『 32カ月連続消費者物価上昇 』
4月の全国消費者物価指数が 32カ月連続で上昇した
と 総務省が発表した
「物価よ上がれ上がれ」政策が 功を奏しているのだろうが
この間 収入が減少している身としては
ぼつぼつ勘弁して欲しい と思う
値上がり分だけ 節約すれば良いわけだが
6月分からの電気料金が 関西電力では46.4%上がるそうだ
とても節約程度では 追いつけそうもなく
今年の夏は エアコンをやめるだけで 追いつくのだろうか
まさか 冷蔵庫も止めなさいとは 言わないでしょうなぁ・・
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沖縄・奄美地方は梅雨入りしましたが、当地などは、例年通りであれば、6月10日前後になりそうです。
この時期、スイスイと飛び交うツバメの姿が大好きです。以前に比べると、ずいぶん数が少なくなったような気がしますが、当地だけのことなのか、全国的な傾向なのか気になります。
ただ、今年は、行く先々でツバメの巣に出会うことが多く、元気な姿を楽しませてもらいました。あれほど、生命力の逞しさを感じさせてくれる光景は少ないように思うのです。
ご存じのようにツバメは夏の渡り鳥の代表格です。中には、越冬する個体もいるそうですが、わが国で子育てするツバメたちの大部分は、台湾やフィリピンなどから、3~4千キロの距離を飛んでくるそうです。海上を飛行することも多いでしょうから、不眠不休の状態も続くそうです。しかし、そこは生命力の不可思議なところで、ツバメは、右脳と左脳を交代で休ませる能力をそなえているようで、半分寝ているような状態で飛び続けるそうです。
そのスピードは、時速50~60キロで飛ぶそうですが、険に遭遇した時など、瞬間的には時速200キロものスピードを出せるそうです。
世界中には多くの渡り鳥が生息していますが、それぞれが生存のために大変な能力を備えています。
飛行距離からいえば、キョクアジサイという鳥は、毎年、北極と南極を往復していて、その移動距離は、直線距離で4万キロにもなります。実際は、なかなか直線距離というわけにはいかないでしょうから、その倍近い距離になるのではないでしょうか。この鳥の寿命は30年ほどあるそうですから、生涯に何百万キロを移動するのでしょうか。
野生の鳥たちには、天敵がおり、病気があり、気候変動もあるでしょうから、なかなか天寿を全うすることは困難で、ツバメの場合でも、本来の寿命は15年ほどあるようですが、最初の1年で60~70%ものツバメたちが命を落すそうで、実体としての平均寿命は、1年半ほどだそうです。
鳥ばかりでなく、蝶にも長距離を移動する種類があります。
その代表格はアサギマダラで、美しい姿もあって熱烈なファンも多いようです。
この蝶は、秋に日本本土から南西諸島や台湾などに飛んで行きますが、数は少ないようですが、反対のコースを取る個体もあるそうです。
この蝶の羽化してから寿命は、4~5か月ですが、その短い期間に、直線距離で1000キロ以上、実質的には2000キロ近くを移動している物もいると確認されています。
美しい姿がフジバカマに集まって、ふわふわと飛んでいるようにしか見えないのですが、秘められた生命力は驚異的と言えます。
渡り鳥であれ旅する蝶であれ、その行く先には大きな試練が待ち受けているのでしょう。
しかし、彼らは毅然として、定められて旅路へと飛び立っていきます。その姿からは、悲壮感も義務感も感じられず、むしろ楽しげに、そして、命の輝きを誇らしげに振りまいているようにさえ見えます。
限られた命であるだけに美しく、懸命に生きている姿なればこそ輝いて見えるのでしょう。
命輝く季節を心して過ごしたいと思います。
『 英国は総選挙へ 』
英国のスナク首相は 下院の総選挙を7月に実施すると発表
与党有利と考えての 決断らしいが
世論調査では かなりの差で野党有利らしい
米国では バイデン現大統領とトランプ前大統領が
微妙な問題を抱えながら 接戦のようだ
一方で ロシアと中国は
楽々と 長期政権を実現した
ところで わが国はどうなるのかな??
☆☆☆
『 六道珍皇寺の鐘 ・ 今昔物語 ( 31 - 19 ) 』
今は昔、
小野篁(オノノタカムラ・平安時代初期の貴族。852 年没。)という人が、愛宕寺(オタギデラ・京都市東山区にある六道珍皇寺のこと。)を造り、その寺で使用するために鋳物師に鐘を鋳させたところ、鋳物師は、「この鐘は、撞く人がいなくても、十二の時ごと(およそ二時間ごとに。)に鳴るように造っています。その為には、土を掘って埋めて、三年間そのままにしておく必要があります。今日から数えて、三年に満ちた日のその翌日に、掘り出さなければなりません。それを、日が足らないうちに、あるいは日を遅らして掘り出したならば、申し上げたように、撞く人がいなくても十二の時ごとに鳴ることはありません。そのような細工をしてあるのです」と言って、鋳物師は帰っていった。
そこで、土を掘ってその鐘を埋めたが、その後、この寺の別当(事務を統括する僧)である法師が、二年を過ぎて三年目になったが、まだ丸三年になっていないのに、待ちきれなくなり、本当に鋳物師が言ったように鳴るのか気掛かりでもあり、あさはかにも掘り出してしまった。
その為、撞く人がいなくても十二の時ごとに鳴ることはなく、ただ普通にある鐘になってしまった。
「鋳物師が言うように、決められたその日に掘り出していれば、撞く人がいなくても十二の時ごとに鳴ったであろうに。そのように鳴ったなら、鐘の音が聞こえる所では時刻もはっきり分かり、すばらしいことであったろう。まことに残念なことをしてくれた別当だ」と、当時の人々は非難した。
されば、慌て者で忍耐力のない人は、必ずこのような失敗をするのだ。愚かで約束を守らないための結果である。
世間の人は、これを聞いて、決して約束を破るようなことをしてはならない、
となむ語り伝えたるとや。
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『 USスチールの買収難航? 』
日本製鉄が提案している
USスチールの買収が 難航しているようだ
USスチールの経営陣は 同意しているようだが
労働組合の反対や 米大統領選挙の争点にさえ
なりつつあるようだ
何といっても USスチールは
米国を代表するような企業の 一つであるだけに
米国であっても 資本の論理だけではないらしく
国民感情を 無視することは出来ないようだ
かつて エンパイアステートビルの買収でも
色々あったようなだけに しばらく難航しそうな感じだ
さて 結果やいかに??
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『 明智光秀という人物が、そのような庶民感情を誘うような人物であったのかどうか、これも謎の一つであろう。 』
天海がもし光秀であったとすれば、亡くなった時は百十六歳となる。但し、光秀の生年も諸説ある。
また、上記した天海光秀説に対しては、それぞれに反論があり、天海が光秀であるという説はほぼ否定されている。
同様の話は光秀に限ったことではなく、スケールの大きなものとしては、源義経がチンギス・ハーンになったというものもある。
この種の多くは、いわゆる「判官贔屓」といわれるように、悲運の人物に寄せる願望のようなものが含まれていることが多い。
明智光秀という人物が、そのような庶民感情を誘うような人物であったのかどうか、これも謎の一つであろう。
( 運命紀行「謎と謎を結ぶ」 より )
『 沖縄・奄美が梅雨入り 』
本日 気象庁は 沖縄・奄美地方が
梅雨入りしたとみられる と発表した
平年より 沖縄で11日遅いそうだ
当地などは この数日は晴れが続き
今日も 多くの地域で 30℃を超えている
梅雨入りは もう少し先になるが
すでに 真夏に近い天候が 度々顔を見せそうだ
長期予報も 今年の夏は暑いと
この数年聞き慣れた 予報が伝えられていた
テレビなどでも 暑さ対策を色々教えてくれているが
腹八分目 行動も八分目で 酷暑に備えたい
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今月18、19日の二日間にわたって行われた、将棋の名人戦第4局は、挑戦者の豊島将之九段が藤井聡太名人に勝利し、一矢を報いました。
両者の全対戦成績は、豊島九段12勝、藤井名人25勝とかなりの差がありますが、毎局熱戦が繰り広げられていて、今回も乱戦模様となりましたが豊島九段が制し、この対戦成績を1勝3敗になりました。
それにしても、毎回思うことですが、例えばこの名人戦では、それぞれの持ち時間(考慮時間)は9時間ずつですが、今回の場合、残り時間が豊島九段9分、藤井名人が6分でしたから、対局時間は2日間にわたって、正味18時間程度に及んでいることになります。
その時間を走り続けているわけではありませんが、最先端のコンピューターを上回るようなレベルの思考がなされているわけですから、驚嘆するばかりです。
「黒白(コクビャク)をつける」という言葉があります。「白黒(シロクロ)をつける」と言う場合もあります。同じ意味でしょうが、黒と白が入れ替わると読みが変るところが何とも味があります。
この言葉の発生元は囲碁だと思いますが、勝負事という物は、スポーツも含めて「白黒」が短期間ではっきりと示されるだけに、それを仕事にするとなれば、なかなか厳しいものです。
白も黒も色の一種だと思うのですが、わが国の古い文献に最初に現れる色は、「白・赤・青・黒」だそうです。もちろん、たまたまこの4色だけが記録されているだけで、もっと多くの色が使われていたかもしれませんし、人々が認識する色の種類は、現代人と変らないか、それ以上に色彩に対して鋭い感覚を有していたかもしれません。
その中で、「白と黒」は対極の存在として使われることが多かったようです。それは単なる「色」としてだけではなく、様々な場合に用いられています。
例えば、前記した「白黒をつける」と言った場合は、広範囲の場面で「決着させる」事を意味します。
白は潔白、純白のドレス、白馬に乗った王子様、といったように、正しい、清潔、明るさ、などを示唆する場合が多いようです。黒は、ダークホースといった希望の星のような存在もありますが、暗黒、腹黒い、ブラック企業、といったマイナスイメージが多いようです。
簡単に言いますと、白色は、すべての光を反射してしまう色で、黒色は、すべての光を吸収してしまう色といえますが、正しくは、そうした純粋の黒という物は存在しないそうです。
私たちの日常にある色や現象は、純粋の白や純粋の黒などという物はまず存在しておらず、白から黒に至る微妙な変化に一喜一憂しているような気もします。
絵の具の白と黒を等分に混ぜ合わせますと「灰色」になります。つまり「グレー」です。絵の具の白と黒の量を変えていくことによって、様々なグレーが誕生します。ほんの少し灰色がかった白、果てしなく黒に近いグレー、等々、その配分によって、あるいはその色の受け取り方によって、人の生き様は大きく変り、取り返しの付かないミスを犯すことがあります。
ゲームやスポーツなどにおいて「白黒をつける」のは結構ですが、日常生活において、あるいは何かを決断するときには、白か黒かにのめり込むことなく、その間には、広大なグレーが存在していることを心に留めておく必要があるように思うのです。
『 ダルビッシュ投手が日米通算200勝 』
米大リーグ・バドレスの ダルビッシュ投手が
圧巻の投球で 日米通算200勝の偉業を達成した
パドレスとは 2028 年までの 長期契約を結んでおり
200勝の偉業も 通過点の一つに過ぎないのだろうが
この数試合の 充実しきった投球を見ると
パドレスが 42歳までの
異例の長期契約を結んだのも 納得できる
伝えられているところによると 戦力面だけに限らず
その人柄など 若い選手への影響も 高く評価されているとか
その点は WBC日本チームでの動向からも 納得できる
偉業と 今後のますますの活躍に
感謝と拍手を送ります!!
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今昔物語 その2 ご案内
『 今昔物語 その2 』には 巻第六から巻第十 までを収めています
巻第八は欠巻となっていますが、 いずれも「震旦」に関する作品です
掲載順は 巻第十から巻第六へと逆になっていますが ご了承下さい