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『バベルの塔』展に行ってきました☆

2017-05-20 | 日記
さてさて。
東京都美術館で開催されている、ボイマンス美術館所蔵
ブリューゲル「バベルの塔」展に行ってきました



このバベルの塔。たぶん、一度は見たことがあるのでは?
旧約聖書に出てくるバベルの塔です。

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かつて人々はみんな同じ言葉を喋っていました。
シンアルという地に住み着いた人々は、
レンガとタールで天まで届く塔を建てて町を有名にしようと試みました。
その野心が神の怒りに触れて、
神はそのような企てが出来ないように人々の言葉を混乱させて、
互いの言葉を理解できないようにしてしまいました。
意思の疎通が出来なくなった人々は散り散りになり、
ついに塔は完成しませんでした。
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人々の高慢と神の戒めの物語と同時に、
なぜ世界にたくさんの言語が存在するのかというお話です☆



これを描いたのは、ピーテル・ブリューゲル1世。
詳しい生い立ちなどは分かっていない人物なんですけど、
16世紀の画家で、ネーデルラント絵画の巨匠。
彼の油彩画(真作)は、40点くらいしかないのです。



24年ぶりに来日したこのバベルの塔。
実際に観るのは初めてなので楽しみでした

会場に入ってすぐに広がるのはネーデルラントの彫刻でした。
仏像などは見慣れてるけど、聖者などの彫刻は見慣れないので新鮮!
ヨーロッパの教会などではきっとこういう彫刻があるんですね。
このフロアは作者不詳のキリスト絵画が多く、
しかも会場に入ってすぐなので混雑してます。
さらっと眺める程度にして、次のフロアに行きました。

ここにあったのは、ヒエロニムス・ボスの真作 2 作品。
ボスの作品も世界に約25点ほどしか存在してません。
この人の描く不思議な生き物は、けっこう好きなんです〜。
15世紀に活躍した人物で、
彼にインスパイアされた人たちの作品もたくさん展示されてました。

ブリューゲルが描いた作品も、ボスの影響受けてそうです♪

バベルの塔は最後のフロアにありました。
今まで印刷物ではたくさん観ていたけど、
実際の作品はものすごく塔が立体的に浮き出して見えたのでびっくりです☆

本当に細かい描写で目を奪われます~
最前列は立ち止まって観ることは出来ないようになっていたので、
ちょっと後ろから眺めてました。

バベルの塔をブリューゲルは3点描いたんだそう。
そして現存するのは2点。
1作品目はウィーン美術史美術館にあって、114×155cm という大きい作品で、
大バベルと呼ばれます。
今回来日したボイマンス美術館所蔵のバベルの塔は2作品目で、
60×75cm と、そんなに大きくなかったです。
小バベルと言われるそうな。
こうなると、ウィーン美術史美術館のも観たくなります

でも、小バベルの緻密さは凄いと思う!
がっつり堪能して美術館を出ました。
帰り道に写真 OK コーナーがあって、日本の塔との高さ比べ。

通天閣 108m 、
東京タワー 333m 、
そしてバベルの塔は推定 510m だそうです。
東京スカイツリーは634m なので、バベルの塔より高いんですね!

ショップで、スノードームを買っちゃいました(笑)



帰りはピザをたべてお腹いっぱいですおいしかった☆






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ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
東京都美術館 上野
2017年4月18日~7月2日
http://babel2017.jp/

【巡回】
国立国際美術館 大阪
2017年7月18日~10月15日
http://www.nmao.go.jp/
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