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2度目のロンドン⑤ シェアハウスで暮らす 下

2023-10-01 11:36:26 | Weblog
シェアハウスの台所。写真には写っていないが、手前にテーブルがあり、食事をしたり、いろいろとすることができる。

【シェアハウスの住人たち】
翌朝7時、共同キッチンで家人の作ったスライストマトとベーコンの目玉焼きにパンと牛乳で朝食をとっていると(日本では忙しすぎて家人が私に朝食を作ることは、まずなかった。ありがたい。)はじめて別の部屋の住人と出会いました。

見た感じ40~50代の女性。ふんわりとした麻っぽい浅黄色のワンピースをきています。2週間、ここに滞在されていたとか。彼女は手早くオムレツを作りながら

「系列のシェハウスの中で、ここは格段にいいですよ」

ら話しかけてきました。

「どこがですか?」
 と聞くと
「交通の便が最高だし、設備面もすごくいいです。はじめてのシェアハウスがここなんてラッキーですね。」
と話しだしました。ずいぶん前からイギリス各地を巡っていて、今日、日本に帰るのだそう。シェアハウスの達人のようです。

「あ、そうそう。あなたとほぼ同時に入居してきた若者二人は要注意ですよ。なにかあったら、すぐに担当の方にいうといいです。」
 とのアドバイスをいただきました。

翌日、彼女が言っていた若者二人に会いました。
「おはよっす」と小声で顔をうつむけて、私の挨拶に返してくれました。彼らの部屋は我が家の角を挟んだ隣にあったのですが、ちらっと見たところ、南向きで私の部屋の数倍の広さに2つベッドが見え、あきらかに恵まれた環境にありました。その広さでストレスもたまらないのか、おのおの静かに過ごしていて、よき隣人であり続けました。

 たしかに鼻やら耳やらにメタル色のものをぶら下げ、服も鋲がたくさんささったような、痛そうな黒い皮の服を着こなして、頭も個性的に今時みないようなモヒカン刈り。外で見かけても一目でわかるほどでしたが、中身は挨拶も返してくれる素直な青年たちです。

 たまに、大量の黒髪が彼らの部屋から流れ出てきて
「もしや、事件?」
と思わなくもなかったのですが、聞くとロンドンの憧れの美容学校で学ぶためにやってきたという、見習い美容師さんとのこと。ついでに英語も学びたいと意欲もあるようです。すばらしい。

ほかの住人には、ウインブルドンの期間のときのみ、ロンドンの滞在してウインブルドンに通い詰めている年配の女性、9月から新しい大学に入るための準備で滞在している母子などがいました。
シェアハウスの担当者が朝食後の9時半に現れ、注意事項などの説明を受けました。これで、いよいよロンドン生活がスタートです。
                    (つづく)


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