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司法書士が書くペット信託ブログ

老犬を迎え入れたシニア夫婦

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

 

高齢者が新たにペットを迎え入れることには慎重になるべきだと思います。

 

ただ、高齢者とペットとの出会いの理想的な事例が【まいどなニュース】で紹介されていましたので、これからペットを飼いたいと考えている高齢者の方の参考にしていただければと思います。

 

人里離れた山中に、13歳になる老犬のチワワが遺棄されていました。

飼主が遺棄した理由は、チワワが複数の持病を抱えていたためである可能性が濃厚です。

 

チワワは心ある人によって救出され、動物保護団体【ピースワンコ・ジャパン】に保護されます。

ピースワンコ・ジャパンは、犬の保護・譲渡活動を通して殺処分ゼロを目指している心ある団体で、広島県に本拠地があります。

 

ちなみに、現在では引退していますが、災害救助犬として活躍した【夢之丞(ゆめのすけ)】は、保健所での殺処分寸前だったところをピースワンコ・ジャパンによって保護された犬です。

 

ところで、シニア世代に突入しているSさんという夫婦がいました。

 

Sさん夫婦は過去に犬を飼っていて、2匹の犬を看取った経験があったそうです。

そのうちの1匹は重篤な持病を抱えていましたが、大切に世話をして、12歳で天寿をまっとうするまで夫婦で面倒を見たそうです。

 

Sさん夫婦は ずっと犬と一緒に生活してきたため、犬がいない生活は考えられなかったそうです。

しかし、子犬から飼うとなると、自分たちの年齢的なリスクもあり、躊躇せざるを得ない状況だったそうです。

 

そんなある日、Sさん夫婦はピースワンコ・ジャパンを訪れ、施設で保護されていた老犬チワワと出会います。

 

ピースワンコ・ジャパンのスタッフは、チワワが抱えている複数の持病をSさん夫婦に説明した上で、「治療を継続していかないといけない状況です」と伝えます。

 

Sさん夫婦はチワワの事情を理解したうえで、「我が家で引き取らせていただけませんか」とスタッフに言い、その場で老犬チワワを引き取ることを即決したそうです。

現在、チワワはSさん夫婦に大切に育てられているとのことです。

 

動物保護団体では、原則的に65歳以上の人にはペットを譲渡しない制限を設けていることが一般的です。

 

しかし、Sさん夫婦のような例があります。

もちろん、Sさん夫婦の犬の飼育歴、犬に対する愛情や、Sさん夫婦と犬の年齢とを考慮したうえで、ピースワンコ・ジャパンは老犬チワワをSさん夫婦に託すことを決めたものと思われます。

 

高齢者がペットショップで子犬を買って、子犬のしつけをするにはエネルギーを要するため、過大な負担が掛かります。

しかし、すでにある程度のしつけができている成犬(老犬)なら、高齢者が飼うことになっても負担は軽減されます。

 

高齢の方で、どうしても新たに犬を飼いたいと望んでいる場合は、Sさん夫婦の事例も参考にしていただければと思います。

 

 

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