興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

雨の朝

2024-05-20 | 季節の移ろい

きょうも雨の朝となった。
このところ雨の日が多い。これを走り梅雨というのだろうか。

きょうは二十四節気の一つ、「小満(しょうまん)」だそうだ。

角川の「俳句歳時記 第四版」によると、小満とは「万物しだいに長じて満つるの意」とある。

なるほど、わが家の菜園の野菜たちも今、しだいに「長じ」つつあり、「満つる」日も間近である。(もう満ちているのもある)

雨はうっとうしいが、水は野菜たちの成長にはなくてはならないものなのだ。

上の写真はわが家のアジサイ(アナベル)
咲き切ると花の色は白くなりキレイだが、薄緑色の小さい花も葉もなかなかいい。しっとり雨に濡れているところがアジサイらしい。

 

 

 

     

サボテンの花も今朝咲いた。こちらも薄いピンク色がとてもキレイである。

せっかく咲いたのに、雨の日は蜂も蝶もこないかもしれない。
サボテンの花は一日でしぼんでしまうのに・・。


演技派の名優、グリンピース

2024-05-19 | 美酒・美味探訪

グリンピースの炊き込みご飯。

過去の記事を見ると、毎年5月に、グリンピースご飯をブログに上げている。飽きもせずに。

なぜ飽きもせずに上げているかというと、わたしがグリンピースご飯が大好きで、毎年作ってもらっているからだ。

5月収穫の穫(と)れたてグリンピースは、とくに豆の味が濃い。(家の近くに菜園を借りて作っている)

わが家ではグリンピースご飯の「ご飯」は、出汁昆布を入れて炊き、仕上げにグリンピースとともに、わずかな塩とバターを加えている。

バター風味をまとった濃厚グリンピースの炊き込みご飯。わが家の初夏の味である。

 

 

 

   

こちらは別な日に作ったオムライス。ここでもグリンピースが活躍している。

でも、ここではグリンピースは主役ではない。主役は卵とケチャップのダブル主演。
グリンピースは引立て役にまわっている。

グリンピースは、主役から脇役までこなす演技派の名優だったのだ。


2024初夏、菜園は緑っぽくなってきた

2024-05-09 | 季節の移ろい

5月8日、わが家の菜園の景観。

さまざまな野菜が大きくなって、葉も茂り、菜園全体が緑っぽくなってきた。
菜園らしくなったと言ってもいいかもしれない。

今育っている野菜は以下の通り。

ニンニク、タマネギ、ジャガイモ、グリンピース、キャベツ、ブロッコリー。
ナス、トマト、キュウリ、ピーマン、ニンジン。

そのほか、タケノコイモ、落花生、ミニごぼう、ショウガ、小玉(こだま)スイカ、イチゴなど。

小玉スイカは今年が初めての栽培。収穫が楽しみである。
「お~い」と呼べば、「お~い」と応えてくれるかもしれない。(まさか)

キャベツ、ブロッコリー、レタス、グリンピースなどは、もう収獲し始めている。

 

 

 

   

今年も ‘行灯’ が登場。
小さい苗を、寒さと強風から保護するための覆いだ。

暖かくなって、もうそろそろ外せる時季になった。

 

 

 

   

ちょっと覗いて見る。これはトマトの苗。

 

 

 

   

これはナスの苗。

そのほかの行灯には、ピーマンやトウガラシの苗などが入っている。

 

 

 

   

これはグリンピース。

大きくなってきたが、3月が寒かったせいか、例年より生育が悪い。

 

 

 

   

これはキャベツ。順調に育っている。

わが家では、キャベツは朝の野菜サラダのため、年中欠かせない。

 

 

 

   

これはジャガイモ。

葉がこんもり茂って、花が咲いている。

 

 


   

右の畝がニンニク、左がタマネギ。
どちらも元気。もうすぐ収穫を始められる。

 

 

 

   

これはイチゴ。

イチゴは去年は失敗。今年もあまり大きくなっていない。
でも、もう食べ始めているが、甘くてとても美味しい。

菜園にこれから植える大物はサツマイモ。そろそろである。苗(蔓)で植えるようだ。

 

ところで、いつも書いている通り、菜園はわたしがやっているのではない。
家内が、近所の農家さんの畑の一部をお借りして、やっている。(わたしはたまに手伝うのみ)

このブログ記事で「何かほかに書いてほしいことがないか」と家内に聞くと、以下のようなことを宣うていたので、最後に記しておきたい。

今年から米ぬかを使った「ぼかし肥料」(有機肥料)を施しているので、味や生育の違いを確かめたい。

物価上昇の波は、家庭菜園にもじわじわと押し寄せてきている。肥料、苗からマルチや防虫ネットにいたるまで、驚くほど値上がりしている。
比較的コストの安い鶏糞や米ぬかをとり入れながら、手間はかかっても、できるかぎり有機栽培を心がけていきたい。


終活断捨離宣言

2024-05-07 | My Favorite Things

書斎の机を入れ替えた。「座いす&座卓」を「洋式椅子&机」に。(写真)

机を洋式にするのは十数年来の夢であったが、わたしの日延ばし癖のせいで、ずっと座卓のままだった。

ところが昨今、歳のせいか、座いすから立ち上がるのがしんどくなってきたので、今回思い切って替えることにしたのだ。

新しい椅子に座ってみると、圧倒的に楽である。とくに立つときにスッと立てる。

また腰の部分に後ろからやわらかく「圧」がかかる構造になっているので、常時軽くマッサージを受けているようで気持ちがいい。

たぶん長時間座っても、疲れが少ないだろう。

ただ今回、机、椅子、本棚の大幅入れ替えで、しまい込んでいた書類がドッと、大量に出てきてしまった。
貴重なもの、個人情報の入ったものもあるので、一つ一つ見て捨てていかねばならない。

まあ、タイミングの良い “終活断捨離” の機会なので、「少しずつでも片付けていきたい」と思う。

と、このことを日頃メールで行き来している ‘メル友’ たちに報告すると、
「断捨離は手を止めたらダメ。とにかく勢いで突き進むしかないよ!」
という厳しい親切な返信をくれた友人もいた。

断捨離失敗経験者かもしれない。


清らかで澄みきった酒

2024-04-24 | 美酒・美味探訪

今年もT君が郷里新潟から、お土産に新潟の美酒4本(4合瓶)をかついで来てくれた。
首都圏在住の中学同級生の会である。

酒は「八海山 純米大吟醸」。首都圏ではおそらく容易に手に入らない希少酒だ。

次の日、T君に感謝しつつ、家でさっそく味わってみた。
一言で言うと、清らかで澄みきった酒であった。

飲み手に媚びるようなところは微塵もない。
それでいて、後口(あとくち)には上品な旨み・・。洗練の極みである。

わたしも馬齢を重ねるだけでなく、このような澄みきった境地に達したいものだ、と思う。

T君、ありがとう。


今を謳歌する花々

2024-04-19 | 季節の移ろい

ローズ系の花は、わが家の花壇に咲いたカスミソウ。

これだけいっせいに咲くと、なかなか見事だ。

 

 

   

小さい花を大きくアップ。

今が盛りのカモミールも、ここでは準主役である。

 

 

 

   

花壇のチューリップはそろそろ終わりか。

 

 

   


白いチューリップは、花びらがたくさんある品種だった。
いわば “八重チューリップ” 。

ちょっとめずらしい。

 

 

 

  

ナニワイバラが今年も咲いた。

花々はつぎつぎに咲き、そのときどき、「今」を謳歌する。


2024春、菜園は初夏に向かう

2024-04-14 | 季節の移ろい

4月中旬、わが家の菜園の景観。

この冬は暖冬といわれながらも、3月が思いのほか寒かったせいか、全体に生育が遅れている。

今育っている野菜は以下の通り。
タマネギ、ニンニク、キャベツ、ジャガイモ、タケノコイモ、レタス、ブロッコリー、
ニンジン、シュンギク、インゲン、グリンピース、生姜、イチゴなど。

菜園での今の作業は、これから植えるトマトやキュウリなどの苗のため、鍬やシャベルで畝を耕したり、土をほぐして肥料を混ぜこんだりの畝作り。

わたしが菜園管理者の家内に駆り出されるのは、おもにこの畝作りのためである。

 

 

 

   

これは4月末から菜園に植える苗。苗屋さんからから買ったもの。
自宅のベランダで、菜園デビューを待っている。

 

 

 

   
   

よく見ると、苗のネーミングとキャッチフレーズがおもしろい。
以下に紹介しておこう。

<トマト>
・こいあじ 甘さ、うま味、酸っぱさ、どれもが濃い!
病気に強い ぜいたくトマト 濃厚な甘さ、なめらかな食感
接ぎ木大玉 ホーム桃太郎
・麗夏 病気に強いこだわりの品種

<ミニトマト>
・純あま デザート感覚の甘さ!
・純あまオレンジ 格別な甘さのオレンジミニ!
 (ことしはトマトの種類を増やしている)

<ナス>
・築陽 (これはキャッチフレーズなし。定番の品種か)

<キュウリ>
・シャキット シャキッとした歯ごたえがうまい
・Vロード 抜群のつるもちで高秀品率・多収! (つるもち―生長段階で蔓が周囲にたくましく絡まるという意味か)

<ピーマン>
・京鈴 果形の乱れが少なく秀品率が高い


いずれも夏収穫に向けての野菜である。
名前にしても宣伝文句にしても、苗屋さんの懸命な営業努力が伝わってくるではないか。


このほかに、これからサツマイモ、落花生、小玉スイカなどを植える。

わが家の菜園は今、初夏から夏に向かっている。


花びらの多い桜

2024-04-07 | 季節の移ろい

ミョウオンザワハタザクラ(妙音沢旗桜)は、きのうの時点で満開を少し過ぎ、下部に葉が目立ってきた。

この桜は新座市の妙音沢緑地内に発見された新品種である。一つ一つの花の花弁数(花びらの数)が多いのが特徴。

したがって花にボリューム感があり、加えて色が真っ白で、木全体に花が咲きそろった姿は、なかなか見事である。

満開のピークを過ぎたとはいえ、まだまだ見ごたえがあった。

 

 

 

   

わきの解説板を読むと、普通の桜の花弁数は5枚ほどなのに対し、ミョウオンザワハタザクラは5~10枚という。

普通の桜と同じ花弁のほかに、雄しべが変化した旗のような形をした花弁ができるのだそうだ。
「旗桜」という名前はここから来ている。

上の写真は少しアップして撮ったもの。どれが旗の形かは分からなかったが、花びらの数が多いのは見てとれた。


ヒヨドリは家族

2024-03-29 | 季節の移ろい

わが家の庭の ‘野菜くず捨て場’ にやってきたヒヨドリ。
少し警戒しながら、菜園で穫れたキャベツをついばんでいた。

部屋の中からガラス戸越しにそっと、アップで撮った写真である。

 

 

 


   

このヒヨくん、時折首を上に上げる。

食べたものをのみ込んでいるのか、旨え~と感嘆の声を上げているのか。

春キャベツは柔らかいし、これは無農薬だし、美味しいと思っているにちがいない。

韓国語に、「家族」を表す식구(シク)という言葉がある。
漢字で表すと「食口」。

同じ家に住み、寝食を共にする(同じものを食べる)メンバーであれば、「食口」と言っていいようだ。

これと同じキャベツの中心部は、わが家で食べた。このヒヨドリは家族である。

ヒヨくん、“口減らし” などしないから、安心しな。


ふらり街中カジュアル散歩

2024-03-21 | 散歩、時々旅

新しいウオーキングシューズを買った。

白い帯を靴の下部にぐるりとめぐらせ、白い靴ひもを使ったシンプルなデザイン。

これは「幸せへのまわり道」というアメリカ映画のなかで、主人公を演じたトム・ハンクスがはいていた靴と同じデザインだ。

「あの靴いいなぁ」
と思い、似たものを探して、この三か月ほど、外出のついでに靴チェーン店やデパートなどをあちこち見てまわった。

しかし、思い通りのものを、なかなか見つけることができなかった。

ところが先日、期待せず入ったスーパー兼ホームセンターで、たまたま見つけたのが上の靴である。

ただトム・ハンクスの靴が、たしか濃紺だったのに対し、これはグリーンで期待通りのものではない。
でも、これはこれでいい色だし、まあいいかと思いなおした。

 

 

 

   

これは長くて細いわたしの足。(写っている範囲がせまくて、長いか細いか分からん)

 

 

 

   

着脱時、靴ひもを解いたり結んだりするのが煩わしいので、靴ひもの上部を緩めに結び、小さい靴ベラをポシェットに入れて持ち歩くことにした。

この靴は運動靴風ではなく、カジュアルでありながらすっきりとしたデザインなので、都心部でも歩けそうである。

東京下町散歩、都内路線バスの旅、博物館・美術館巡りに寺社巡り・・街中(まちなか)にはいろいろ楽しいところがありそうだ。

“酒場放浪” なんてのもいいなぁ。(カネのかからんところを頼んます)


*映画「幸せへのまわり道」
  幸せへのまわり道 : フォトギャラリー 画像 - 映画.com (eiga.com)