箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

いまの学校でのリーダーになる生徒

2023年09月15日 06時52分00秒 | 教育・子育てあれこれ
児童生徒は、個々に様々な家庭環境を背景にもち、日々学校へ通ってきます。

その様々な家庭環境とは、親子関係、家族構成、経済状況など、子どもによって困難な家庭もあります。

一般的には、困難な家庭状況を抱える児童生徒の場合、それは学力向上に影響が出ます。

それを踏まえ、学校の教員はどの子にも学力向上を願い取り組むのです。

ただ、困難な家庭状況にあっても、高い学力を維持する子どもも、一方ではいます。

経験的にわたしが思うのは、その子たちに共通しているのが、クラスや集団の中での合意形成が上手な傾向が見られるということです。

ちがい考えや意見があり軋轢が起きても、柔軟に意見をきいてまわり、調整し、やがては「これでいこう」という折り合いをつけることができるのです。

今、学校教育の中で、リーダーの児童生徒というのは強い統率力ではないのです。

もちろん、そういうリーダーもいます。

でも、やわらかい人あたりで、同調圧力に屈せずコミュニケーションを大切に、意見をまとめていく子がリーダーになるのです。


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