暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

救世主

2024年05月16日 | 古民家
 艶消しの道を進み始めて不安を恐れ・・・
きらびやかな明かりを探しながら・・・現実は横道に外れ・・・
その気も無いのに、気分持たせの愛想笑いは・・・
持って生まれた処世術になり変わり・・・
大人相手の世界で培った・・・偽りだらけの遊びの中で・・・
折れる心はいつしか太り・・・真綿で包んだ姿になる・・・。

デタラメな工夫は大きなウソを運び・・・まやかしだらけの暮らしに華を添え・・・
間違いだと気付く内が華だとごまかしていても・・・
存外、やな感じだと言いもせず・・・笑い話と自慢話が掛け算して・・・
まあいいや・・・で、どうにかなるはずと・・・
大らかな世だと言えなくも・・・いい加減な時代と安堵し・・・
もっと意地悪で・・・切実な困りごとが多すぎて・・・
些細なウソは上手くなる・・・。

騙されるやさしさが愛される秘訣と・・・
騙す賢さが・・・豊かになれる秘訣ならと・・・
綱渡りで歩いた先に叶う夢もあり・・・変わり者に救われるマンネリには・・・
謎を解く・・・傾奇者が現れて、世間を騒がす核になるけれど・・・
変わり者が姿を消した・・・不適切で無い世の中に・・・
救世主の姿は目にも止まらず・・・歴史の端を過ぎて行く。



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笑笑

2024年05月15日 | 古民家
 涙で笑う時がある・・・笑い悲しむ人がいる・・・
愚痴で笑う過去もあれば・・・笑顔で怒る芸がある・・・
どんな時にも笑顔を絶やさない・・・
相反する暮らしは・・・不平な時ほど現れて・・・
身なりを正して、猫かぶりだけでは見えない景色も・・・
悲しみの途中に咲いた花になる・・・。

映画で泣き笑い・・・誤魔化すほどに名画と讃えられ・・・
肩で風切り、正義を奮い・・・
影響受けて、素直が暮らす・・・正直モノの町がいた・・・。

1000年も有り続ける町が、世界にはあれど・・・
1000年残る企業は少なく・・・人は1000年生きる事は無く・・・
個がダメなら繋がり残し・・・想いを預けて決めてしまえば・・・
後悔に後戻り無く・・・預けて任せる乱暴な世に・・・
自然の悪だくみも混ざり合い・・・おもしろい化学反応が生まれでもしようものならば・・・
笑わずにいられない・・・良きにはからえと口にして・・・
落ち込む明日に、笑顔が振り返り・・・
しかめっ面の裏には・・・福の神。



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ビー玉色

2024年05月14日 | 古民家
 染みる風と・・・青い香り・・・
木々のすえた匂いに吸い寄せられ・・・
留まり刻み、数えて重なり・・・老いや記憶のもどかしさに後退りしながら・・・
久方ぶりの田舎に、大した執着の無い頭をフル回転して・・・
ここぞとばかりの真面目さと、卑屈さを隠しながら・・・
かくしゃくとした足取りに我々忘れ・・・
存外低く・・・小さな橋を渡りながら、成長しすぎた跡を想う・・・。

鳥が空を這い廻り・・・クレパスが吸い付くほど握り締めて描いた青の空は・・・
深く雑に突き刺さり・・・麦わら帽子は汗をものともせず網を振り・・・
白い心は雲に急かされ、道を違える準備に出くわしながら・・・
子供でいられる境界線を・・・しのごの言わず走りたたく・・・。

分別と差別で解り合う・・・物分かりは子供の仕草で助けられ・・・
分別する大人のやり方に、分け隔て無いとは言い難く・・・
人種や言葉に文化の違いが・・・苦手と努力で抱き合えば・・・
時間の力で、モノは言うけれど・・・
名前の知らない友達と・・・住めば都の田舎暮らしが与えてくれるのは・・・
垣根が低く・・・怖そうに光る目の奥の・・・
ビー玉色が知っている。


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恩恵

2024年05月13日 | 古民家
 安心して末永く、と望み・・・忘れてしまうのか・・・
この時をこのままで、と言葉を残し・・・薄れてしまうのか・・・
記憶の操作は出来ないはずの・・・都合良い受け答えで取り繕った態度は・・・
若さだけでは無い・・・欠けた意識の取りこぼしと・・・
蘇る心が復活の合図に出会えない・・・暮らしの矛盾に気付けていないだけなのかも・・・。

求める愛が空にあっても・・・見つけた友情が暗い闇の底でも・・・
独りを慰め合う場所を集めるには・・・育つ豊かな暮らしを見つけ・・・
多くを語り合う場所を集めるには・・・豊かな人が住まう暮らしを造り・・・
唐突に湧き出る水と・・・抱えきれない豊かな森や海に・・・
大きな生き方を学ぶけれど・・・粗末に集まる暮らしに、その恩恵は答えてはくれない・・・。

お米を育む幾千もの手仕事に・・・丁度良いは無く、いつも無心に前向きに・・・
伝統技術と、言われはするけれど・・・気にも留めない些細なやり取りと・・・
他愛ない言葉の生き方は・・・それを伝統文化と言わしめて・・・
生きる間に無しえない・・・森の育て方は次の世代へ渡され・・・
顔も声も聴けない孫の姿を想像するかのように・・・
森の神様は答えを横に・・・愚直な姿に道を示している。


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成長の町

2024年05月12日 | 古民家
 洗練されたデザインや、奇抜で数奇をめぐらしたビルや施設・・・
住まいが贅沢品なのは、今も昔も変わりなく・・・
借り暮らしに新鮮さや気軽さを求め渡り歩き・・・
古民家とは言わない民家の町並みと・・・
成長と繁栄を夢見る、勢いのなりふり構わず創り出した町には、・・・
欲望や、愛情も・・・妬みや想いやりがうごめき造りなす・・・
魑魅魍魎の町が、育っていた・・・。





風流な景色にはほど遠い・・・オモチャの町が造られ・・・
日ごと生まれる少数と関わりは・・・多数決のルールに唾を付けた理不尽と・・・
普遍の時間は壁となり・・・
正直者は盲目になる。




正義の味方が躍り出て・・・
仮面に刀の勇ましい出立に、町は潤んで微笑んで・・・
朴訥と眺める町の灯の、見守る眼差しに包まれれば・・・
ユラユラ困らせる、人のおせっかいに助けられ・・・
見逃すはずの無い・・・町の小粋が育ち始める。
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