プチ早期退職者の資産運用+αブログ

『改革』が安っぽくなった

 改革という言葉がやたら使われるので、安っぽい言葉になってしまったと感じている。


バブル崩壊と改革

 この30年、会社でも社会でも改革という言葉をさんざん聞いてきた。バブル崩壊で経済が停滞しだしてから、何とかしなければという思いで増えたのだと思う。改善よりもワンランク上のイメージを与える用語として頻繁に使わている。会社の事業計画などにもよく出てきた。改革だけでは足りずに抜本的な改革と言ったりもするが、そもそも改革とは抜本的なものだろう。革新もよく聞くが似たような使われ方をしている。

 しかし、単なる掛け声とか自分たちの都合のいいようにするために使っているだけで、改善にもなってないようなことも多い。政府のやる構造改革や規制改革は、米国(外資系企業)や産業界にとって都合の良いものに変えるために行われていると思えることが多い。この辺りは、堤未果さんの著作やYouTubeの月間アンダーワールドのチャンネルを見てみるとよい。



働き方改革の実態は?

 この何年かは、働き方改革も流行っている。私が会社員だった頃には始まっていたが、一番力が入っていたのは残業抑制(=経費削減)だった。もちろん、無駄な残業や過度な残業が減るという一定の効果はあるが、成果を求められるのは一緒で「効率化の工夫をせよ」と言って責任を押し付けたりする。さらに、残業が減って給料が減った分は、副業を許容するから自分で稼げとかになっている。最近はもっとよくなっているかもしれないが。
 この関係は、以前、働き方改革と副業という記事にもう少し詳しく書いた。


リモートワークも昔からあった

 最近はコロナの関係でリモートワーク(テレワーク)が増え、それも働き方改革だと言っている。しかし、程度の差はあれ、そんなものは昔からやっていた。

 二十数年前、下の子供が生まれた時、妻は実家に帰らなかったので、元々の休みの時期も入っていたが私は3週間ほど会社を休んで子供の世話とかをした。最低限の仕事は、自宅からノートパソコンをリモートでつないでやっていた。まだADSLの常時接続もなかった頃で、今とは比べ物にならない環境ではあったが。当然、今ではかなり改善している。

 また、管理職になっていたので有給休暇中に仕事しても問題なかったし、男性の産休はなかったと思うが、有給休暇も余っていたので問題なかった。そういう関係も現在は改善している。


菅内閣の規制改革に期待?

 先般発足した菅内閣も色々な規制改革を打ち出しているが、実態・実績はどうなるのだろうか。一応は期待したい。



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