Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

スキャナーダークリー

2018-01-24 | 外国映画(さ行)
★★★★ 2006年/アメリカ 監督/リチャード・リンクレイター

(Blu-ray)

実写映像にデジタル・ペインティングを施すとは面白い試み。
ドラッグ依存が見る妄想。実写の場合、現実と妄想の間に境目が出そうだが、これなら完全に地続きなものとして表現できる。
目の前でしゃっべっている友人がだんだん昆虫に見えてくるあたりなどこうした手法だからこそできる映像。
透明フィルターの着ぐるみとか実写だったらどう表現するの!?みたいな難しい映像もアニメならお手の物。
この思いつきはすばらしいが、後続が出ていないのはなぜだろう。
手間と予算がかかるからか。後続作品が二番煎じという評価になるからか。
個人的にはベースが役者の演技なので、実写作品的に楽しんだ。
しかし、そういう分け方はもう古臭いのかね。


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