微妙である」

 

     <漢詩の読み方>さんちょうすいふく みちなきかとうたがう りゅうあんかめい 

             またいっそん。

                          (『藤原銀次郎回顧八十年』講談社から)

                   ◇

 ついに庭木剪定中、脚立から転ちて背骨を圧迫骨折、入院してしまいました。脚立事故は庭木仕事に付きもので、ヘルメットを付けず落ちた場合は、ほぼ即死というケースも少なくないようです。

 私が運ばれた病院にも、剪定中に木から落ちたという80歳前後の男性が入院していました。その人は膝を強打して手術、2カ月近く入院しているとのことでした。

                        ◇

 入院経験がない私としては、病室で過ごす日々は興味深いものでした。

 枕元にナースコールのコードがぶら下がっていました。看護婦詰め所(ナースセンター)に用がある時に使います。(写真参照)

 この病院の看護婦さんは皆さん体格が良く、ナースセンターの雰囲気は体育会系の部活風。テキパキと仕事をこなしていました。入院患者は大半が80代、90代の高齢者で、耳が遠い人も少なくなく、事務的に対処しなければならないようです。

 日曜日の昼のこと。ある入院患者がナースコールのボタンを押したようで、ナースセンターから着信メロディーが流れてきました。(ナースコールの呼び出し音は、中学校で習う世界の名曲です。この時は“乙女の祈り“でした)

 若い看護婦は大きな声でこう対応しました。「どうしたあ」と、語尾を上げて、コーチ風に。…ウームです。筆者には、やや冷たい対応に聞こえました。高齢患者と言っても、皆さん繊細な心を保っています。ここは、丁寧かつ柔らかな口調で「はい、どうしましたか?」などと言えないものでしょうかねえ。

 高齢者に対する温かな対応力。-それは看護婦としても、結婚して家庭を持った時も大事ですよね。

 

 

 

 



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